機動戦士ガンダムこれくしょんX   作:星龜

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西へ


 

アミットフォースの母艦フリーデンは、スリランカの南方沖200キロのインド洋を西に進んでいた。

 

目的地はパキスタン―。

 

じつは、パキスタンに行くことに、アミールとレイナの

対立があったのだ…。

 

 

2日前…。

 

フリーデンの艦橋で

「本艦は、これより、パキスタンに向かいます!!」

と下令するアミール。

 

「何故ですか?

パキスタンには、オルフェーヴ家の協力者はいないはずですが?」

と訊くレイナ。

 

「いないから作るのよ。」

と言うアミール。

 

「お言葉ですが…

パキスタンには、オルフェーヴ家の協力者に相応しい者がいるとは思えないのですが…?」

と、眉をひそめるレイナ。

 

「そんな贅沢は言っていられないわ。

古来より、パキスタンには多数の武装勢力がいるわ。

その中でも最大勢力である

ネオタリバン

と接触するわ。」

というアミールも発言を聞いたレイナは

 

「バカなことをおっしゃらないでください!!

お嬢様は、あの者達が何者なのか、わかっていらっしゃるのですか!?」

と、声を荒げた。

 

「言ったでしょ。

贅沢なんて、言っていられないのよ!!

相手が何者であろうと、私達の利益になりうるのなら、利用させてもらうわ!!」

と言うアミールに

 

「私は同意しかねます!!」

と、レイナは反対したが

 

「もとより、貴女の意見は聞いていないわ!!

これは、決定事項なのよ!!」

と、アミールは全く意に介さなかった。

 

「わかりました。」

と、レイナは艦橋から出ていった…。

 

 

「お嬢様…

よろしいのですか…?」

と訊くオペレーターに

 

「いいのよ。

むしろ、いない方が、静かでいいわ。」

と言うアミール。

 

そして

「これより、我々はネオタリバンと接触するため、パキスタンに向かいます!!」

と下令した―。

 

こうして、フリーデンはパキスタンを目指し、インド洋を西に進んでいるのである…。

 

 

その頃、北太平洋上では、第13特別機甲師団艦隊が、ミッドウェー島基地を目指して航行していた―。

 

 

旗艦アイリッシュの艦橋で

「司令。

偵察衛星より、映像が送られてきました。」

と、ブレックスに報告するオペレーター。

 

「出してくれ。」

とブレックスに言われ、オペレーターはスクリーンパネルに、偵察衛星が送信してきた映像を映す。

 

そこに映し出されたのは、インド洋を西に進むフリーデンだった。

 

「あれが、アミットフォースの母艦のフリーデンですか?」

と言う、アイリッシュの艦長のヘンケン中佐。

 

「そうだ。

かつて、我軍で使用していたアルプス級陸上戦艦を改造した物だ。」

と、ヘンケンに教えるブレックス。

 

「どこに向かっているのでしょうか?」

と言うヘンケン。

 

「現在地は、スリランカの南方沖200キロです。」

と言うオペレーター。

 

「そこでは、まだ、どこに向かうのか、判断できんな。」

と言うブレックス。

 

「考えられるのは、アミットフォースの協力者がいるであろうインドの西側か中東でしょうね。」

と言うジーナ。

 

「いくらなんでも、ここからインド洋までは距離がありすぎます。

ミッドウェー基地まで、まだ2日はかかります。

ここは、インド駐留軍に出撃を要請した方がよろしいのでは?」

と、ブレックスに進言するヘンケン。

 

「大尉は、どう思う?」

と、ジーナに振るブレックス。

 

「私もヘンケン艦長に同意します。

インド駐留軍に手柄を取られるのはシャクではありますが…。」

と言うジーナ。

 

「わかった。」

と答えたブレックスは

 

「インド駐留軍に、フリーデン攻撃の出撃を要請してくれ。」

と、オペレーターに指示した―。

 

 

午後3時―。

 

インド洋スリランカ南方沖―。

 

 

フリーデンのレーダーが、接近してくる多数の機影を捉えた。

 

「北から接近してくる機影多数!!

おそらく、連合地球軍のインド駐留軍と思われます!!」

と報告するオペレーター。

 

「見つかったか…!!

迎撃する!!

MS娘達を出撃させなさい!!」

と叫ぶアミール―。

 

 

「総員、第一種戦闘配備!!

MS娘は、ただちに出撃せよ!!」

と、響きわたるサイレンの音とともに、艦内アナウンスが流れる。

 

シィ達は更衣室に駆け込み、アンダースーツに着替える。

 

「海の上での戦いだから、ロアとディはお留守番だね☆」

と言うランに

 

「そのかわり、海に落ちても、助けに行かないからね★」

と、笑顔で言うロア。

 

「アチキは、シィが海に落ちたら、助けに行くぞ!!」

と言うディに

 

「それは嬉しいけど…

ディ、泳げないじゃない…。」

と、困り顔をするシィ。

 

「ほら!!

ムダ話ばかりしてないで…

行くぞ…ッ!!」

とスーに言われ、着替え終わったシィ達はアッセンブルルームに向かった―。

 

 

アッセンブルルームで、ガンダムエックスの装甲服を装着するラン。

 

「マイクロウェーブ照射装置の具合が良くないんだ★

だから

D装備

でいくぞ!!」

と言うセイビ。

 

「よろしくぅ☆」

と言うラン。

 

ガンダムエックスの装甲服を装着したランの背中に、X字型に装備されたビームサーベルとプロペラントタンクを備えたバックパックが装着され…

右手には2連装ビームマシンガン

左手には展開式シールド【ディバイダー】

を持った

ガンダムエックス・ディバイダー

で出撃するラン―。

 

 

フリーデンの後部ハッチが開き、空に飛び上がる

ウイ([シィ])ングガンダムセラフィム

ガン([ラン])ダムエックス・ディバイダー

ガン([スー])ダムエアマスター

 

空を飛べない

ガン([ディ])ダムデリンジャーアームズ

ガン([ロア])ダムレオパルド

は、フリーデンの右舷デッキに立つ―。

 

 

上昇していく

ウイ([シィ])ングガンダムセラフィム

ガン([ラン])ダムエックス・ディバイダー

ガン([スー])ダムエアマスター

に、敵の情報が伝わる。

 

《敵はドートレス・フライヤーと戦闘用ドローン(ガディール)、合わせて100数機!!〉

という報告を聞いて

 

問題無いよぉ〜っ☆

と、はるか前方に見える連合地球軍の編隊に向けて、左手に持つディバイダーを横にかまえる。

 

すると、シールドが左右に割れて、中から13連装ビーム砲【ハーモニカ砲】が出てきた。

 

いっけぇ〜っ☆

と、ハーモニカ砲を撃つガン([ラン])ダムエックス・ディバイダー。

 

ハーモニカ砲から放たれた13本のピンク色のビームが、はるか前方に見える連合地球軍の編隊に向かっていく。

 

まもなく、はるか前方に、多数の爆炎が見えた。

 

そして、連合地球軍の編隊が散開し始めた。

 

いくよ…っ!!

と、ガン([ラン])ダムエックス・ディバイダーを先頭に、連合地球軍の編隊に向かっていくガン([スー])ダムエアマスターとウイ([シィ])ングガンダムセラフィム―。

 

 

「そこぉっ!!」

と、右手に持つ2連装ビームマシンガンを撃つガン([ラン])ダムエックス・ディバイダー。

 

ドートレス・フライヤー2人とガディール1が撃墜された―。

 

 

「えぇいっ!!」

と、バスターライフルを撃つウイ([シィ])ングガンダムセラフィム。

 

バスターライフルから放たれた大出力ビームにより、ドートレス・フライヤー数人とガディール数機が撃墜された―。

 

 

「オラオラァッ!!」

と、両手に持つバスターライフルを連射するガン([スー])ダムエアマスター。

 

ガン([スー])ダムエアマスターのバスターライフルの連射により蜂の巣にされたドートレス・フライヤーが爆散する―。

 

 

ビームサーベルを振りかざしたドートレス・フライヤーが、ガン([ラン])ダムエックス・ディバイダーに迫ってきた。

 

ガン([ラン])ダムエックス・ディバイダーは、右手に持つ2連装ビームマシンガンを腰の後ろにマウントすると、右手でバックパックの大型ビームソードを抜く。

 

発振されたライムグリーンのビーム刃で、ドートレス・フライヤーの胴体を斬り裂いた―!!

 

ガン([ラン])ダムエックス・ディバイダーの大型ビームソードで斬られたドートレス・フライヤーは、真っ赤な血を噴きながら落ちていき…

 

爆散した…。

 

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