紆余曲折有ったが投票日となり最終弁論となる
全校は入らないので選ばれた約2000名がホールに集まった
他の生徒や先生、トレーナー達もMyチューブで放送されるライブ映像を見る
支持者代表演説が双方行われる
ツアーリボンバーからの支持者代表はメルトダウン
対するラインハルトの支持者代表はジークアイスであった
持ち時間5分の演説は両者互角
そして最終弁論となる
司会は選挙管理委員会委員長のフラべべが中立の立場で勤める
「それでは両名による選挙公約を発表してください。まずはツアーリボンバーさんからお願いします」
「はい……私はウマ娘の更なる人気の獲得により現在のウマ娘ブームと呼ばれている現象の持続を熱望します。ブームによる経済効果は各レースの賞金額のアップやトレセン及び施設の維持改築費に当てたいと思っております」
「ありがとうございます。続いてラインハルトさんお願いします」
「はい! 俺は約束通り学食の無料化、レース賞金の5%の徴収、サポート科の組織化、大学式奨学金制度導入を実行する」
「ありがとうございます。双方討論へと移ります」
「では私から」
「ラインハルトさんどうぞ」
「ツアーリボンバーさんの意見は現状維持。現状維持は衰退と同義だ。我々は前進をしなければならない」
「前進の為に過去にやっていた食費の無償化を?」
「それを言ったら食費の無償化の前は有料だったではないか」
「……不毛ですね」
「ああ、不毛だ。だが、良かった点は元に戻す必要がある。そもそも学食無償化ができたのは生徒数が2000人だった頃の話であり、現在は5000を超える学生が居る。学生が増えた分未勝利のウマ娘も増えることになる。これはよろしくない」
「ええ、それは私も問題だとは思いますが、それは個々人の努力の問題では?」
「確かに努力は必要だが、ここはレースの選手養成所であると同時に学校でもある。学校なのだから生徒の将来という点に着目しなければならない!」
ラインハルトはスクリーンに映像を映す
「まずウマ娘という種族は争いが苦手であるが、戦争というものに必ずウマ娘が関わってきた。それはなぜか! 人に使われてきたからである!」
「今、この平和な時代において、俺達ウマ娘は重機を扱い、持ち前の強靭な肉体を使って迫り来る機械化の流れに乗らなければならない!」
「マンパワーの違いもあるが、人間はウマ娘に頼らなくても良いように蒸気機関を発明し、近代文明を築き続けてきた、ウマ娘は争いが苦手、この弱点は政争が苦手であると言う意味もある!」
「世界史で将軍としてウマ娘の名が残ることはあれど、政治家としてウマ娘が名を残した者は両手で事足りる」
「しかもその半数はレーニン時代のソ連黄金期の政治家達である。企業もそうだ。世界上位100位にウマ娘の社長は居るか? 居ない。1000位に居るか? 居ない。10000位となって初めて数十社となる! ウマ娘は肉体的優位性があるが、それを人間達は仕事が無くなると恐れる……ならどうすべきか団結である!」
「レース賞金の増額なんて後で良い! まず一流大学への進学率を上げる! 日本は少子高齢化で土地余りができているのだから開発すれば良い! ウマ娘の学園なのだからウマ娘第一に考えるべきである! 名家のパワーゲームはここに終わる! ちっぽけな政争ごっこではなく! トレセン内のゲームではなく! 世界に目を向けるべきなのである!」
「俺が生徒会長になればまずは5000人のウマ娘の将来をなんとかしよう! 俺はURAの社会福祉事業によって生活してきた! しかし! それでは足りぬのだ!」
「日本はウマ娘により次なる飛躍をするべきなのだ!!」
その様子を視ていたディープインパクトは静かに笑う
「青二才が」
「私は素敵だと思うけど?」
「ハーツクライか」
「彼女の言っていることは事実よ。あなたの実力主義はトレセンの中だけで完結しているわ。外との関係を更に改善する良い機会じゃない」
「ラインハルトの言う妄言を実行しろと?」
「ええ、英雄から王となったあなたなら出きるんじゃない?」
「……わかったよ。ラインハルトの言う全ての公約を理事長としては認める。URAも私から話はつけよう」
「忙しくなるわね」
「ずいぶんと楽しそうだが?」
「やるべき事がハッキリしているのだから楽しいわよ。となるとステイゴールド一族の力が必要ね」
「あの狂人達は経済感覚だけは凄まじいからな」
「そういう勝負強さがないと経済の波には乗れないのよ」
選挙の結果は89%の支持率でラインハルトが当選
組閣作業に入りこうなる
生徒会長 ラインハルト
生徒会副会長 スカイプラザ
生徒会副会長 トリューニヒト
生徒会会計 ジークアイス
生徒会書記 ガイアスカーレット
生徒会庶務 メルトダウン
生徒会広報 アッザム
以上7名となった
スカイプラザとトリューニヒトは副会長という役職の高さに驚いた
ラインハルトの右腕的存在のジークアイスや支援をしていた学生連合のスターリンやカチューシャが就くと思っていたが
「その方が職務が回るし、スターリンとカチューシャは学生連合の仕事の方が忙しい故に呼ばなかった」
と説明
ガイアスカーレットは初期に手を組んで居たため、メルトダウン、アッザムは敵として選挙を戦ったが能力的に惜しいとかんじたが故の人事となった
「さて、やるべき事は山積みであり、私もレースにでなければならない! トリューニヒト不在時は頼むぞ」
「お任せを」
「新生生徒会始動だ」
一部文章が崩壊していたので改訂