ホシグマのヒーローアカデミア   作:鳥松

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遅くなりました…


ホシグマの合否

雄英の入試試験から一週間後…ホシグマはトレーニング室にて筋トレを行っていた。トレーニングも佳境に入り、そろそろ終わろうと思っていた頃、ドアがノックされ、執事服を着た老年の男が部屋に入って来た。

 

 

「星熊殿よろしいでしょうか。雄英高校からお手紙でございます」

 

 

「わざわざありがとうございます。いつもすみません、私こそ、この家に恩を報いなければいけないというのに……」

 

 

「気にしないでくださいませ。あなたの両親には我々もお世話になりました。それにあなたにはお嬢様を警護してもらっていますのでそのようなことは言わないでください」

 

 

「いえ、そんな……」

 

 

「いいんですよ、これからもお嬢様のこと、よろしくお願いしますね」

 

 

「……はい、ありがとうございます」

 

 

そういうと執事は部屋を後にした。

 

 

(この家の人には敵わないな…)

 

 

渡された封筒をチラリと見る。中には小さな膨らみがある。恐らくこれが結果を記したものなのだろう

 

 

(結果か…とりあえずこのような状態で見るようなものでもないな…一旦シャワーを浴びてこよう)

 

 

トレーニングを終えたばかりであったホシグマの身体は汗まみれであり、入試の結果という重要なものを見るには似合わない格好だった。

 

シャワーを浴びて身を清めたホシグマは自身の部屋に帰り、雄英からの封筒を開く。中には書類が数枚と何か灰皿のようなものが一つ。

 

 

(これは……?ボタンがついているな。押してみるか)

 

 

ガチッ

 

 

《私が投影された!!!!!》

 

 

 

《HAHAHA!驚いているかい?実は今年度の春から雄英で教師をする事になってね!おっと。この事はまだ世にでまわっていないから広めないでくれよ?》

 

 

小さな灰皿のような円盤から映し出された映像は世界的に有名で日本人なら誰もが知っているであろうNo.1ヒーロー、オールマイトを映し出した。

 

 

《そして気になる結果だが…。まずは筆記試験!!こいつは問題なく合格だ!トップレベルの成績だったぞ!》

 

 

《そして実技試験!54ポイント!少しギリギリだが合格だ!!!》

 

「よし…取り敢えずは…」

 

 

《だけどそれだけじゃない!》

 

 

「?」

 

 

《なにも我々が見ていたのはヴィランポイントだけじゃあない!ヒーローの本質は人を助ける事!そこも審査に入っていたのさ!……その名も、レスキューポイント!!》

 

 

《確かに、ヴィランを捕まえる事も大事な事だ。だからといって、人助けという基本的な部分を疎かにしちゃあいけない!理想論?上等さ!その理想論を実現するのがヒーローなのだから!》

 

《そんな星熊少女のレスキューポイントは26ポイント!人命救助のため0Pに果敢に立ち向かう姿や終了時の怪我の適切な処理などが評価されたぞ!合計で80ポイント!1位通過で合格だ!!》

 

《さあ、来いよ!星熊少女!ここが君のヒーローアカデミアだ!!!!》

 

 

「む、無茶苦茶ですね……」

 

 

ロボットを沢山破壊できた方がポイントを沢山もらえるというのは分かるが救助ポイントなんて言い出したらキリがない。それにこのルールでは個性を持たないような人間でも合格できてしまうだろう。

 

 

「とは言え、合格は出来ました。それに入試1位の成績。お嬢様の顔を潰すようなことはしていないでしょう」

 

 

「早速お嬢様に報告しに行きましょう」

 

 

部屋を出たホシグマはそのままお嬢様、八百万百の部屋へと向かう。そして自らの部屋のドアを開けて部屋を出ようとすると……

 

 

「………どうかされたんですか、お嬢様」

 

 

「い、いえ!こ、これはたまたま通りかかっただけですわ!決して気になった見ていた訳ではありません!」

 

 

ドアを開けた先に立っていたのはこれから部屋に向かうはずの八百万であった。さっきまで部屋の中の音を聞いていたのだろうか、突然開いたドアに驚いて、少し顔が赤く、汗ばんでいた。

 

 

「はぁー……聞いていたなら必要ないと思いますけど、合格しましたよ。成績1位だそうです」

 

 

「まあ、あなたの実力なら当然ですわね!」

 

 

「やっぱり聞いてたでしょお嬢様」

 

 

「そ、そんなことありませんわ!」

 

 

結果を聞いた八百万はホシグマ本人よりも誇らしげに胸を張った。単純に結果が気になり盗み聞きのような事をしていたのだろうが、結果を知った八百万は誰よりも心踊り、笑顔であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは驚いたな。救助ポイントゼロで1位とは」

 

 

 

 

 

白髪の大柄な男性が言った。

 

 

 

 

 

「1ポイント、2ポイントは標的を補足して動く習性がある。後半、動きが鈍っている中あれだけ動けたのはタフネスの賜物だな」

 

 

 

ガンマンのような見た目の男が言った。

 

 

 

「反対にこっちの生徒はヴィランポイント0で7位……」

 

 

 

宇宙服のような物を装着している人物が言った。

 

 

 

 

「アレに立ち向かったのは過去にも見たけど、ぶっ飛ばしちゃったのは久しく見てないね」

 

 

 

 

「思わず俺もYEAH!って言っちまったからなー!」

 

 

 

「しかし、自身の衝撃で甚大な負傷……まるで個性が発現したての幼児だ……。妙な奴だよ。最後以外は典型的な不合格者だったが……だからこそ救助ポイントをあれだけ稼げたんだろうが……」

 

 

 

 

「けどさ、イレイザー!俺はアイツを気に入っちまったよ!」

 

 

 

「………まあ、緑谷の合否は要相談だな。」

 

 

「そんで今年の一位成績、星熊勇。個性は『鬼』

身体能力の強化と耐久力。シンプルだが強力な個性、そしてそれを使いこなすだけの戦闘能力ももっている。流石はプロヒーローを親に持つだけはある」

 

 

「盾に妙な見覚えがあると思ったらあいつの親はプロヒーローの『アカシ』か。道理で強い訳だ」

 

 

「ああ、だがアカシはヴィランとの戦闘で既に殉職。それに母親も病気で幼い頃に亡くしている。今は推薦入学者の八百万百のところに居候しているようだな」

 

 

「いずれにせよ入試一位成績の逸材をみすみす逃す訳にはいかないさ!彼女の状態を含めて我々でバックアップしていこう」

 

 

 

 




いやほんっとすみません…。忙しかったんです…あと書くネタが思いつかなくて遅くなりました。そんで遅かった割にあんまり話進んでないですね。
次回からようやく雄英に入ります。早く投稿出来るように頑張ります。
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