魔法少女リリカルなのは 〜アサルトリリィと呼ばれた男が征く〜   作:岡村優

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三太刀目

放課後百之助は約束通り体育館裏に足を勧めた。そこには聖也以外にも二人いた。

 

「ふん!どうやら逃げなかったようだな。」

 

「逃げる?すまないが私の家は売られた喧嘩は買うのが家訓でね。そもそも私の辞書に撤退の二文字はない。」

 

「では、始めようか。」

 

三人が戦闘態勢を取る。ガチンコの殴り合いだ。

 

「へえ、成星は3対1でないと相手ができない負け犬らしいな。これは…とても楽しく遊べそうだ。」

 

「何を!」

 

百之助は戦闘態勢を取る。戦場で鍛えた帝国式の近接格闘術と組討甲冑術は百之助の十八番である。

 

「どうした負け犬共、来ないのか?」

 

「言われなくても!」

 

聖也の取り巻き二人が百之助に襲いかかる。その威力を利用しボディーブローを叩き込む。もちろん船坂家直伝の全体重余すことなく乗せられた本気の一撃。

 

「がはっ…!?」

 

「ゴフっ…!?」

 

二人が倒れる。そこに思いっきり右足を頭に叩き込み一瞬で意識を刈取る。

 

「この船坂百之助、誰が来ようと道を阻むなら容赦はしない。それがたとえ同じ大和魂を持つ同胞だとしても。…どうしたこないのか?お前らも寝てないで立て!」

 

二人を思いっきり蹴飛ばし無理やりたたき起こす。

 

「ぐ…」

 

「せ、聖也さん。こいつ相当やばいです。」

 

意識を取り戻した二人は本気で警戒し始めた。

 

「お…お前!まさか…帝国軍人か!?」

 

間違ってはないのだがはぐらかすことにした。

 

「お前寝言は寝て言えよ。今この国は帝国か?ただの日本だ。そして私はただの日本人だ。」

 

「フン!少しはやるようだが僕に勝てるとは思わないことだ!」

 

「かかってこい。面白くなってきやがった。」

 

次の瞬間聖也が一気に百之助の懐にに入り込み強烈なボディブローを見舞い、さらに顔面に一撃を入れる。百之助は相手の技量を図るためにどちらも受けた。

 

「どうだ!」

 

「いい一撃だけど物足り無いな…俺からも行くぞ?」

 

拳の応酬戦互いに殴り合う。この場合どちらかが倒れれば負けだ。楽し過ぎて百之助は笑みが溢れる。

 

「ハハハ楽しいな!心が踊ったのはいつ振りか!」

 

「何がおかしい!」

 

「楽しいじゃないか!さあ!存分に仕合せ願おうか!」

 

殴り合いの速度が加速度的に速くなっていく。百之助は余裕どころか楽しそうにしているが聖也は体力がないのか威力と速さに切れがなくなっていく。

 

「おいおい…もうへばったのか?仕方ない…これで終わらせてやる。」

 

全力の一撃が聖也の腹に直撃し1メートルほど吹っ飛んだ。

 

「がはっ!」

 

よく見ると気絶していた。

 

「おい!そこの二人!そこのバカを連れていけ!」

 

「わ、分かった。」

 

「言われなくても!」

 

そそくさと撤収していった。

 

「たく…体力無さ過ぎだろう。次は技量と体力を向上させてから来やがれ」

 

悪態つきながら家に帰ろうと鞄を拾い帰路に付く。正門の前に3人の少女たちが立っていた。

 

「「百之助君…!」」

 

「百之助!」

 

「…どうした?別に帰って良かったものを…」

 

百之助がばつを悪そうにするがそんなことは気にせずなのはは百之助に手を差し伸べる。

 

「一緒に帰ろう?」

 

「しかし…」

 

「駄目?」

 

「私の負けだ。家まで送る。」

 

そう言うとなのは、アリサ、すずかの三人は花が咲いたような笑みを浮かべ百之助を引っ張っていく。

 

 

 

ー 家にて ー

 

「とまあこんなことがあってな…」

 

喧嘩したという話を四人に告げた。

 

「…転校初日に喧嘩して帰ってくるとは思わなかったわ…」

 

「百之助ってすごく好戦的なのよね…」

 

「そこが百之様なんですけど…」

 

「今回はちょっと…」

 

「完全にやらかしてるわね。私は別に構わないけど。」

 

と、四人は百之助に呆れ果てていた。それもそうである。転校初日に喧嘩してくるなど百之助しかいないからだ。

 

「さーて…明日はどうなるかね…」

 

そう言いながら百之助はポケットからタバコを出しタバコを吸う。これからどうなるかは彼次第である

 

 

 

 

 

 

 

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