機動戦士ガンダムこれくしょんX   作:星龜

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フリーデンの危機


 

フリーデンのブリッジでは―。

 

 

「アミール司令。

ランからの通信です。」

と言うオペレーター。

 

「繋いで。」

と指示するアミール。

 

すると、モニターにランの顔が映し出された。

 

「どうしたの?」

と訊くアミール。

 

《なんかさ…

赤くて、メチャクチャ強いヤツがいるんだけど★

名前は…

えっと…

ガンダムデリバリー…?〉

と言うガン([ラン])ダムエックス。

 

《デリンジャーアームズ★〉

と、横から言うロア。

 

「何ですって…!?」

と、デリンジャーアームズの名を聞いて、驚くアミール。

 

「ガンダムデリンジャーアームズ…

シン・クロサキが私達のために遺した、5つの力の1つですね…。」

と言うレイナ。

 

「それがなぜ、M.G.F. に?」

と訊いてくるアミールに

 

「残念ですが、M.G.F. が私達よりも先に見つけてしまったのでしょう。」

と言うレイナ。

 

 

百数十年前…

 

M.G.F. の創設者であるシン・クロサキは、腐敗した連合地球軍を止めるためのカウンターウェポンとして、表向きは一般兵士でも使える装甲服の開発として

熾天使

有罪の死神

危険な銃腕

砂漠の獅子

天駆ける龍

という、5つの装甲服を完成させた。

 

そして、来る日に備えて、完成した装甲服を世界各地に隠したのだが…

 

 

「どうやら、世界各地に隠したことが、かえって裏目に出てしまったようですね…。」

と言うレイナ。

 

「…で、いかがなさいますか?

破壊しますか?」

と訊くレイナ。

 

「あれは、シン・クロサキが私達のために遺した物よ!!」

とアミールはレイナに言うと

 

「あれは、シン・クロサキが私達のために遺した物よ!!

装着者を捕縛しなさい!!」

と、ガン([ラン])ダムエックス達に命令するアミール。

 

《捕まえろってこと!?

どうやって!?〉

と訊いてくるガン([ラン])ダムエックスに

 

それくらい自分達で考えて、努力しなさい!!

と、無責任なことを言って、アミールは通信を切った…。

 

「無茶すぎませんか?」

と、アミールを諌めるレイナ。

 

「そんなこと、わかっているわよ!!

でも、ガンダムデリンジャーアームズを喪うわけにもいかないでしょ!!」

と開き直るアミールに、苦笑するレイナ。

 

その時

「アミール司令!!」

と、オペレーターが声をかけてきた。

 

「どうしたの?」

とアミールが訊くと

 

「上空から、何かが降下してきます!!」

と言うオペレーター。

 

「ガスタールか、ノーザンベルからの援軍でしょうか?」

と言うレイナ。

 

「識別コードは?」

と訊くアミールに

 

「識別コードは…

黒色機動群

です…ッ!!」

と叫ぶオペレーター。

 

「何ですって!?」

と驚くアミール。

 

「映像確認!!」

と、モニターに表示するオペレーター。

 

モニターを見れば

黒色機動群の大気圏突入カプセル

が3機、降下してきていた。

 

「どこに向かっているの!?」

と訊くアミールに

 

「コース算出…

これは…

あと3分後に、本艦の西30キロ地点

に落着します!!」

と叫ぶオペレーター。

 

「カプセル1機につき、4体の機動兵器…合計12機…。

そんなのに襲われたら、本艦はひとたまりもありません。」

と、異様に冷静な声で言うレイナ。

 

「わかっているわよ、そんなこと!!

本艦の防衛のために、誰かを呼び戻しましょう!!」

と言うアミール。

 

「なら

サテライトキャノンを持つラン

が適任ですね。」

と言うレイナ。

 

それを聞いたアミールは

「ラン、聞こえる?」

と、ガン([ラン])ダムエックスに通信を入れる。

 

《今度は何?〉

と訊いてくるガン([ラン])ダムエックスに

 

「本艦が黒色機動群の襲撃を受ける可能性が高いわ!!

ランは本艦の護衛に当たって!!」

と言うアミール。

 

 

前線では…。

 

 

「大変だ…!!

ティファを助けに行かなくちゃ!!」

と慌てるガン([ラン])ダムエックス。

 

「つか、このタイミングで黒色機動群かよ…★」

と、ため息をつくガン([スー])ダムエアマスター。

 

《ランとスーは、フリーデンに戻って。〉

と、ガン([ロア])ダムレオパルドからの通信が入った。

 

「いいの?」

と訊いてくるガン([ラン])ダムエックスに

 

《愛するティファが、どうなってもいいの?〉

と言うロア。

 

「それもあるけど…

ロアは大丈夫なの?」

と言うガン([ラン])ダムエックス。

 

人工MS娘(まがいもの)に負けるほど、私もヤキが回っていないわ★

それに、ディもいるしね★〉

と言うガン([ロア])ダムレオパルド。

 

「なら、まかせたよ!!」

と、空に飛び上がり、フリーデンに向かうガン([ラン])ダムエックス。

 

 

《死ぬなよ…!!〉

と言って、ガン([ラン])ダムエックスの後を追って、空に飛び立つガン([スー])ダムエアマスター。

 

 

「さて…

残された私達は、あの、コワいおねぇさん(ガンダムデリンジャーアームズ)の相手をするよ…★」

と言うガン([ロア])ダムレオパルド。

 

《おぅッ★〉

と応えるジェ([ディ])ニス。

 

「でも、ディは雑魚の相手を頼むよ。」

と言うガン([ロア])ダムレオパルド。

 

《何でだ?〉

と訊いてくるジェ([ディ])ニスに

 

「ジェニスのマシンガンが効くとは思えないからね。」

と言うガン([ロア])ダムレオパルド。

 

ディも、そんな気がした。

 

《なら、アチキは女同士の戦いに手出ししてくる不粋なヤツらをブッ殺してくるわ★〉

「気をつけてね★」

《お互いにな★〉

とグータッチして…

 

ジェ([ディ])ニスは周囲のドートレスに…

 

ガン([ロア])ダムレオパルドはガン([アム])ダムデリンジャーアームズに立ち向かっていった―。

 

 

空を飛んで、フリーデンに向かうガン([ラン])ダムエックスとガン([スー])ダムエアマスター―。

 

「あ…あれは…!?」

ガン([ラン])ダムエックスが上空を見上げれば、黒色機動群の大気圏突入カプセルが火の玉となって落下してきていた。

 

破壊したいが、カプセルの外装は非常に硬く、ビームライフル程度の火力では破壊できないのだ…。

 

やがて、カプセルは西の方に落下していった。

 

《たぶん、地面に落ちたな…。

ランはフリーデンに向かえ!!

私が時間を稼ぐ!!〉》

と言うガン([スー])ダムエアマスター。

 

「頼んだ!!」

と、ガン([ラン])ダムエックスはフリーデンに向かい、ガン([スー])ダムエアマスターはカプセルが落着した西に向かう―。

 

 

ガン([スー])ダムエアマスターが、カプセルの落着地点に到着すると…

 

「あ…あれは…!?」

と、カプセルから出てきた黒色機動群の機動兵器を見て驚く。

 

「何だ、アイツ…?

見たことないぞ…!?」

と、ガン([スー])ダムエアマスターは、カプセルから出てきた黒色機動群の機動兵器の映像をフリーデンに送信した―。

 

 

フリーデンのブリッジでは―

 

「スーから、敵機の映像が届きました。」

と、オペレーターがモニターに映像を映す。

 

「あ…あれは…!?」

と映像を見たアミールが驚く。

 

「どうやら、新型機のようですね。」

と言うレイナ。

 

黒色機動群の大気圏突入カプセルから出てきた機動兵器は、これまで確認されていないタイプだった―。

 

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