戦争が急に終わったせいで無職になった元兵士の女の子が路頭に迷ってしまった話 作:エルカス
読者ニキネキに分かりやすく理解して貰うためにしっかりと記載内容は精査しました!
不都合な事実は消すに限る、仕事を増やしやがってクソ執筆者が。
・主要国紹介
アドリア国
人口9000万人の内5000万人を難民が占めている避難民受け入れの最大手。
難民に対する同化政策に力を入れておりそれを拒めば指定された居住区(ゲットー)での生活をするように強要している。
前身となった主要国家はイタリア王国、スイス、フランス共和国、オーストリア・ハンガリー
終戦時に抱えていた軍隊数は約800万人で内40万人が職業軍人であった。
ニースからベルン、リヒテンシュタインからリュブリャナに至るまでの広大な塹壕を維持し戦争を戦い抜いた。
三大交戦国の一つで一番精強な軍隊を有していると言われている。
隣国であるバルカン連邦とは所謂「未回収地域」を巡って対立しており終戦直後から二国間の緊張は高まっていた。
1949年に『兵士』によるクーデター未遂があり、時の政府首脳陣が殺害された。
イベリア連邦
人口5000万人の内2800万人が難民を占めている。
難民に対しては国家単位で何か縛る決まりや助ける動きはあまり見せていない、厳しく言えば放置している。
前身となった国はスペイン共和国、ポルトガル共和国、フランス共和国、アンドラ公国、英領ジブラルタル。
終戦時に抱えていた軍隊数は200万人で内10万人が職業軍人であった。
主にピレネー山脈に沿った山岳防衛で戦争を戦い抜いた。
三大交戦国の一つで外国の支援により軍隊が機械化され世界で最も最新鋭の兵器を多く有している。
外国の観戦武官や義勇軍が多く出入りしていた。
今では大西洋からの航路で「唯一のヨーロッパの玄関口」になってしまった。
バルカン連邦
人口7000万人の内4000万人が難民を占めており人口に対する難民比が最も高い国。
同国の国家体制は非常に特殊で地方政府ごとに難民に対する政策は千差万別であるため一概には語れなかった。
前身となった国家はセルビア、モンテネグロ、ルーマニア、ブルガリア、ギリシャ、アルバニアオーストリア・ハンガリー
終戦時に抱えていた軍隊は700万人で内90万人が職業軍人であった。
主に要塞建築と塹壕防衛を組み合わせた混合防御で広大な戦線を支え戦い抜いた。
三大交戦国の一つで一番の多国籍軍と呼ばれている。
内憂外患を体現したような国で内側では民族や地方政府の国境問題などが顕著である。
外側に関してはアドリア国やオスマン帝国と領土的問題を抱えている。
山岳共和国
人口4000万人を数えるとされているが具体的な難民に関する統計はない、一説によれば1~20万人程度の難民がいると言われる。
世界で唯一の共産主義体制を標榜している国で世界が同国から長らく孤立していた。
前身となった国はロシア臨時政府(白軍)、ソヴィエト・ロシア(赤軍)である。
終戦時に抱えていた軍隊数は500万人で内20万人が職業軍人であった。
前線の士官によって採用されていた戦術が異なるため国家単位での戦闘教義は存在しない。
南に位置するオスマン帝国とはカフカース山脈地域を巡って領土的対立を見せている。
謎多き国家である。
オスマン帝国
人口8000万人、具体的な難民統計はない、一説によれば1000~4000万人程度の難民がいると言われている。
20世紀初頭では瀕死の病人と言われていたが戦争特需で経済が奇跡の回復を見せ、
30年代には没落した大英帝国に代わり中東の覇者に返り咲きエジプトを保護国としスエズ運河の買収にも成功している。
40年代には財政難に陥ったアドリア国からかつて自国の領土だった土地を買い戻し着々とかつての威厳を取り戻している。
現在では世界第二位の経済大国にまで成長した。
バルカン連邦とはエディルネやイズミル州を巡って領土的対立をしている。
山岳共和国とはカフカース地方を巡って領土的対立をしている。
・亡国紹介
『北欧各国』
戦争最初期に滅亡している、最初期に発生した避難民の為、丁重に世界各国に引き取られた。
『ベネルクス三国』
戦争初期に滅亡、海外植民地や欧州各国に難民として散り散りになった。
『ロシア』
ロシア革命が発生し白軍と赤軍に別れた不毛な争いをしていたが戦争の勃発により、主に赤軍は現在の山岳共和国にまで撤退し、白軍はウラル以東のシベリア地域にまで退避した。
『フランス』
戦争中盤に本土陥落、多くの難民を発生させイベリア半島やイタリア地域に流入した。
本土陥落後はアメリカとの協調姿勢を見せたためイギリスと対立しアフリカで小競り合いをするようになる、日に日に影響力が弱体化し表舞台から消えつつある。
『イギリス』
欧州の寒冷化に伴いドーバー海峡や北海が氷を挟んで陸地となり戦争に巻き込まれ本土陥落、現在は名ばかりの亡命政府がアフリカ植民地に設置されている。
本土陥落後は諸地域に出来た権力的空白をアメリカが掌握しようと画策したため対立の姿勢を見せ大日本帝国と第二次日英同盟を締結したが日に日に影響力が弱体化し表舞台から消えつつある。
『ドイツ』
戦争中盤に滅亡、アドリア国の援助により傀儡政府が戦争の継続をしていたが40年代に領土が全損失し事実上の滅亡を迎えた。
海外植民地もなかったため国民は隣国に難民として散り、多くが「兵士」として戦争に従事し続ける事となった。
『オーストリア・ハンガリー帝国』
戦争初期に滅亡、元々死に体で外国から多額の援助が行われていたがその甲斐もなく領土を大幅に失陥。
全領土を喪失する前に国家機構が崩壊したため背後にいた国々(セルビア、ルーマニア、ブルガリア、ギリシャ等)による一大連邦国の一地域として併合される事となった。
一大連邦国は後にバルカン連邦と呼ばれる事となる。
『スイス連邦』
英仏の本国陥落を見てイタリアとの共同防衛戦線を構築、難民の流入と防衛戦線関係の強化により後に誕生するアドリア国の一員となる。
終戦まで本土の大部分は健在だった。
・用語紹介
『兵士』
寒さに強くて一般乗用車を片手で持ち上げるフィジカルお化けの人間の事。
怪我に対する自然治癒力も非常に強いが火傷に関しては普通の人間と同じかそれ以上のダメージを負う。
かつてはスレッシャーと呼ばれていたが最近はあまり呼称として用いられなくなった。
新大陸では「ノーワーズ」と呼ばれている、由来は「仕事がない(No works)」「居場所がない(No where)」「我々を知って欲しい(know ours)」などの説がある
かつて戦争に参加した亡国の人間に多く存在し社会秩序を軽く破壊できてしまう力を持つため煙たがられる事が多い。
三大交戦国に多くが居住しており、集中的に軍隊に徴兵され戦争に投入された。
アドリア国では11歳、バルカン連邦では13歳からが徴兵適齢期とされた。
国を亡くした貧しい避難民の出が多いため教育をまともに受けていない人が大多数を占めている。
『避難民』
難民とも表記される、呼んで字の如く行く当てのない人たちの事、主に戦争により国を失った人々の事を指す。
『一般人』
ノーマル、普通の人、要は兵士以外の人間の事。
戦争初期では普通に文字通りの兵士として戦場に駆り出されていたが戦争の長期化と『兵士』の大量出現により終盤ではすっかり平和な暮らしを享受していた。
『戦争』
開始年は諸説あるが終了は満場一致で1951年、欧州を主な戦場として巻き起こった30年以上続いた人類とそれに「敵対的な生物」の争い
20世紀初頭に起こったヨーロッパの大戦争で疲弊した各国が満足に力を振るえない時期に出現し見事に各国を蹂躙した。
人類=スノース戦争と呼ばれる。
『敵対的な生物』
スノースと呼称される、巨体、大群、獰猛の三拍子揃った恐るべき生物達
『スレッシャー(原義)』
元々は戦争において英雄的な活躍を見せた人間を賞賛する際に用いられていた呼称。戦争が長期化すると英雄関係なしに普通の人間と比べて特異な腕力と自然治癒力を持った人間たちをそう呼称するようになった。(上記『兵士』欄を参照)俗説によれば、兵士は近代化による物質的充実、精神的充実が普遍的になった事で人間の潜在的な能力が覚醒しやすくなった結果、昨今溢れかえるように出現または発現していると説明されている。
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