生徒会選挙1
韓国から戻るとロンメルは生徒会に呼び出しを喰らった
何でも話したい事が有るのだとか
「失礼します」
「よく来てくれた」
生徒会長のイクイノックス先輩にドウデュース先輩、シャフリヤール先輩、タイトルホルダー先輩、エフフォーリア先輩の生徒会長メンバーだけでなく
「あら、ロンメルトレーナーお久しぶりですね」
「うーす、お久しぶり」
「あ、ロンメルだ」
核の世代のメンバーも呼ばれていた
全員が揃ったところでイクイノックス先輩が口を開く
「今回皆に集まってもらったのは生徒会役員の交代についてだ。ドリームクラスも僕達はそろそろ引退しようと思っていてね。となると生徒会役員の引き継ぎが発生する……そこで実績ある核の世代のメンバーには役員選の立候補を、ロンメルトレーナーには他に良さそうな子が居ないか聞きたいのだが」
「私達が生徒会ですか」
「ああ、勿論選挙も行うが基本信任投票になるからな。昔は3人(会長と副会長)のみで回していたらしいが人数の増加でディープインパクト先輩が生徒会長の時にポストを増やしてね……今の5人体制になったわけだ」
「本当はもう少し早く言いたかったのだが皆忙しそうでしたので……」
シャフリヤール先輩が付け足す
「エフエフ……美少女ちゃんでおっぱい大きいと嬉しいな」
「もう正気に戻れ」
タイトルホルダー先輩が取り出したピコピコハンマーでエフフォーリア先輩の頭を軽く叩く
「私達で良いのなら引き受けます」
「私もやるよ!」
「私も!」
「そうかありかとう……ロンメルどうした?」
「いや、学生連合にも適任があるのがいるのだけど、どうしても実績が不足していて……才能、カリスマはピカ一なんだけど」
「誰だい?」
「ラインハルト、あともう1人ならスカイプラザを押そうかな」
「ラインハルト? 聞いたこと無いな」
「スカイプラザさんなら実績もあるし、頭も良いから適任か。ダート路線の象徴でもあるし」
「……とりあえず選挙の候補としては挙げておこう。他に誰か居るかい?」
するとツアーリボンバーが
「ガイアスカーレットさんなんてどうでしょう」
「え! 皇帝様私あいつ苦手」
「リトルはそういえば苦手だったねガイアのこと」
「でも生徒会の役員が世代をバラけた方が良いのなら下のガイアスカーレットさんと上のスカイプラザさんでバランスが取れるわよ」
「あー、確かに」
「ロンメルはどう思う?」
「ええ、ガイアスカーレットさんで有れば問題も無いでしょう。確かにラインハルトは若すぎますし、学生連合から2名も生徒会に入れるとパワーバランスが崩れますものね」
「あー、そういうのも有るのか」
「メルト的にはそう言うの気にしないけどなぁー」
「上位層は気にしなくても下位や中位層は気にするのですよ。ただでさえ割りを食っていますからね」
「実力無い者の僻みじゃん」
「ま、そういう者の意見をちゃんと聞いて学園をより良くしていくのが生徒会の役目だけどね……で、できれば核の3人の誰かが生徒会長をやって欲しいけど」
「皇帝様でしょ」
「皇帝様だよね」
「私?」
「ほら、私達中等部だし、威厳みたいなのは無いし」
「なら、私がやろうかね」
「決まりだね。じゃあ一応選挙を行うけど現生徒会メンバーからの推薦はツアーリボンバーを押すことにするよ。会長が役員の決定権を持つからツアーリボンバーは組閣準備と選挙活動をお願いね」
ここでロンメルが口を開く
「まぁ私はこれ以上仕事を抱え込むことは無理なので新生徒会には頑張ってもらいますよ」
「はいはーい! 頑張ります」
「ロンメルトレーナーも気軽に来てくださいね」
「まぁ困ったら手伝うくらいはしてあげるよ」
この新生徒会選挙がまさかあんな複雑化するとは思わなかった
新入生組のメイクデビューは全員が成功し、芝でラインハルトが2000メートル、ジークアイスとノーザンインパクトが1600、ペンタゴンが1200、ナックルがダート1400で1着を取り一気に勝ち星を5つ増やす
スプリームも2勝戦をなんとか競り勝ちチーム40勝の大台に乗せた(ちなみにコンヒュイルのコリアカップで重賞は30勝)
で、9月中旬に生徒会選挙の候補者募集が始まる
「うち!? キャラじゃないんだけど」
「どん底を経験していますし、下の意見を拾えるかつ頭も良いですし、タキオン製薬というバックもある。適任だと思いますが……それにこれは残念ながら各チームの代理戦争の意味合いもあります。ダートの地位向上及び学生連合の影響力拡大……ここまで強くなると政争も強くないと色々問題なのですよ」
「うひゃーめんどくさそう」
「なーに、スカイプラザ先輩はしっかりサポートしますので任せてください」
「まぁでも例年だと信任投票なんだろ? じゃあ大丈夫かね」
「とりあえず会計のポストを確保しましたのでスカイプラザ先輩よろしくお願いしますね」
「拒否権無しかぁまぁいいや。貸し1ねロンメル」
スカイプラザ先輩を説得した数日後候補者が発表される
それは上層部が全く予想していなかった名前が並ぶ
生徒会長
・ツアーリボンバー
・トリューニヒト
・ラインハルト
「ラインハルトお前さぁ」
「俺は世界を取るウマ娘だぞ、その前に学園を支配下において何が悪い」
「はぁ全く……私は中立でいるから肩入れはできないよ」
「無論そのつもりだ。見ていろロンメル、俺が生徒会長になった暁には特権階級とかした名家の権力を破壊してやる」
「うぉ、ずいぶんと過激だね」
「既に100名程俺の考えに賛同するメンバーを集めている。なに、今回の選挙は勝つのが目的ではない。過半数を割れば決選投票となるからな。そこをトリューニヒトと裏工作してある」
「ちなみにトリューニヒトって誰?」
「サポート科の生徒だ。実績は無いがなかなか使えそうな奴だぞ。ツアーリボンバーの足を引っ張るのには丁度良いと裏で俺と手を組んでいる」
「裏工作までしてるのかよ」
「決まってるだろ。まぁ賞金の5%徴収制度を財源に学食の再度無料化で人気を集める。1勝できるのは全体でも30%だ。これにサポート科の生徒も合わせれば戦えると判断した。サポート科はトリューニヒトに、未勝利の雑魚は私に票が集まる仕組みだ」
「選挙活動のポスターとかはどうするのさ」
「ロンメル知らないのか? 学生連合のサポート科や選手のメンバーの大半は俺に付いてるぞ。スカイプラザ先輩は俺がなろうと指名するから中立に持っていった。これでダートの地位向上を謀る者達の票も俺とツアーリボンバーに割れる」
「うぉ、エグ」
「なに、準備期間は2週間もある。ロンメルは中立で居てくれれば面白いことになるだろうよ」
こうして泥沼の生徒会選挙が幕を開けた
短くてすみません
明日ウマ娘のアップデートでもしかしたら書けないかも