「これが世界に通用する練習」
チョはコンヒュイル韓国から来たウマ娘です
事前に日本語の勉強はしてきていたので日本語がわからなくて困るということは無く、ロンメルトレーナーは韓国語も話せるらしく言語で困ることはありませんでした
まず学生連合というチームに入って驚いたのが律さんが人工知能だったことです
ここまで人間比べても精巧な人工知能等聞いたことありません
律さんに聞いたこと学生連合の情報を探ろうと世界中からハッキングが絶えないとのこと
日本の個人のネットセキュリティは緩いと聞いたことがありましたが、トレーナー室にあるロンメルトレーナー自作のスパコンを律さんが操り、撃退及び反撃を常にしているらしく、世界トップクラス(実際は国家規模のハッキングでない限り突破は不可能なセキュリティ)なのだとか
でも正攻法で技術を盗むのは全然良いらしいのでサウジから来ている王族のクロロさんや韓国出身の私にも平等に技術を教えてくれます
次に驚いたことは中央トレセンの料理の美味しさです
ロンメルトレーナーが作ってくれる夕食も美味しいのですが、カフェテリアや食堂の料理はどれも美味しく食費も1人1ヵ月5万円負担してくれるのでとても助かっています
(5万円超えると自腹 ロンメルが作る夕食は無料だし、食堂も高くて1200円なので余裕で足りる カフェテリアのケーキ500円を毎日食べても1000円しかオーバーしない)
食費以外にも消耗品(蹄鉄、シューズ、下着類等)の雑費も5万円支給されます
つまり10万が毎月支給されることになります
前までは違ったらしいのですが強豪に昇格してからこの体制なのだとか
こんなに貰っても大丈夫なのか聞いたところ投資やグッズ利益、律さんの楽曲の利益等多角化した収益で学生連合が通用しなくなっても100年以上運用可能だとのこと
気にしなくても大丈夫だと言われました
そして、練習になるととにかく特殊な呼吸……全集中の呼吸を寝ている間も常に行えと言われました
この呼吸を習得するために走り込みや技術指導、プールでの潜水トレーニング、山登り等で肺をとにかく鍛えます
時にペットボトルを渡され息を吹き込んで割れたら合格と言われましたが、ラインハルトさんがいきなり破裂させたのを見てウマ娘じゃない、怪物だと思ったのですが、先輩方は全員破裂……しかも500mlじゃなくて2lの方をさせることができていたので私達も頑張ればできるということを証明されてしまいました
ちなみにロンメルトレーナーは一升瓶を息を吹き込んで粉砕していました(更にウマ娘離れしています)
で、習ってみてわかったのですがこの呼吸教わらなければ普通習得できない技術だとわかりました
とにかく辛いのです
普通に動くのが肺が痛み、拒絶するような感覚や力が抜けていくような感覚……難しいのもありますが適切な指導が無ければ肺を壊すと言われていましたが、それがよくわかります
事実ラインハルトさんにこっそり教えていたファッションカラー先輩はロンメルにこってりお説教されていましたが、一度習得できれば他の人にも教えることができるという証明でもあります
ラインハルトさんは天才ですが、ロンメルトレーナー以外の技術指導で習得できたのは大きな意味があるのです
つまりチョもしっかり習得すれば母国でも広められるのです
そしてこの呼吸は習得に早くて数週間、遅いと1年近くかかるらしいのですが、ロンメルトレーナーだと半分の期間で覚えさせられると言っていました
事実ロンメルトレーナーのやるトレーニングは理論もセットで教えてくれるのでとても分かりやすく、どこを鍛えているがわかるのでそこに意識を持っていくことで更に練習効率が上がります
練習もそうですが勉学についてもロンメルトレーナーは力を入れており、学生連合からはバカを消すと豪語しており、先輩達も選手なのに学力上位が多数居ます
バカコンビと言われているベストエンジェル先輩やマスターハリアー先輩でも学生連合では平均以下かもしれませんが、チョから言わせて貰えば普通に頭が良いと思えます
この2人が留年経験者だと聞いて更に驚きました
そして更に驚くことは領域の存在です
チョの祖国韓国では領域なんて概念どころかそこに入れたウマ娘は近代レースの歴史ではありません
そもそも十数年前までほぼ鎖国の韓国のウマ娘事業はハッキリ言って貧弱すぎます
政権の情勢に左右され過ぎてせっかく重賞認定されたコリアカップが日本勢の出走禁止処置で数年重賞認定取り消しをされたり、そんなふらふらした運営と韓国国民のレースに対する熱意が弱い、極端な学力主義でウマ娘なのにトレセンに行くよりも近くの高校に通う生徒が多く、更にそこから塾に通って有名大学に行くのがウマ娘の中でもトレンドであるため選手の質が一向に上がらずコリアカップが日本の二流ところか三流ウマ娘に蹂躙される事が多々あります
そんなんだからチョの熱意は韓国のチームとそりが合わずこうして日本に来たのですが……来て正解でした
更にロンメルトレーナーによればスカイプラザ選手、ヤクルトガッツ選手は領域の先の神域と呼ばれるゾーンに到達しているとのこと
そりゃ日本に敵うハズが無いと納得します
祖国韓国のレベルは日本に周回遅れされていますが、チョが学ぶことでなんとか祖国のレベルを上げなければ……と思いました
コンヒュイルの熱意は凄まじいく、日本のウマ娘達はコンヒュイルの熱意に当てられ、刺激されて活性化する
「ヌルフフフ、外国からの刺激というのは停滞を打開するのに向いています。競争はより強い強さを産み出す。やる気に満ちることは良いことです」
生徒を伸ばすには明確な目標に全員が集中することにより伸びる
そして外部からの刺激、内部での競争、団結これが強い選手を産み出す
「そしてやる気を失わない様にトレーナーやコーチが支え、仲間が支える。孤立させないのが大切なのです」
「なるほど。勉強になります」
この場にはマンシュタイン、グデーリアンしか居ない
「しかしカチューシャは呼ばなくてよかったのですか?」
「まだその段階ではない。彼女にもいずれコーチとして活躍して貰うけれど基礎からです。グデーリアンさん呼吸が乱れていますよ」
「す、すみません」
「私はねぇウマ娘はウマ娘でしかわからないことがあると思っているのです。ウマ娘の本質は人間の友であると呼ばれてきました。それは合っているでしょう。しかし友であり、人ではない。故に考え方が違うのです。その差が少なければ名トレーナーと呼ばれる人達なのでしょうね」
「深いですね」
「神域なんてスピリチュアルな事を研究しているのでねぇ、歴史を紐解くと色々面白いですよ。まぁ時に人類とウマ娘の間に亀裂が入るとソ連時代のホロドモールが発生したり、コサックの粛清しかり……まぁウマ娘は人間に基本歯向かわないから権力者に左右されがちですがねぇ」
「あまり気分の良いものではありませんね」
「歴史なんてそんなものですよ。そんな歴史の中にヒントが有るから面白い」
ロンメルの講義は続いていく
「有田ゼミの激辛チャレンジ! 今日はあばれんぼう君とゲストのマスターハリアーさんです!」
「どもども!」
【撮影日はドバイターフにてマスターハリアーさんが勝つ前に撮っております】
「マスターハリアーさんでしたっけ! 激辛はどれぐらい」
「そうですね、前に番組でやっていた超激辛モツ鍋とカプサイシンハンバーグは完食してます」
「な、なんですと! 僕でもギブアップしたあれを完食したのですか」
「はい!」
「ではそんなゲストのマスターハリアーさん自己紹介をお願いします」
「はい、うちの名前はマスターハリアーと言います! アイドル発掘という番組とこの前サウジアラビアの重賞を勝利しましたので知ってる人は知っていると思います! 今回はうちの希望が叶い激辛番組に出演させて貰います! 頑張ります!」
「はい、ありがとうございます。一緒に食べるあばれんぼうです! よろしくお願いします!」
『それでは早速激辛にチャレンジして貰いましょう今回の激辛メニューはこちら』
【ブラックデビル天丼】
5種類の激辛スパイスを調合した天ぷら粉に浸けられた6種類の野菜にハバネロのかき揚げ
仕上げにデスソースがかけられたそれは赤を通り越して黒くなっていた
『それでは挑戦して貰いましょう! 制限時間は25分ですどうぞ』
「「いただきます!」」
「ゴホゴホ、喉に直接来る辛さですね……!?」
『マスターハリアーさんまさかの味わっている。口の中で普通に食している!?』
「美味しいですね。辛さが良いあんばいに刺激的で天ぷらの風味を引き立てています」
『早い早い! あばれんぼう君が苦戦するなかマスターハリアーさんは既に半分を食べ終えている……しかし、ここから更に難易度が上がる! ご飯にシミだした激辛エキスとタレが沈殿し更に辛くなるが……かきこんだ! 激辛メニューをかきこんでいます!』
「ご馳走さまでした!」
『なんと10分かからず完食!』
「いやー、ウマ娘の人達は激辛は苦手な方が多いですし、10分を切るお客さんは初めてですね」
「あのー」
「はい」
「おかわりしても良いでしょうか」
「マジっすか」
『なんとおかわりを要求! 胃袋は大丈夫なのか! この衝撃発言にあばれんぼう君驚愕の顔で固まっています』
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『あばれんぼう君20分で完食! マスターハリアーさんは24分でお代わり完食! なんと制限時間以内に2杯もいった!』
「ゲスト最強かもしれん」
「いやー、美味しかったです!」
『汗一つかいていません! とんでもない人物だマスターハリアー! では完食のご褒美に宣伝をどうぞ』
「はい、うち達が所属する学生連合は大きなレースを取れるように頑張っていきます! うち自身も大きなレースを取って皆さんに名前を覚えて貰えるように頑張ります!」
『ありがとうございました』