機動戦士ガンダムこれくしょんX   作:星龜

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ミッドウェー島基地


 

ウイ([シィ])ングガンダムセラフィム

ガン([ラン])ダムエックス・ディバイダー

ガン([スー])ダムエアマスター

が上空で戦っている時…

 

空を飛べない

ガン([ディ])ダムデリンジャーアームズ

ガン([ロア])ダムレオパルド

は、フリーデンの右舷デッキで連合地球軍を迎撃していた。

 

「こんちくしょうぉッ!!」

と、ミサイルやガトリングガンを乱射するガン([ディ])ダムデリンジャーアームズ。

 

ドートレス・フライヤーがガトリングガンの弾幕を回避するも、ミサイルは回避できず、脇腹に直撃をくらい、真っ赤な血を噴きながら海に落ちていった。

 

3機のガディールが、ビームライフルを撃ちながら降下してくる。

 

「ぬおぉーッ!!」

とガトリングガンを乱射するガン([ディ])ダムデリンジャーアームズだったが、なかなか当たらない…。

 

「うおぉーッ!?」

 

ついに、ガディールに撃たれてしまうガン([ディ])ダムデリンジャーアームズ…。

 

しかし、強固な装甲のおかげで、被弾しても、ディが傷を負うことはなかった。

 

そして…

 

とうとう、2人のドートレス・フライヤーが、デッキに降り立たってしまった。

 

しかし、瞬く間に、2人のドートレス・フライヤーはガン([ロア])ダムレオパルドのインナーアームガトリングで蜂の巣にされた。

 

蜂の巣にされた2人のドートレス・フライヤーは、真っ赤な血を噴きながら倒れたあと、爆散した。

 

「すまねぇ…。」

と謝るガン([ディ])ダムデリンジャーアームズ。

 

《謝るヒマがあるなら、戦ってくれない?

今は戦闘中だよ★〉

と言うガン([ロア])ダムレオパルド。

 

「そうだな…☆」

と、ガン([ディ])ダムデリンジャーアームズは襲いくるドートレス・フライヤーやガディールを狙って、ガトリングガンを撃ち続けた―。

 

 

やがて、連合地球軍インド駐留軍は撤退し始めた。

 

30分ほどの戦闘で、出撃したドートレス・フライヤーの約3分の1およびガディールも約3分の1を失ったのだ…。

 

 

シィ達も帰艦してきた。

 

連合地球軍の大部隊との戦闘だったが、大きな被害も無く、シィ、ラン、スーの3人は、無事に帰艦できた。

 

艦橋では

「本艦の被害は?」

と訊くアミールに

 

「被弾箇所はありますが、いずれも損傷軽微で、海上航行に支障はありません。」

と答えるオペレーター。

 

「あの…

このまま、隠れる場所も無い海上を進むのは危険かと…。」

と進言するオペレーター。

 

「だからといって、地上からパキスタンには行けないでしょ。

ジャミングジェネレーターを上手く使って、アラビア海を北上するのよ!!」

と言うアミール。

 

ジャミングジェネレーターは便利だが、2時間以上使用できないという欠点がある。

 

なにより、オペレーターの指摘通り、隠れる場所の無い海上を、偵察衛星に見つからずに移動するなど不可能だ。

 

それでも…

 

フリーデンはパキスタン目指して、インド洋を進んでいった…。

 

 

午後4時―。

 

北太平洋上―。

 

ミッドウェー島基地を目指して航行している第13特別機甲師団艦隊の旗艦アイリッシュの艦橋では、連合地球軍インド駐留軍がフリーデンの攻撃に失敗したという情報が入ってきた。

 

「たった1隻の陸上戦艦相手に、インド駐留軍が壊滅しただと…!?」

と、驚くヘンケン。

 

「お言葉ですが艦長…。

アミットフォースには、私達のような人工MS娘ではなく

本物のMS娘

がいるのです。」

と言うジーナ。

 

「あの、シン・クロサキ兵団ですら、歯が立たない相手なのだ。」

と言うブレックス。

 

「だったら…

我々は、一体、何のために出撃しているのだ?」

と顔をしかめるヘンケン。

 

「たしかに、私は人工MS娘です。

それでも、MS娘としての誇りは持っているつもりです。

首は取れなくても、腕1本は取るつもりです。」

と言うジーナ。

 

「頼もしいぞ、大尉!!」

と、ジーナを称えるブレックス。

 

そして

「聞いてのとおりだ、艦長。

私も、たとえ、アミットフォースに敗れようとも、あやつらの母艦を破壊するくらいの気概はあるぞ!!」

と、ブレックスはヘンケンを叱咤する。

 

「もうしわけございませんでした、司令!!」

と、ブレックスに敬礼するヘンケン―。

 

 

2日後―。

 

第13特別機甲師団艦隊は、ミッドウェー島基地に到着した―。

 

 

旗艦アイリッシュの艦橋では…

 

「それでは、ジーナ大尉。

君はMS娘1個中隊を率いて、アウドムラV世でインドに向かってくれ。」

と、ブレックスがジーナに下令していた。

 

「了解しました!!」

と、ブレックスに敬礼するジーナ。

 

そして、ジーナはブリーフィングルームに向かった―。

 

 

ジーナがブリーフィングルームに入ると、出撃する中隊のMS娘達がそろっていた。

 

入ってきたジーナに敬礼するMS娘達。

 

「これより、我々、先遣隊は、アウドムラV世に移乗し、インドに向かいます。」

と言うジーナ。

 

「インド駐留軍が、アミットフォースに敗れたと聞きましたが?」

と言うポリィ。

 

【挿絵表示】

 

「その通りよ。

今回の相手は、一筋縄ではいかないわ。

みんなも、全滅覚悟で、今回の任務にあたってちょうだい。」

と言うジーナに

 

心配すんなよ、サングラス☆

と言うトゥ。

 

「さすがは、シン・クロサキ兵団の候補生…。

たいした自信ね。」

と、トゥの方を見るジーナ。

 

「謝ろうよ、トゥ…。」

と、トゥをなだめるキララ。

 

「ジーナ大尉!!

無礼な発言をお許しください!!」

と謝罪するノゥ。

 

しかし、トゥは

「いいかッ!?

よく聞け、サングラスッ!!

オレ達はな、マニュアル通りの訓練なんて、やっちゃいねぇんだよッ!!

だから、誰も死にゃしねぇよッ!!

大船に乗った気でいろよッ☆」

と豪語した。

 

それを聞いたジーナは

その過信は自分の足をすくうわよ?

と、サングラスをはずして、微笑んだ。

 

「へぇ〜☆

カワイイ顔してんぢゃん☆」

と、ジーナを褒めるトゥ。

 

あらためて言われるまでもないわね。」

と、サングラスをかけるジーナ。

 

それを聞いたトゥは

過信してんのは、オマエの方だろ★

と、心の中でツッコんだ…。

 

「それでは、これより、アウドムラV世に移乗する!!」

とジーナを先頭に、ブリーフィングルームから出ていくMS娘達―。

 

 

アウドムラV世の離陸準備が終わったのは、午後7時前だった。

 

陽はまだ沈みきっておらず、西の空をオレンジ色に染めていた。

 

そんな時だった。

 

突如、敵襲を報せるサイレンが鳴り響いた―。

 

 

アウドムラV世の艦橋では

「何事だ!?」

と、機長がオペレーターに訊いていた。

 

「司令部より通達!!

上空から降下してくる機影を多数確認したとのことです!!」

と叫ぶオペレーター。

 

「何だと?

何者だ!?」

と叫ぶ機長。

 

現在、連合地球軍が戦っている相手は、アミットフォースの他は…

 

黒色機動群か…!?

と叫ぶ機長。

 

「データ照会…

黒色機動群の降下ポッドです!!」

と叫ぶオペレーター―。

 

 

『総員、第一種戦闘配置!!』

という艦内アナウンスを聞いたジーナは、艦橋に問い合わせる。

 

「どうしたんですか?」

と訊くロヴェール。

 

【挿絵表示】

 

「黒色機動群の襲撃よ!!」

と言うジーナ。

 

「こんな時に!?」

と驚くポリィ。

 

「我々も出撃する!!」

と言うジーナに

 

「「了解!!」」

と答えるポリィとロヴェール。

 

待っていたぜぇッ☆

と喜ぶトゥ。

 

頼りにしているわよ。」

と、更衣室に向かうジーナ達。

 

「行くぜッ!!

キララ、ノゥッ☆」

 

「うん…!!」

 

「しょうがないわね…★」

と、トゥを先頭に、キララとノゥも更衣室に向かった―。

 

 

アウドムラV世の出撃デッキに

ガンダムサンドレオン

の装甲服を装着したトゥ

 

ガンダムデスサイズギルティ

の装甲服を装着したキララ

 

ティエンロンガンダム

の装甲服を装着したノゥ

 

が現れた。

 

そして―

 

トゥッ!!

ガンダムサンドレオンッ!!

いくぜぇッ!!

 

「キララ…

ガンダムデスサイズギルティ…

行ってきます…!!」

 

「ノゥ。

ティエンロンガンダム、出ます!!」

 

ガン([トゥ])ダムサンドレオン

ガンダ([キララ])ムデスサイズギルティ

ティ([ノゥ])エンロンガンダム

が、夜の闇の中に出撃していった―。

 

 

一方、ジーナ、ポリィ、ロヴェールの3人は

新型装甲服・バリエント

を装着していた。

 

ジーナの装甲服は、赤と明灰白色のツートンカラーで

ポリィとロヴェールの装甲服は、黒とダークグレーのツートンカラーだった。

 

「ジーナ。

バリエント、出る!!」

 

「ポリィ!!

バリエント、出ます!!」

 

「ロヴェール!!

バリエント、発進します!!」

 

と、ジーナ、ポリィ、ロヴェールは出撃していった―。

 

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