ロンメルの本気   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

50 / 89
新入生一同

 翌日

 

 部室前には人だかりができていた

 

 合格者の番号とサポート科の合格者の名前が載っていた

 

 今回合格したウマ娘は選手が

 

 コンヒュイル

 

 ペンタゴン

 

 ノーザンインパクト

 

 ナックル

 

 ラインハルト

 

 ジークアイス

 

 の6名

 

 サポート科は

 

 グデーリアン サポート全般

 

 カチューシャ サポート全般

 

 スターリン 事務

 

 ハーバーボッシュ 薬学及び農業

 

 ドゥーチェ 衛生看護

 

 カワサキ 調理栄養学

 

 アグネスフレーム 経営学

 

 の7名となった

 

 1人ずつ紹介していこう

 

 コンヒュイル 高等部 クラシッククラス

 

 韓国から来たウマ娘でロンメル的には即戦力と言わしめた逸材

 

 戦歴は韓国レースでダートを5戦2勝

 

 韓国には芝のレースが無いため体もダートに最適化されている

 

 晩成型と思われまだまだ成長の余力ありと判断したためクラシッククラスで唯一の加入者となった

 

 賞金は一から積み直しな為未勝利戦からやり直しであるが整えれば東京ダービー(ダート三冠の2戦目)に間に合うかもしれないとロンメルは見ている

 

 呼吸を素早く覚えられるかが鍵である

 

 

 ペンタゴン 中等部 ジュニアクラス

 

 芝短距離及びマイルのウマ娘

 

 素質型でじっくり育てる予定

 

 デビューは来年になりそうだが桜花賞なら狙えるかもしれないと思っている

 

 走りにちぐはぐ感があり、そこをまずは直してから

 

 

 ノーザンインパクト 高等部 ジュニアクラス

 

 ナイスインパクトとは親戚らしい(つまりディープインパクトの一族)が高慢ではなくどちらかというと卑屈

 

 親族の中では相当扱いが悪かったのか凄くおべっかをよく使う

 

 それこそ今回同期のメンバーにも先輩方にも中等部だろうと敬語で話す

 

 なんかこの子はロンメルが見ないとどんどん沈んで行きそうなので加入させた

 

 ただロンメル的には才能はあると思っている

 

 選抜レースで見せた追い込みはディープインパクトの走りを彷彿とさせる飛ぶような走りだった(ラインハルトと運悪く同じレースだったため大差つけられた2着だったが)

 

 

 ナックル 中等部 ジュニアクラス

 

 とにかく元気いっぱい

 

 ロンメルが見た限り骨密度が異常に高く、どんなに無茶しても折れない脚を持っている

 

 この中だと才能が飛び抜けている訳では無いがナックルの名前の通り変幻自在の脚質で場面に合わせた脚質で戦えるとのこと

 

 そして入部後の試走で1200メートルから4000メートル、芝ダート問わず走れる器用さは武器であり、しっかり育てれば主力とはいかずともG2、G3の大将になれるとロンメルは踏んでいる

 

 ナックル自身の目標がより多くのレースに出て名前を売りたい、勝ちたいなのでロンメルの思考とも当てはまっており加入となった

 

 

 ラインハルト 中等部 ジュニアクラス

 

 ファッションカラーに習ったとはいえほぼ独学で呼吸を習得し、更に常中まで発展させていた天才

 

 孤児院出身ながら実力だけで特待生の枠を勝ち取り、特待生の最高枠である学費、食費3年間免除を受けている

 

 普通は名門だとか寄付金が多い子とかの中で実力がある子が特待生の枠を取れるのだがラインハルトは2度言うがそれを実力だけで勝ち取っている

 

 芝への適性に特化しているが世界を取ると豪語するだけあって才能もピカ一であり

 

「完全体になった私でも危ういかもしれませんねぇ」

 

 というほどだった

 

 孤児院だったがゆえに前評判が無く、いきなり現れた超新星が学生連合に飛び込んだことに他のチームは阿鼻叫喚となる

 

 

 ジークアイス 中等部 ジュニアクラス

 

 190センチというウマ娘としてはとんでもなく高身長の赤毛の美人

 

 男装がよく似合う麗人であるが、胸もでかく、とても12歳には思えない

 

 ラインハルトとは同室

 

 その恵まれた体格によって産み出されるストライド走法のトップスピードはとても早く、ジュニアG1を狙える器である

 

 芝ダート問わない走りであり、パワーもある

 

 ラインハルトが天才とするならこちらは秀才といった感じ

 

 

 以上6名が選手として加入組である

 

 

 グデーリアン 高等部 サポート全般

 

 前話で話した通りずば抜けた知識量を持つウマ娘

 

 全体をまんべんなく浅く広くなりがちなサポート全般でありながら全体的に深いところまで知識としてある

 

 経験は浅いため注意深く見る必要があるが、サポート科でも頭2つ分くらい抜けている

 

 後のロンメル-マンシュタイン-グデーリアンラインと呼ばれることになる

 

 

 カチューシャ 高等部 サポート全般

 

 コミュニケーションお化け

 

 居るだけで場の雰囲気を良くしてくれる

 

 やる気というか熱意が伝わってきたので採用

 

 

 スターリン 高等部 事務

 

 パソコンのタイピングがめちゃくちゃ早く、事務員として採用

 

 書類の作成や海外遠征の調整などで活躍してもらいたい

 

 カチューシャと同室

 

 

 ハーバーボッシュ 高等部 薬学及び農業

 

 薬学メインのトレセンのサポート科に小さくある農業の専門に入学したウマ娘

 

 ウマ娘と農業は長い歴史のある伝統的な部門なのだが、最近は衰退ぎみ

 

 選手達の将来の選択肢に農業関連もあることを教えるために採用

 

 

 ドゥーチェ 中等部 衛生看護

 

 ロンメルが居ない場所での怪我や事故に対応するために採用

 

 実家が病院とのことで医学知識も豊富なウマ娘である

 

 ロンメルが鍛えれば更に伸びると確信している

 

 

 カワサキ 高等部 調理栄養学

 

 調理専攻の人材が欲しかったところに唯一来てくれたので採用

 

 ロンメルのラーメンを秋のファン大感謝祭で食べてくれて学生連合希望になったのだとか

 

 ロンメルが作れるあらゆる料理を叩き込み、ディープバレットの下で現場を経験させようとコーチ陣で話し合い決まった

 

 

 アグネスフレーム 高等部 経営学

 

 タキオンの一族でスカイプラザの親戚(というよりタキオンの妹のアグネスプロトンの娘)

 

 脚が悪く、走る才能に恵まれなかったため一族を支えるために経営学を学んでいるウマ娘

 

 タキオンは嫌いそうだが、縁故主義者ではあるものの、学力、能力共にグデーリアンに次ぐ物があり採用された

 

 ただ縁故主義だからといってスカイプラザだけを特別視するわけでもなく、必要に応じて主義主張を捨てられる器用さも持つ

 

 みんなから腹黒、守銭奴等と呼ばれている

 

 

 以上7名が新規加入のサポート科の面々である

 

 とりあえず初日は歓迎会を兼ねた高松宮記念と大阪杯制覇のパーティーを行い、改めて自己紹介をしていく

 

「いやしっかし、でかいなジークアイスだっけ」

 

「何センチあるの?」

 

「今190ですね」

 

「でか! 中等部でそれはでかすぎだろ」

 

「そんなに身長あれば歩幅も広くてスピード出るでしょ」

 

「はい、地元だと1600以上だと負け無しでしたが……同じ歳に私よりも速いウマ娘が居たとは……世界は広いですね」

 

「俺の事か? ジーク? お前も鍛えれば俺並みにはなる。俺ではなく更に上を見ろ」

 

「ラインハルト君は目標は世界一何だろ?」

 

「当たり前だ。笑うか?」

 

「いや、ここに居るメンバーは昔なら笑ったかもしれないけれど、今は皆世界と戦えるプレイヤーに成長した。正直才能はスカイプラザやヤクルトガッツを除けば大したこと無い。本物の天才がどこまで成長するかおばさん楽しみだよ」

 

「なーにがおばさんだよカラスマーチ! おばさんはそこで酒飲んでるうちらの元ボスでしょ」

 

「聞こえてるぞコアランタン! 悪かったな21で」

 

「スカイプラザさん、お久しぶりですアグネスフレームです。親族会以来ですね」

 

「正月のね、参ったね……サウジ勝った辺りから皆が手のひら返しして滑稽だったよ」

 

「すみません」

 

「いや別にフレームの事だけを言ってる訳じゃないよ! あ! でも昔は神童と持て囃された人がここまで落ちるのかって前に言ってたの忘れてないからね」

 

「ひ、ひえ! すみませんでした」

 

「冗談冗談」

 

「なんか偉人の名前多くないですか? ロンメルトレーナー、私マンシュタイン、グデーリアンさんにスターリンさん、ラインハルトさんもそうでしょ」

 

「確かに多いですね」

 

「いや、でもキャパ40人くらいの部室が一気に狭くなりましたね」

 

「マンシュタインさんは船橋のトレセンに居たのですよね。やっぱり船橋もサポート科は総合学科しかなかったのですか?」

 

「あ、いや船橋にはサポート科の専門学校があったので皆そっちに流れていました」

 

「となるとマンシュタインさんは元々選手で」

 

「はい、まぁこちらに来て自然と現役引退となりましたが、やること覚えること学ぶことが多くて充実しているので今の方が楽しいですよ」

 

「ばってん、まだ現役で走れそうな体つきとなか?」

 

「いやいやグデーリアンさん、これはサポート科やコーチ陣も全員もやらされる特殊な呼吸トレーニングをすることで引き締まっているだけですよ」

 

「特殊な呼吸?」

 

「詳しくはまた後程」

 

「ロンメル一発芸しまーす!」

 

「待ってました」

 

「なにするのですか」

 

「まずは高速で全裸になります」

 

「「「ぶぅぅぅ!!」」」

 

 皆驚いて飲み物を口から吹き出す

 

「続いて脱皮します」

 

「「「ぶぅぅぅ!!」」」

 

「綿を詰め込んで綺麗に縫い合わせればほら分身の術」

 

「怖いわ! どこまでウマ娘やめるんだよロンメル!!」

 

「叩かなくても良いじゃんスプリーム」

 

「早く服着てください!」

 

 どんちゃん騒ぎは夜まで続いた




ロンメルの受難をついにUAが超えました

ありがとうございます
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。