控え室に戻ったロンメル達4人はロンメル以外はぐったりしていた
「疲れたわ本当に……」
「スカイプラザも強すぎでしょ」
「いやうち結局負けたしなぁ」
「最後黄金に輝いてたけどあれなに?」
「わかんね。でも呼吸が変化したのは確かだね……ロンメル何か知らない?」
「知りませんね」
「なんか俺の血族とか言ってたな……サンデーサイレンスって声が聞こえた気がしたよ」
「……魂についての解析をしないといけないかもしれませんねぇ……カラスマーチ先輩、コアランタン先輩はどうでしたか?」
「魂が震える感覚は有ったけどスカイプラザみたいなのは感じなかったかな」
「というか距離が空きすぎて余波でしかなかったし私達はさ」
「でも引退レースがこれでよかったよ。世界最強決定戦を特等席で視れたからね」
「そうだね……悔いはあるけど納得はいった」
「「ロンメル、ありがとうございました」」
「ヌルフフフ、お疲れ様でした」
スカイプラザは椅子にもたれ掛かりながら話す
「東京大賞典間に合う?」
「次川崎記念固定になりますが、それで良ければ調整しますが」
「コンヒュイルも早く覚醒させたいし頑張りますか」
「スカイプラザ先輩は新たに覚えた黄金の呼吸の解析をしないといけませんね」
「……波紋」
「?」
「この呼吸の名前だよ。波紋の呼吸……そう言ってたから……サンデーサイレンスが」
「そうですか波紋の呼吸ですか……ヌルフフフいやぁ世界は不思議に満ちていますねぇ! 楽しすぎる! これだから強者を作るのを辞められない!」
その後ロンメルの提案でレースに出ていた全員でのウイニングライブが開催された
ロンメルとスカイプラザのダブルセンターで
『電脳アイドル律の今日のレース』
{いやぁ凄かった}
{凄かったとしか言えない}
{今年のベストレース}
{スカイプラザは名レース製造機}
『はい、今日ありましたチャンピオンズカップはロンメルトレーナーとスカイプラザ選手が激突しましたね』
{光と闇って感じがした}
{1.43.2ってもうてヤバすぎだろ}
{ロンメルが世界最強になるのか? }
{いやでもスカイプラザも10cm差だよ}
『今日はロンメルトレーナーが勝ちましたが、本当に僅かな差でしたのでね』
{名レース過ぎる}
{後続とは50バ身差}
{ロンメルとスカイプラザ以外タイムオーバーはヤバすぎでしょ}
{でも3着のボルボックスはよくやったよ。本当に}
『さて、ではレース展開のおさらいをしていきましょうか。まずスタートですが、ロンメルトレーナーとスカイプラザ選手が好スタート。スタート直後にある上り坂を猛スピードで登っていきます』
{ロンメル砂の巻き上げ方が尋常ではなかったよな}
{マジで重戦車だよ}
{スタート直後でレースが決まったよな}
{ロンメルはこれまで手を抜いていたのがわかる}
{スカイプラザは風のように軽やかなんだよな}
『ロンメルトレーナーは坂が終わった直後から歩幅を広げました。ただ上手かったのはスカイプラザ選手です。内側を絶対に譲りませんでしたし、コーナリングも滑るような走りでスピードを落とすこと無く走っていきます。ロンメルトレーナーはスカイプラザ選手が内を空けてくれないので外を回らざるえませんでした』
{そう、スカイプラザ上手かった}
{この時既に後続とは10バ身差}
{両者実力もそうだけど技術力がヤバい}
{スカイプラザこの頃からいつもならば笑ってるのに全然余裕がなくなってるからなぁ}
『第二コーナーが終わり直線に入り、両者は更に加速します。ここの3ハロンは33秒ジャストを計測しています。ちなみに今回のレースの1ハロン平均タイムは11.47秒です』
{逃げウマ娘にそれやられたら勝てないって}
{どうやればそんなタイムが出るんだよ}
{勝ち筋は何かありますか? }
『緩やかな下り坂に入ります。ここでもスカイプラザ選手が内をブロックしてロンメルトレーナーを外に追い出します』
『最後の約410mの直線になると更に激しさが激化します。歓声が消え、無音となっていたのが特徴でした。実況席だけですね声が有ったのは』
『最後の最後で競り勝ったのはロンメルトレーナーでした』
{うーん、名レース}
{スカイプラザ名レースしか作らない。ドバイ、帝王賞、そして今日のチャンピオンズカップ……どれも今年のベストレースでいけるレベル}
{次はどこ行くんだろ? }
{ダメージでかいだろうな}
『いえ、スカイプラザ選手、ロンメルトレーナー両者ダメージは軽微な為スカイプラザ選手はコンヒュイル選手と戦うために東京大賞典へ、ロンメルトレーナーは有馬記念に駒を進めます。ロンメルトレーナーへの有馬記念の投票が今日が最終日ということもありましたが、土壇場で現地投票箱がパンクするくらい投票されました』
【パンパンに投票用紙が詰め込まれたポスト】
{草}
{草}
{www}
{これは行けましたわ}
{芝ダート両刀はヤバい}
『えー、ロンメルトレーナーとスカイプラザ選手からコメントがありますので読み上げていきます……まずはスカイプラザ選手から』
『応援してくださった皆さん、限界以上を出しきりましたがロンメルに勝てなくて申し訳ありません。うちはダートでしか走れませんし、アメリカの硬いダートコースは残念ながら適正が無いので走れませんが……ロンメルがうちの代わりにアメリカを倒してくれると約束してくれました。ただ、うちは今回の敗北で諦めるつもりはありません。世界最強では無くなりましたが、世界最高賞金獲得ホルダーとしてロンメルに立ち塞がり続けようと思います。そして……この勝負の続きはドバイで行いたいと思います。どうかこれからも応援よろしくお願いします』
{ドバイ宣言来た! }
{東京大賞典で輝きを見せてくれよ! }
{応援し続けるぞ! 必ず勝てよスカイプラザ! }
{コンヒュイルを倒してドバイで反撃だ}
{アメリカにも行くのかロンメル}
{頑張れスカイプラザ! }
『続いてロンメルトレーナーからです……この勝利で私は満足していません。私は最強に至るまでに倒すべき存在は多数います。まずスカイプラザを倒すことはできましたが、1回の勝負で決着が着くとは思っていません。スカイプラザと戦うのは……ドバイワールドカップ……ここ以外あり得ません。そして私は有馬記念にて日本最強に至ろうと思います。有馬記念にはスカイプラザは居ません。ヤクルトガッツも居ません。圧勝できるとは思っていませんが必ず勝てるとお約束します。どうかよろしくお願いします』
{よう吠えた! ロンメルお前に全額ベットや! }
{必ず勝てよロンメル! }
{チャンピオンズカップからの有馬記念なんて異次元ローテで勝ったら伝説やわ}
{この配信視てるのはほぼロンメルにベットするからな}
『以上2人からのコメントでした。では次のコーナーに行きたいと思います』
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「さて……サンデーサイレンスですか」
『もう亡くなって20年以上経過していますよね……亡霊の類でしょうか?』
「わかんにゃい……私と同じ放浪者か、それともマジものの天才か……」
『私は機械なのでオカルト関係は本当に計測できないと無理ですからね』
「わかってるよ律、私の知らない呼吸かぁ、エクリプスもマンノウォーもサンデーサイレンスの名前だしても知らないって言ってたから放浪者ではないのか……それとも私よりも後の放浪者なのか……わからないけど、波紋っていう新技術が見つかったのは大きいねぇ」
『どうするのですか?』
「決まってるよ。解析して私の力にする。それだけさ」