10月……それは中間テストの季節である
レースで勝とうが負けようが皆平等にやってくる
「ということで今回も皆さんの順位を上げてもらうために先生頑張りました!!」
ドサッっと皆の席に置かれるプリントの山
「テスト対策及び基礎学力をこの機会に向上させてしまいましょう!」
「全部で何枚あるんだよこれ」
「ヌルフフフ200枚くらいでしょうかだいぶ控えましたよ」
「200もやりたくねぇ……」
「まぁ半分くらいは問題の解説なのでそこまで量は多くはありませんよ。さて皆さんはレースで勝ち負けができる力を得れましたが、勉強でもその力を身に付けなければなりません。毎年有名人を排出しているトレセン学園ですが、なれるのはそう多くはありません。1学年でも平均840人、そのうちの2~5%のみが芸能界入りできます。逆に言えば残りは一般人として生活しなければならないのですよ……なりたい職業になるにはそれ相応の学力が必要ですのでね……ヌルフフフ」
テストまで1週間、勿論レース前の生徒も居るのでレースプランも立てながら勉強を進めていく
「バカコンビも次こそは平均70点超えを目指しますよ! スカイプラザ先輩は学年1位を狙いましょう!」
『皆さん私もサポートしますので頑張りましょう!』
中間テストは夏の期末テストよりも皆点数が上がっていた
バカコンビはベストエンジェルが平均68と70を下回ってしまったが、前回のは平均45とかだったのに比べて大きな進歩である
マスターハリアーは平均71と目標を突破し大喜びである
ちなみにだがスカイプラザ先輩は学年2位にまで順位を上げた
「「いえーい!」」
「バカコンビは油断したらすぐに点数が落ちるから気を付けろー」
「「はーい」」
「ちなみに先生はどうだったんですか?」
「余裕ですよヌルフフフ」
「すご! 全教科満点だ」
「スゲー! かっけぇ!」
「皆さんを教えてる手前無様な姿は見せられませんからね」
スプリームさんも返却されたテストの点数を見て驚いていた
「点数はね上がってる」
「35位ですか、次は10位くらいを狙いましょう……ヌルフフフ」
「ちっ! わかってるよ!」
「さて、テストで喜ぶのも良いですが、レースの方も頑張らないといけませんね! 特に1回負けている私とヤクルトガッツ先輩、タカタノソラ先輩は次のレースこそは勝たなくてはなりませんから気合い入れますよ!」
「「おう!」」
「で、最近は私達が勝つものだからVRウマレーターの予約が取れなくなっています。レースの予想等をこれでしていたので大打撃です。ですが、私も無策ではありません! 廃校した学校のグラウンドを借りることができました」
「「「おお!」」」
「ここからそう遠くありませんし、過去には秘密の特訓場としてライスシャワー大先輩が使用していたこともあります。そこにゲートも作ったのでゲート練習を徹底的にして出遅れない、ぶつからない、怖がらないの3つを徹底したいと思います!」
「「「おお!」」」
「それでは今日はテスト勝利を喜び、明日からはレースの勝利を目指して頑張りましょう!!」
「「「はい!!」」」
家庭教師組のテストの返却も行われ、全員が全教科97点数以上、スリームーンは全教科100点満点となった
「ああ! スリームーンに負けた!」
「ふふーん! サンライズには負けないもんね!」
「アンラッキーちゃん凄い」
「スノーアイランドちゃんも伸びたね!」
「このままいけば再来年のトレセン学園の入学も問題ないでしょう! そして皆さんはまだ本格化していないのにデビューできるくらいには足も速くなっています。で、皆さんの適正みたいなのもなんとなくわかってきました。まぁ本格化したら変わることもあるので一概には言えませんが……皆さん何を目標にしますか?」
「私は神の仰せのままに……というのはダメですよね……クラシックで1つ勝ちたいです! 特にダービーを!」
「ではスリームーンさんは三冠を取りましょう」
「え?」
「わ、私はティアラで目立ちたいわ! でもスリームーンやアンラッキー、スノーアイランドには負けたくない!」
「ではサンライズさんは9冠を目指しましょうか」
「ふぇ!?」
「皆とかち合うのは避けたいなうちは……スタミナも無いし……」
「なら復旧されたグローバル・スプリント・チャレンジを優勝をしましょうか」
「へ!?」
「私ダート走りたい!」
「ならばダート3冠を取って世界に羽ばたきましょう」
「皆さんならできるハズです……まぁ最も私が最大の壁となるでしょうがね」
「えー、でも先生この前負けたじゃん」
「うぐ!」
「サンライズ、神でもあの不利は無理です! ……でも勝って欲しかったなぁ」
「うぐうぐ!」
「ああ、ロンメル先生死んじゃった」
「かわいそうに」
「うがぁぁぁ!」
「あ、復活した」
「とにかく皆さんは私よりNo.という渾名を与えます。ヌルフフフ」
「No.……格好いい」
「神の仰せのままに」
まずスリームーンの肩に手を置く
「No.1月……スリームーン」
「はい!」
「No.2日……サンライズ」
「はい」
「No.3幸……アンラッキー」
「は、はい!」
「No.4雪……スノーアイランド」
「はい!」
「私がこれはと思う生徒にはナンバーを与えていこうと思う。ヌルフフフ、特別ですよ」
「「「「はい!!」」」」
4人がどの様な成長をするのかはわからない
が、確実に言えるのは全集中の呼吸を入学の1年と数ヶ月前に覚えたウマ娘が弱いわけがない
更に彼女達には次のステップを教え始めている
全集中の呼吸・常中である
勿論学生連合の皆にも教えているのだが習熟度はこの4人の方が高い
彼女達がもし学生連合に来てくれても他のチームに行っても私の教え子であることは変わり無い
後々No.が付けられたウマ娘は大成すると言われるくらい頑張って欲しいところである
『電脳アイドル律の今日のニュース!』
律のチャンネル登録者数が40万人を突破した
今週発表したオリジナルソング【AI~律~】が3日で700万再生を突破し、一気に知名度をはね上げた
もともと無所属のVTuberでのFPSのゲーム大会と麻雀、将棋大会で三冠を取った当たりから注目度はあがっていたが、じわりじわりと知名度を上げている
この前なんかはポケモンのレート戦で100位に入ったことと、チャンネル登録者90万人の漫画家の先生ともコラボを果たし、歌姫と紹介されていた
で、突発企画としてバーチャルカラオケで何点取れるかという放送にて3曲連続で99.5点以上を取り知名度がはねあがった
で、学生連合で初重賞を制覇したスカイプラザ先輩とのコラボ配信も行われ、ロンメルのお願いという体で事前から決めていた学生連合の宣伝担当をお願いした
『というわけで友人のお願いで学生連合の宣伝担当となりました! これからは学生連合の情報を寄り細かく宣伝していきます!』
{ラーメン屋の店主やろな}
{ロンメルちゃんはレースに勝って}
{現役ウマ娘やチームで配信してるところ多いけど律ちゃん参入で勢力図大きく変わるな}
{となると他のウマ娘とコラボするのかな? }
{核のG1 3人娘とコラボしてくれ! }
『残念ながら現役やチームでのコラボは誘われたらやりますが、こちらからは積極的にはやりません。やるとしたら学生連合の皆さんでしょうか』
{ベストエンジェル選手とマスターハリアー選手とのコラボ希望}
{サクセスちゃんの情報欲しいです}
{次重賞狙える子って誰? }
『次の重賞は11月のミッションタイマーさんのアルゼンチン共和国杯ですね。今回もロンメルさんがあの手この手で作戦を練っていますよ』
{作戦担当もお前か}
{大丈夫? 自分の時間ある? }
{本当に大丈夫なの? }
『とりあえず睡眠時間は毎日1時間になっていますね……削った時間でトレーニング時間を増やした様です』
{過労で死ぬ}
{まずいですよ! }
{律ちゃん止めて}
『大丈夫です。バイタルチェックを毎日していますが疲労の蓄積も無く、健康そのものなので』
{そういう問題じゃな~い! }
{止めても止まらないんじゃ? }
{睡眠の効率が違うんか? }
{ブラック企業のワイ、ロンメルちゃんの話を聞くと会社がホワイトに見える}
{というか何時間トレーニングしてるんや? }
『うーん、9時間は最近はしていますね。ただチームの運営や育成方針の決定、書類作り等もありますからどうしても寝る時間を削ってしまうらしいですよ』
{あかん超人すぎる}
{律ちゃん止めて! 本当に止めて}
{ラーメン屋の店主死んじゃう}
{これで選手生命いや、人生を縮めてない? }
『とりあえずヤバくなれば私が止めに入るので皆さんは安心してください』
{安心できない}
{すぐにドクターストップやろ}
{寮制じゃないんか? }
『ロンメルさん寮には殆ど戻りませんよ。まぁこれ以上は個人情報なので言いません』
{もうガッツリ言ってる気がする}
『はい、では話題を変えましょう、今週のレースについてです』
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とりあえず今日3000文字くらいでもう一話出したいと思います
良ければお気に入りや評価、感想をくれると作者のテンションが上がります
誤字報告も助かってます!ありがとうございます