ロンメルの本気   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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スカイプラザ クラシック以上1勝クラスダート1800メートル

「大丈夫、やるべきことはやってきた……強くもなった」

 

「おやおや? 先輩学生連合じゃないっすか?」

 

「なにか?」

 

「いや、トレーナーも居ないチームが一緒のレースだってわかって最下位は無いってわかってホッとしてさ(笑)どうせ芝で全然ダメだったからダート走ってみようってタイプでしょ……遊びなら他所でやってよ……ここは勝ちに来てるウマ娘しか居ないんだからさ」

 

「精神攻撃とは醜いっしょ!」

 

「あ?」

 

「小手先だけの雑魚はどっか行って欲しいなって、精神統一の邪魔だから」

 

「て、てめぇ!」

 

「沸点低すぎ(笑)はー、空気悪いから大人のお姉さんがどっか行くよ! ……学生連合は生まれ変わったんだ。先生のお陰で」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さぁ選手がパドックに入場です』

 

「お前注目誰にした?」

 

「クラシッククラス以上1勝クラスのウマ娘だろ? とりあえずシニア2年以上のは消しだわ」

 

「シニア2年の選手は……こいつとこいつか?」

 

「あと学生連合の選手も消し、掲示板入ったの今年0回だもん」

 

「あー、チームで消しもあるのか」

 

「とりあえず弱小のチームは消して大丈夫だから残るのは7人か」

 

「結構残ったな」

 

「あとはダート未出走も1着はまず無いから消しで良い、で直近の成績を加味すると1番6番7番9番だなフルゲートだし大外はこのコースと距離だと不利だから消して良いよし、俺は1番軸の679の流しでいく」

 

「じゃあ俺はそれに5番を加えたワイドのボックスにしようかな」

 

「ガミらないか?」

 

「安牌って言ってくれよ」

 

『3番 学生連合 スカイプラザ 17番人気』

 

「……いや、スカイプラザ買いだな」

 

「なんでまた?」

 

「迫力が春とは全然違う、こういうのは複勝でいいから買っておくのが吉だ」

 

「春のこの選手俺知らないけどお前がそんなに言うなら買っておくか、ボックスに組み込んで6人15点か……1点1000円でいこうかな?」

 

「賭けるねぇ」

 

「3番が突っ込んでくれば面白いんだけどなぁ」

 

「3が突っ込んだら平均150倍か夢があるねぇ」

 

「ウマ券なんて夢見てなんぼだろ!」

 

「勝ったら寿司行こうぜ」

 

「おう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さぁ始まります中京レース場第7レースダート1800メートル実況は堀田正義、解説はG1ウマ娘の」

 

「テーオーケインズがお送りします」

 

「ケインズさん、よろしくお願いします」

 

「こちらこそよろしくお願いします」

 

 ・

 ・

 ・

 

「さてでは3番のスカイプラザ選手を見ていきましょう」

 

「今回がダート初挑戦ですがしっかりと作り込んで来ましたね、トモ(尻から太ももにかけて)の作りが筋肉でパンパンですね。こういうウマ娘は力強く走るのでダートの適正は高いでしょう。問題はトップスピードが出るかどうかです」

 

「なるほど」

 

「またレースが5ヶ月ぶりというのも気になります。特訓で仕上げてきたという見方もできますがチームが学生連合なのでトレーナーが居ないチームということを考えるとレース間隔が長いのはマイナスでしょう」

 

「なるほどありがとうございます」

 

 ・

 ・

 ・

 

「ケインズさんありがとうございます」

 

「はい」

 

「ではファンファーレです」

 

 ♪ ~♪ ~♪ ~

 

「全員ゲートイン完了……スタートしました!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さてさて、5ヶ月ぶりにレース場に立ったけど緊張は全く無いな

 

 昔はレースの度に萎縮してたな……それが期待されなくなって無くなったけど

 

 突っかかってきた子は5番人気か、タコ部屋に居たってことは弱小チームの癖に頑張ったんかな? 

 

 まぁうちが今回は勝たせてもらいますけどね

 

「よーい」

 

 ガッゴン

 

 よし! 好スタート! ウマレーターでゲート練習散々やったけど実物で練習できてなかったから少し不安だったけど……おいおいちょい待ち1番あんた出遅れちゃった? 

 

 じゃあうちが引っ張るしかないねぇ! ペース上げてくっしょ! 

 

 ・

 ・

 ・

 

 1000メートルは59秒かな? もうちっと速い気もするけど……残り800メートル! 時間だとだいたい48秒……呼吸を全快にしても私なら持つ! 

 

 足元から風が吹く

 

 風の呼吸! 

 

 突風の様に一気にトップスピードまでもってくっしょ! 

 

 ロンメルは600メートルって言ってたけどなんか大逃げっぽくなってるし差をひろげちゃうよー!! 

 

 おりょ? おりょりょりょりょ? 後ろから全く足音しないんですけど……というかやっぱり呼吸全快にすると世界が1人になったみたいに観客の歓声とか全く聞こえないねぇ! 

 

 聞こえるのは心音と呼吸音だけ……ヤバ! めっちゃ気持ちいい

 

 ダートだからもっと足が沈み込むと思ってたけど沈み込む前に蹴り上げるから全然沈まないし……というかやっぱりロンメルが言ったようにダートの方が速く走れてる感じがする

 

 あ、もうゴールだ

 

 誰にも邪魔されないでゴールするってなんて気持ちいいんだろう……ヤバ、逃げに目覚めそう……というか強い逃げウマ娘ってたぶんこんな感覚を毎回味わってるんだろうなぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

「スタートしました! おおっと1番○○○出遅れた! 3番スカイプラザ好スタートでハナを取ります」

 

「良い位置を取りましたね。ペースはスカイプラザが作っていくでしょうね」

 

「4番2番5番と続きますコーナーに入ります」

 

「外枠のウマ娘達が切り込んで来ますね……ダートの良バ場だと若干外枠の方が有利になりやすい傾向がありますが、この中京レース場の作りだと外枠不利も相殺でしょう」

 

「17番6番8番12番11番と続きます……おおっとスカイプラザ逃げる逃げるこれは大逃げか!?」

 

「ペース配分を間違えましたね、芝からダートに入ったウマ娘あるあるです」

 

「3バ身、いや5バ身、6バ身と離していきます」

 

「後ろのウマ娘達はペースメーカー不在となり混乱が生じています、2番の○○○○○が引っ張るようです」

 

「さて1000メートルの通過タイムは58秒ジャスト! 芝のコースではありません! ダートコースのタイムです」

 

「問題はいつ垂れて来るかですね。私の予想だと400メートル辺りで失速と見ました」

 

「ケインズさんの予想は果たして当たるのか3番スカイプラザ直線に入った! 後ろとの差はこんなにあります!」

 

「あ、これは垂れても無理だ」

 

「垂れません垂れません! 加速している!」

 

「なんで1勝クラスにこいつ居るんだ?」

 

「ゴールです! ゴール! タイムは……1分48秒7! 昨年の同じレース場で重バ場だったチャンピオンカップよりも0.3秒速いタイムです!」

 

「後ろと推定20バ身差とはたまげた」

 

「今日のバ場は良バ場です! タイムの出にくい良バ場です! これは強い!」

 

「G1級のウマ娘が出てきましたね、これそのままチャンピオンカップ行けるんじゃない?」

 

「えー、着順が決定しました3番、9番、7番です。繰り返します3番9番7番です」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「勝利ウマ娘インタビューです! スカイプラザ選手17番人気の前評判を覆しての勝利おめでとうございます!」

 

「ありがとうございます」

 

「いやー、強かったですね、大逃げにしたのは何か作戦だったのでしょうか」

 

「いや、ペースが遅いと感じたので上げたのが理由なのですが後ろが牽制しあってうちだけが大きく逃げる形となったのだと思います」

 

「なるほどズバリ勝因はなんでしょうか」

 

「1番の子の出遅れだと思います。うちは事前の作戦だと1番の子が逃げると思っていたのでマークして走る予定だったのですが、それが出遅れたので全て狂ったので少し焦りましたが、結果始めての逃げとなりましたが良いタイムで勝ててホッとしています」

 

「次のレースなどは決まっているのでしょうか」

 

「まだ決まっていませんがダートでこのまま走ると思います! 次のレースではもっと人気を上げられるような走りを見せたいと思いますのでよろしくお願いします!」

 

「スカイプラザ選手でした! 大きな拍手をお願いします」

 

 最高に気持ちいい! 

 

 約2年ぶりの勝利……20バ身以上つけての大勝

 

 ロンメルの特訓は間違いじゃなかった

 

 もしも……もしもあと1つ勝てれば……勝負服学園から貰えるんじゃない! 

 

 勝負服を着るというのはトップウマ娘しか許されない栄光である

 

 誰もがダービーや有馬記念に立てる訳じゃない

 

 けれど運が良ければ、全てが上手く行けば勝負服が支給されるということは十分にあり得る

 

 勝負服はG1でしか着用して走ることは許されておらずこれを貰えるというのはとても光栄な物なのだ

 

 うちが……勝負服を着用してG1を……絶対にロンメル先生の言うことは聞こう……そして賞金800万……ゲット!! 

 

 チームの方針で400万はチームに払うことになるけど半分の400万あれば念願のサラダ定食からおさらばできるしバイトも辞められる! 

 

 焼肉屋のブラックバイトからもおさらば~!! 

 

 よしよしよーし! 

 

「やったぁぁぁ!」

 

 スカイプラザ2勝目

 

 学生連合今季初勝利である

 

 

 

 

 

 

 

 

「店主のウマ娘さん! スカイプラザちゃん強かったね! 勝ったよ」

 

「おお、勝ったか良かった良かった」

 

「横のおみくじにもしかしてスカイプラザちゃんのグッズやプラモデルも入ってるの」

 

「入ってますよ」

 

「ラーメン食ってスカイプラザちゃんのグッズ当てるか」

 

「頑張ってください」

 

 なんか凄いレースしたみたいだ

 

 ラーメン食いに来る人がスカイプラザ先輩が強かったと口を揃えて言うくらい

 

 ちなみにラーメンは13時の段階で260杯も売っているというか席が足りないので更に増設してキャパ限界の50席で捌いている

 

 それでも客足が途絶えることは無い

 

 くじの方もスカイプラザの走りが聞いた話G1級だった為将来重賞勝てると見越してくじ引く人が爆増

 

 Myチューバーの人の1000枚も合わせると既に4000枚売れている

 

「良かったー、グッズ多めに作っておいて」

 

 作ったグッズは1万以上

 

 4トントラックの荷台パンパンである

 

 1人がコンテナから商品を屋台まで出してきて運び、2人で賞品を分けながら渡すサイクルができていた

 

 明日はスカイプラザ先輩もここに加わるので多少楽になるだろうが……

 

「5万くらい小遣いやらないとかわいそうか……へい、ラーメン大盛おまち!」

 

 空中を触手とラーメンの器が飛び交い、その日は650杯売って閉園時間となり終了した

 

 で、職員さんや他の売店のウマ娘達、レースを終えたウマ娘達や他のチームのトレーナーが羨ましそうに見てたので、全員にラーメンを半額で振る舞う

 

「皆今日はお疲れ様! 私なりの気持ちだよ! 明日も頑張ろうね!」

 

 負けたウマ娘は涙を流しながらも美味しそうに

 

 疲れはてた職員さん達には元気が出るように

 

 他の売店のウマ娘達は今日を盛り上げてくれた感謝を

 

 優しい世界が広がっていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「スカイプラザおめでとう!」」」」

 

「ありがとう!」

 

「いやー! めでたい! 俺も参加させてもらって悪いね!」

 

「おっちゃんいくら儲かった」

 

「聞いて驚け……1000万だ!」

 

「「「おお!!」」」

 

「もう嬢ちゃん達の専属運転手で雇ってくれ! 大型2種持ってるから阪神や京都も運ぶからさ」

 

「ちょっと明日大勝負してみませんか」

 

「なに?」

 

「500万いや200万ミッションタイマー先輩の単勝に入れてみませんか、たぶん200万投入しても50倍は固いので」

 

「良いぜロンメルちゃん、雇ってくれるならな」

 

「もう一つ条件が」

 

「なんだい?」

 

 

「折半でハイブリットの【ドリームスーパー】買いませんか幸いこちらも買い支えで5万単勝入れたので900万も儲かりましたのでね」

 

【ドリームスーパー】とはバスの名前であり、三菱ふそう・エアロエースの改造車両で、全室個室という異色の物で1台8000万もする高級車両である

 

 乗員数は11名(運転手入れると12名)のトイレ、パウダールーム付きで、個室なので普通に寝れるのである

 

「超高級車じゃねぇか!」

 

「強豪チームはウマ娘専用車両の新幹線や列車に乗るのでそれくらいじゃないと……」

 

「維持費そっち持ちだよな?」

 

「勿論ですよ」

 

「……明日勝負に勝ったらマジで買うからな! 誓約書と雇用契約書準備しておけよ!」

 

「はいはい」

 

「ろ、ロンメル、調べたんだがこれ本当に買う気か! もっと他に金かける部分はあるだろ」

 

「まず今日の儲けですが賞金の半額の400万、買い支えをしていた900万のウマ券、おみくじが3人のバイト代15万と賞品の作成費やゲームや漫画代を差し引いた純利益が100万のラーメンの純利益が80万くらいだおっちゃんの賞金と今回の900万のウマ券をぶっこめばドリームスーパーはお釣付きで買えるし、折半とはいえおっちゃんの私有車両になる。私らが使わない時は他のウマ娘を運ぶのに使えば十分に利益は出るだろうよ。合宿とかは人数の関係で使えないけどドリームスーパーがあれば長距離移動がだいぶ楽になる私も体が1つしか無いから私が行けない遠征はドリームスーパーを使えば少しでも移動疲れを無くせるからね」

 

「でだ、明日もしミッションタイマー先輩も勝てれば更にチームに500万が入る、遠征もグリーン車が使えるようになるし、更に高価な物が売れる! 自前の屋台を買うことも出きるし、全員がサラダ定食からおさらばし、夜食の私が作る飯もおかわり自由で豪華になる!」

 

「「「「おおお!!」」」」

 

「2勝すればこの後私と中等部2人組以外が全敗しても中堅には入れる! そこそこの部室が貰える!」

 

「「「「おお!!」」」」

 

「ミッションタイマー先輩! 明日は頼みましたよ!!」

 

「任せろ!」

 

「さぁ皆は寝て英気を養え! スカイプラザ先輩は明日たぶん人気者ですからファンをガッツリゲットしてください!」

 

「うい!」

 

「律」

 

『はい!』

 

「配信どうなってる?」

 

『昨日学生連合の話題を言っていたのでもう凄いことになってますよ! スパチャ額も100万超えるかもしれません』

 

「よしよし! ここで律も飛躍しちゃえ!」

 

『はい!』

 

「私は明日は今日以上に売るから仕込みしてくる! 皆早く寝ろよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「にへ、にへへ」

 

 スカイプラザは学生連合の連絡用のチャットで来るお祝いメッセージを見ながらにやついていた

 

 普通の1勝ではない

 

 次に繋がる実力ある1勝だ

 

 最後のスパートかけてからの800メートルは領域に入れていた

 

 もう脳が焼けるほどの快感と、レース後の勝利の余韻は素晴らしかった

 

 ただこの手に入れた賞金も考えて使わなければ一瞬で無くなる

 

 前の1勝した時の金は前のチームや塾、特別トレーナー等に吸い取られて殆ど残らなかったし、今回の金は何とか残したい

 

「どうしよう……」

 

『お困りですか?』

 

「律さん……あのね」

 

 律にスカイプラザは今回のお金について話した

 

『ならば増やすか自分のスキルを身に付けてしましょう!』

 

「増やすか……スキルを?」

 

『はい、株や金、国債なんかでも良いですし、増やしたお金で自分磨きをしていけばお金に困ることはありませんよ! スカイプラザさんは頭が良いのでタキオン製薬の重役になるでも良いかもしれませんよ』

 

「でもあの雰囲気あまり好きじゃないんだよな」

 

『だったらネットアイドルでも目指してみますか? 協力しますよ』

 

「……飛行機のパイロットになりたいな」

 

『良いじゃないですか! プランと予算を計算しますが賞金だけではまだ足りないのでやっぱり株等を覚えましょうか』

 

「というか皆に教えてあげてよ。そうすれば食いっぱぐれることは減るでしょ」

 

『そうですね! では帰ってから初歩の初歩から教えますよ!』

 

「よろしくね、律さん」

 

『はい!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『電脳アイドル律の今日のニュースっといきたいですが、今日は4時間雑談といきましょうか!』

 

 {やった! }

 {スカイプラザ来ちゃぁぁぉ}

 {マジでヤバかった}

 {強すぎワロタ}

 

『凄かったですねスカイプラザのダート戦、中継見てましたけど頑張れーって叫んじゃいました』

 

 {かわいい}

 {かわいい}

 

『じゃあスカイプラザ選手の今日の勝因の解説をしていこうと思います』

 

 {大逃げ痺れた}

 {力強かった、砂の飛び方が他の選手と段違いだったもん}

 {ずっと笑ってたよね}

 

『走るのが気持ち良さそうでしたね。たぶんですが距離を伸ばしても全然いけそうですね』

 

 {JBCクラシックいけるんじゃね? }

 {いや、日程と賞金がが厳しいだろ。ここはみやこステークス辺りで叩いてから}

 {東京大賞典狙えるぞこれ! }

 

『そうですね、ただプランは未定なのでもしかしたら来年が勝負の年になるかもしれませんよ』

 

 {フェブラリーSか川崎記念か}

 {とにかく間に重賞勝っておきたい}

 {シニア2年目か、確かにそこら辺から劣化が始まるウマ娘が多いからな}

 

『そういえばラーメンはどうでしたか? 美味しかったですか?』

 

 {旨かった}

 {店主が超人過ぎてビビった}

 {独裁者ラーメン屋の店主(笑)}

 {見た目と行動のギャップヤバすぎんよ}

 {なんで50席を1人で捌けるんですかね}

 {あのクオリティで大盛1000円は格安だろ}

 {明日いける奴行っとけ学生が作って良い味じゃない}

 {麺の固さや油の多さ、スープの量まで選べるのは神だわ。普通の屋台ラーメンじゃやらんぞ}

 {チェーン展開できる旨さ、替え玉2玉行けたの始めてだわ}

 {店主がファン大感謝祭でも屋台出すって言ってたから関東勢は待てば食えるぞ}

 {今日だけで600杯以上売ったらしい。そんなに売れるか普通}

 {でもあのクオリティはマジでヤバいわ}

 {現地勢良いなぁ}

 {腹減ってきた}

 

『それに横のくじどうですか?』

 

 {あれも神}

 {300円であのクオリティはダメでしょ赤字でしょうに}

 {めっちゃ良いシューズ当たったはウマ娘だけど練習用としては軽くて使いやすくて最高}

 {戦車のプラモデル当たったわ! 今組み立ててるけどスゲー作りがいがあるわこれ}

 {スカイプラザちゃんのフィギュア当たったし、中にサイン入りのスマホカバーも入ってた! }

 {スカイプラザちゃんのグッズはゲームより大当たりだろ。これどこで作ったの? }

 

『ゲームと漫画以外はラーメン屋の店主こと私の友達の全部手作りです。戦車や戦闘機、船等のプラモデルは私が設計して友達が型取りしてました。せっかくですし映像見せましょうか』

 

 {見たい! }

 {凄くみたい}

 

 ・

 ・

 ・

 

『どうでしたか?』

 

 {ラーメン屋の店主ヤバすぎんよ}

 {職人のそれ}

 {この人に邪神像と言われスペシャルウィークさんのプラモデル作り直して欲しいわ}

 {新しいの出てただろ! 邪神像のことは忘れろ}

 {この人が本気でプラモデルやったら何が出きるんだ? 設計できたら型取りからやれるから素材までいじれるんだろ? ガチの戦車でもできるんじゃね? }

 

『ファン大感謝祭に戦車の1/1作ってってお願いしてみました』

 

 {ファァァ}

 {返事は! 返事は! }

 {ラーメン屋の店主の返答はいかに}

 {wktk}

 

『何の戦車が良いだって! アンケート取ります』

 

 {(゚∀゚ 三 ゚∀゚)キター}

 {チハ! チハ! }

 {ディーガーⅡ}

 

『待ってね……じゃあ今から書き込んで3分待つね』

 

 {スターリンの3}

 {4号}

 {ヘッツァー}

 

 ・

 ・

 ・

 

『はい、ここまで、……ティーガーⅡに決まりました! ……友達に返信したらバかじゃないのって言われましたが私は元気です』

 

 {www}

 {律ちゃん泣かないで}

 {マジで作ってくれるの? }

 

『材料費と手間賃クラウドファンディングで当日にオークションだって』

 

 {マジかよ}

 {ファン大感謝まで1ヶ月切ってるのに}

 {いや、あのラーメン屋の店主ならやりかねない}

 {作ったらファン大感謝祭で優勝だろ}

 

『勿論クラウドファンディングに参加した皆さんに1/100ティーガープラモデル組立と塗装終わった奴あげるって……はい、今クラウドファンディングページ作りました』

 

 {おお! クラウドファンディングにラーメン無料券がある}

 {動いたら神}

 {流石に動かんだろ}

 {でも1/100のフィギュアは欲しい}

 {1万コースラーメン屋の店主のフィギュア(笑)}

 {5万コースで律ちゃんの等身大フィギュア!! }

 {これは5万だわ}

 {5万投入したわ}

 {2万の律ちゃんのオリジナルソング集も気になる! 何曲入ってるの? }

 

『20曲入ってますよ』

 

 {最低2万だな、ソシャゲのガチャ回すよりこっちの方が全然良いわ}

 {マジで1/1のティーガーⅡくる? }

 {ヤバいわよ}

 

『じゃあ次の話題ね』

 

 ・

 ・

 ・

 

 




今日だけで1万8000文字・・・テンションがヤバいわよ
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