魔法少女リリカルなのは 〜アサルトリリィと呼ばれた男が征く〜   作:岡村優

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九太刀目

とある港にある工場にて2人の魔導師たる少女が相対する。片方は…高町なのは、もう片方は…フェイト・テスタロッサだ。今回アルフは見てるのみ…そして百之助は…不在。

 

「フェイトちゃん…私はお話したいだけなの。」

 

「引いて。ジュエルシードは渡せない。」

 

「私も引けない…話を聞くまでは…」

 

両者引かず…そして両者バリアジャケットを展開。構えた。

 

両者激突とはならなかった。

 

 

「そこまでだ!」

 

 

とある少年が2人を拘束した。

 

 

「僕は、時空管理局執務官クロノ・ハラオウンだ。」

 

「えっ!?」

 

「管理局!?」

 

ユーノとアルフはまさかの登場に驚愕した。そしてクロノが話す。

 

「さて…事情を聞かせてもらおうか」

 

ドゴォォン!

 

そして何者かが遠距離砲撃。さらに別の人物だった。クロノは反射的に防御した。そしてその爆炎の中から別の人物が突貫。そう…天葉だ。

 

「クッ!?」

 

「お姉様!!」

 

「オッケー!」

 

その人物は自身のCHARMアステリオンを構え、2人のバインドを破壊しラルフの方にフェイトをぶん投げた。

 

「なに!?」

 

「ここは引きなさい。」

 

「分かった!」

 

そしてラルフが強制的にフェイトを連れて消えた。それに対してクロノは吠えた。

 

「何をしたのか分かっているのか!?」

 

「それはこっちのセリフよ?この星に時空管理局が何の用?」

 

そして別方向からまた別の人物が2人現れた。夢結とロザリンデである。

 

「割とすごいことになってるわね…」

 

「百之助の影響かしら?」

 

そして狙撃の張本人も来た。

 

「お姉様突っ込みすぎ」

 

「楠美ありがと」

 

そしてさらに依奈まで現れた。

 

「百之助の感が当たったわね…で?時空管理局のクロノ執務官?説明してもらえます?」

 

「なに?」

 

「この星に来た理由について。」

 

そしてそこで通信が開いた。

 

『それについては私が説明します。私はアースラ艦長リンディ・ハラオウンです。クロノ執務官。全員をアースラまで連れてきてもらえる?』

 

「……分かりました」

 

そしてアースラ艦内にてユーノがフェレットではなく一人の男の子だと判明するという珍事が起きた。そしてなんか和風の部屋に通された。

 

「面白いわね…」

 

そうつぶやいたのは夢結だ。

 

「どうぞ」

 

クロノ執務官が着席を促す。全員が座った。そしてユーノが説明しそれを聞いた艦長らしい人物がつぶやいた。

 

「なるほど?あのロストロギアを発掘したのは貴方だったんですね?」

 

「はい」

 

「あの…ロストロギアって?」

 

そう聞いたのはなのはだ。そして答えたのは…リンディ

 

「う〜ん。遺失世界の遺産と言っても分からないわね?次元空間には幾つもの世界がある…というのは知ってるわよね?その中には良くない形で進化しすぎてしまう世界がある。進化しすぎた技術や世界が自分達の世界を滅ぼしてしまって…その後取り残されてしまった危険な遺産。」

 

それをクロノが引き継いだ。

 

「それらを総称してロストロギアと呼ぶ。」

 

「そう、それが私たち管理局や保護組織が正しく管理しなければならない品物…あなたたちが探しているジュエルシード…あれは次元干渉型のエネルギー結晶体。流し込まれた魔力で次元震を引き起こす。」

 

「君とあの子がぶつかった時に発生した震動と爆発…それが次元震だよ。たった一つのジュエルシードであれだけの威力があるんだ。複数個動かした時のエネルギーは計り知れない。」

 

そしてリンディは続けた。

 

「大規模次元震やその上の次元災害…それが起これば世界の一つや2つ…簡単に消滅してしまうわ…それだけは絶対に防がなきゃ。…だからジュエルシードの回収は…私たちが担当します。」

 

そうリンディが断言した。そしてその言葉に応えたのはロザリンデだ。

 

「無理ね」

 

「はい?」

 

「この船の戦力では焼け石に水よ?」

 

「どういう意味ですか?」

 

これにはリンディも首をかしげる。

 

「この船を沈めミッドチルダに侵攻するための…口実にする連中がいるからよ?」

 

「なんだと!?」

 

「なんですって!?」

 

親子揃って驚いた。

 

「言っておくけどあの子の勢力じゃないわよ?」

 

「ではどこだ!?そんな勢力いるわけが!」

 

そして楠美が…口を開いた。

 

「この世界の星々の守護者達が…来ます。」

 

 

次元航行中のアースラに衝撃が走った。

 

 

ドォォン!!

 

「何事!?」

 

「あーやっぱり捕捉されたか」

 

そう天葉が言った。

 

 

『リンディ艦長!いきなり雷撃を受けました!魔法反応はありません!実弾攻撃です!左舷に被弾!メインスラスター損傷推力低下!次元跳躍!強制終了します!』

 

「なんですって!?」

 

 

そして次元跳躍を終了したのは冥王星沖だ。

 

「だから言ったのよこの世界には貴女方を殺したくてウズウズしてる人たちがいるって。」

 

夢結は呆れていたその物言いにクロノが問う。

 

 

「その組織の名は!?」

 

 

「見れば分かるわ」

 

全員とりあえずブリッジに向かった。

 

 

「艦長!次元跳躍中の艦船に攻撃し、かつ実体弾を使う勢力は…ミッドチルダのデータベースにありません!!」

 

「どういうことだ!?」

 

「分かんないよ!」

 

そしてさらに反応。

 

 

「次元跳躍反応!多数!魔導震は観測されず!ですがこの反応は!波動エネルギーです!」

 

 

「波動エネルギーですって!?まさか…」

 

そして敵機と思しき機体達がミサイルを放って攻撃。それをシールドで防いだ。

 

 

その後機体は離脱。

 

「さらに正面波動エネルギーによる次元跳躍反応多数!艦隊です!」

 

アースラ正面に展開した展開した艦隊は…

 

 

「アーコフ級強襲戦艦一番艦…ラジェンドラバース星の大公にして猛将ラム・ラ=ジェンドラ大公の座乗艦。」

 

 

夢結はそうつぶやいた。

 

 

「なんだあの大艦隊は!?」

 

 

そしてさらに報告が飛ぶ。

 

「両舷にも艦隊が次元跳躍!」

 

 

帝星ガルマン・ガミラス、帝星ガトランティスの艦隊である。

 

 

「クッ…待ち伏せされたか…けど時空管理局が攻撃を受けるなんて…」

 

クロノは絶句。

 

「不味いわね…」

 

「正面の艦隊上方さらに次元跳躍反応!」

 

 

さらに艦隊が出現。

 

 

「で、この艦隊は何だ!?」

 

クロノが吠えたが夢結はどこ吹く風である。

 

「旗艦があの上方に展開した真ん中にいるわ確認なさい。それが答えよ。」

 

 

しばらくして…

 

「わ、分かりました!!」

 

 

しばらくして…

 

 

「あ…ありました!識別照合確認!帝星大日本帝国軍所属!恒星艦航行用超弩級宇宙戦艦一番艦大和!」

 

 

「な…な…なんですって!?古代ベルカ戦争時の戦艦じゃない!?しかも帝星大日本帝国!?」

 

「何だって!?」

 

驚く2人を尻目に楠美が言う。

 

 

「あの艦は…天の川銀河星間国家連合軍の希望にして象徴、イスカンダルと希望と罪を分け合う帝国の船にしてテレザートの女神テレサによって導かれる大いなる和という名の縁を紡ぐ船…その船を座乗艦とするのは…帝国の神にしてベルカ戦争の英雄武御雷…」

 

 

「なんですって!?3大英雄の一人の!?」

 

 

「300年も経ってるんだぞ!?」

 

驚く2人を尻目に天葉がぼやいた。

 

「神が死ぬわけないでしょ」

 

 

「旗艦から打電です!」

 

 

「読み上げて!」

 

 

「『時空管理局艦船に次ぐ。こちら天の川銀河星間国家連合軍第136機動打撃群総旗艦大和。貴官は我らとの約束を破りこの世界に侵攻した。よって我らは貴官らを撃沈する。言い訳は聞かん。通信終了』です!」

 

 

「そんな一方的な!?」

 

そして砲撃が開始された。

 

大小含め様々な陽電子砲、陽電子衝撃砲が釣瓶打ちの如くアースラに殺到する。そしてアースラに衝撃が伝わりまくる。

 

 

「容赦ないわねぇ〜」

 

「艦長!」

 

「万事休す…ね。全艦に達する!全速前進!」

 

 

アースラは大和に向かって航行を開始した。それに対し大和では…

 

『親父!向かってくるぜ!』

 

バーガーの報告に不敵に笑みを浮かべる舩坂百之助元帥。

 

 

「ほう。向かってくるか。よろしい。全艦砲撃中止、後は大和が引き受ける。主砲一番、二番撃ち方始め!」

 

 

「てぇー!」

 

すべての艦艇から砲撃が止み大和からのみ砲撃される。それに対してアースラに帝国でも大型の主砲に分類される45口径48サンチ陽電子超高圧縮型衝撃波砲が振り注ぐ。

 

 

「クッ一撃一撃が重たい…」

 

 

だがアースラ流石にここまで砲撃されればただでは済まない。被害が増える中…両指揮官は同じ思考に至った。

 

 

「推力全開!魔導シールド最大展開!」

 

「両舷前進最大戦速!波動防壁展開!」

 

 

そして…同じ事を命じた。

 

 

「「衝撃に備え!」」

 

両者体当たりそして一枚上手だったのは大和。

 

「錨打ち込め!右艦尾!」

 

「了解!発射用意よし!」

 

「てぇ!」

 

大和の左舷ロケットアンカーがアースラに向けて射出。

 

ゴォン!

 

 

「何か打ち込まれました!」

 

 

大和のロケットアンカーにより完全に捉えられたのだ。…運命は如何に。

 

 

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