ところが渡辺が聞き込んでいくと驚きの情報が手に入った。また竹中とも行く前に聞き込んでいくと爆破予告した犯人の名前が判明した。彼の名前は照井 亨という人物でもう京都府には出て東京大学に行っているのだと言う。なんでも東京大学に入って物理学者を目指したいとか。だが亀島さんと野村さんが吉岡さんに暴力を振るった事件を聞き出す為に
ちなみに前回も言ったが今、渡辺は野村さんについて聞き出す為にタクシーで宛がないのに旅をしている。やがてJR京都駅につくと野村さんについて聞くため、渡辺は1回、タクシーを降りた。
「じゃあ早速、聞き込んでみましょうか。」渡辺がそう言うとJR京都駅の人達片っ端から聞いた。大西 隼人から野村さんのフルネームを聞いた。野村 拓哉さん43歳、元嵯峨野観光鉄道の社員だったが現在はフリーターをしているらしい。まぁ、当然かもしれない。だって一度、社会で信用を失ったら二度と日の光を浴びる事はないのだから。それでこの野村さんの話を人混みで京都の中で利用客が多いJR京都駅で聞こうというのだ。
まぁ幸いな事にJR京都駅で発見した。それは1話でもみんなが聞いたあの盲目の石原先生である。「これは盲目の御老体、話を聞いて欲しい。実はですね吉岡さん殺されちゃったんんですよ。」渡辺は言った。「汝の名前はなんだ。わしはそんな人知らんが一つだけ心当たりがある。」と石原先生も言う。
しかし、それまでなのだがこの事件は流石に肝が冷えただろう。嵯峨野観光鉄道が爆破されるまで後、タイムリミットは3時間しかないのだ。しかし、焦る必要もない、冷静かつ迅速な行動をすれば良いのだが石原先生は続けてこう言う「君は小学生時代に社会の歴史で北山文化と東山文化を学んだかな?」すると渡辺はこう答える。「北山文化は足利 義満が当時の中国の文化に感銘を受けて、金閣寺を建てた文化を北山文化で。東山文化は足利 義政が芸術家などの文化などに感銘を受けて、銀閣寺を建てた文化ではなかったですか?」
すると石原先生はこう言う「鋭いな。流石だ。では一人という人物を答えよう。私の元生徒で足利 照子という女の子がいたんです。確か今年、17歳でしたな。でもお父さんが大日本帝国兵で自衛隊との紛争で死んでしまって。それ以来、ずっと剣道に明け暮れています。」
「国民が国民を裁く権利はないし、我々、警察は逮捕するだけ、犯人を裁く権利などはない。しかし、その女性が日本刀を持っていたらやばいですな。」するち今度は石原先生が「すみませんあの子の家は皇道派なんですよ。右翼思想の家柄なんです。お願いします。刑事さん彼女を助けてやってください。」
「右翼思想の皇道派?」渡辺はそう言う。
「おや刑事さんご存知ないのでしょうか。そうですかこの国はまぁ、太平洋戦争には負けましたが現在でも皇道派の家があって右翼思想が強めに出ます。なのでその娘とはできる限り、一人で教育をさせてほしいと。私は断れませんでした。日本国憲法では義務教育の義務があります。なので親は当然、子供達を小学校や中学校に参加させる義務があります。」
「しかし、それではその娘は可哀想ではありませんか?他に皇道派の家があるとは限らないのに。」
「私もそう思いました。できればその娘は友達もできなかった。右翼思想の強い家は必ずプロパガンダ教育を行うはずです。しかし、義務教育は日本国憲法にはあっても大日本帝国には存在しない事が可決されたらしいのです。」
「詳しいことは分からないのですか⁉」
「そうですよ。渡辺刑事さん。しかし、あの娘の家の教育は義務教育には当てはまらないと両親達は義務教育を受けなくなったのですよ。だから友達もいない。凄く寂しかったでしょうね。できれば私はもう歳ですが養父として引き取りたかった。でも残念ながら妻が彼女が中学生になった頃に他界してしまったので引き取る事ができなかったのですよ。」
「ならわいが引き取りましょう。幸いな事に奥さんもいるし、まだ我々も20代後半ぐらいです。もうすぐで30歳になるんです。わいが絶対に引き取ってあげましょう。そして時間はかかるかもしれませんが石原先生、貴方が民主主義の良さを教えるんです。」
「私がですが.....................」
「ではその娘のその後はどうなるんですか!! まだ17歳ですよ。20歳ぐらいになれば当然、働き始めます。でも彼女の場合は帝国主義で育っているお嬢様、当然、華族のように暮らしていた事でしょう。しかし、どうせ、みな働き始めるのです。だったら彼女を笑顔にさせて帝国主義から解放していくのが石原先生の今後の目標ですよ。」渡辺は少し強い口調で言いながら説得した。
同じ京都駅では拍手はないがみな、渡辺と同じ意見のようでJR西日本の職員もJR京都駅で来ていたお客さんも一瞬、渡辺の言葉に沈黙し、耳を傾けていた。そしてJR西日本の職員が手を挙げた。「私も渡辺刑事と同じ意見です。すみません私、槙野と申します。速く二人で嵯峨野観光鉄道の方へ戻った方が良いでしょう。」
渡辺刑事と石原先生は二人揃ってタクシーの乗り込み、嵯峨野観光鉄道に戻る事にした。
JR京都駅を後にしながら渡辺刑事は槙野の言っていた事に闘志を燃やしながら。