インド・ニューデリーにある、連合地球軍インド駐留軍司令部―。
滑走路から、次々と輸送機が離陸していく。
その数、じつに24機。
インド駐留軍と第13特別機甲師団による、アミットフォースとネオタリバンの討伐部隊である―。
◇
アミットフォースの母艦フリーデンの艦橋では―。
「偵察衛星からの通信です!!
連合地球軍が出撃しました!!」
と報告するオペレーターA。
「戦力は、どのくらいですか?」
と訊くレイナに
「輸送機24機を確認!!」
と答えるオペレーターA。
「ちょっと、予想以上の戦力ですね…。」
と、顔をしかめるレイナ。
「どうするの?」
と、やや不安そうな面持ちで訊いてくるアミールに
「ご心配なく。
少々、予想以上の戦力ですが、戦場で想定外の事態はつきものです。
ある程度しかけたら、切り上げてきます。」
と言うレイナ。
その時
「ネオタリバンより通信です。」
と言う、オペレーターB。
「内容は?」
と訊くレイナに
「奇襲の増援を送るそうです。」
と答えるオペレーターB。
「断って
ください。
今から来られても困ります。」
と言うレイナ。
「了解。」
と、オペレーターBは、増援拒否をネオタリバンに伝えた―。
◇
ネオタリバンの戦闘指揮所では―。
「司令!!
アミットフォースが、当方の増援を拒否しました!!」
と、オペレーターがアブドラに報せた。
「なんだと…!?」
と、驚くアブドラ。
「やはり、クロでしたか…。
いかがなさいますか?」
と訊いてくる副官に
「今は、連合地球軍を迎撃することだけを考えろ…!!」
と言うアブドラ。
「了解!!」
と、副官は敬礼して、戦闘指揮所から出ていった。
(レイナ…
本当に裏切ったのか…!?)
と、疑心暗鬼になるアブドラ…。
◇
アミットフォースの母艦フリーデンの発進デッキでは
が、
「これより、私達はネオタリバンの本拠地に向かっている、連合地球軍の部隊に奇襲をかけます。
とはいえ、たった4人でできることなど、たかが知れています。
ある程度、戦ったら撤収します。」
と言う
「本当に…
それでいいんですか?」
と訊く
「はい。
あまり長居し過ぎると、殺されてしまいますよ?」
と言う
「とはいえ
ネオタリバンの連中に気づかれないよう
ある程度の損害はあたえないとな…。」
と言う
「あまり、無理をなさらずに。
損害をあたえることよりも
奇襲をかけることができたかどうか
が重要です。」
と言う
「なるほどね☆
こっちはちゃんと約束は果たしたんだから、むこうから、あれこれ言われる筋合いは無いね☆」
と言う
「その通りです。
しかし、私達にとっても、インド駐留軍は目障りなので、ある程度のダメージはあたえたいですね。
では、行きましょうか。」
と言う
◆
ネオタリバンの本拠地に向かう、連合地球軍の輸送機の編隊の、第13特別機甲師団に所属する輸送機の長機には、ジーナ達が乗っていた―。
ブリーフィングルームで、ジーナが今回の作戦の概要を説明していた。
「以上が、今回の作戦の概要だ。
質問は無いか?」
と訊くジーナ。
「おい、サングラス★
本当にアミットフォースは出てくるのか?」
と言うトゥを
「だから、ジーナ大尉のことをサングラスと呼ぶのはやめなさい!!」
と叱るノゥ。
だが、ジーナは気にすることなく
「ネオタリバンとアミットフォースが同盟を結んだという可能性は高い。
おそらく、ネオタリバンの本拠地にアミットフォースもいるだろう。」
と言う。
「ヘッヘッヘッ☆
ゲリラの討伐だけだなんて、つまらないからな☆」
と、喜ぶトゥ。
「ゲリラも、一撃で殺せば、痛くないよね?」
と言うキララに
「もちろんだ☆
痛くないように、一撃で殺すんだ☆」
と、キララの肩を抱くトゥ。
「うん…☆」
と喜ぶキララ。
その時、警報が鳴り響いた。
「どうした?」
と、艦橋に連絡を入れるジーナ。
《未確認物体が接近してきます!!〉
と答えるオペレーター。
ざわめきだす、ブリーフィングルーム内。
「おい、サングラス☆
そいつは
敵
だな!?」
と言うトゥに
「まだ、そうと決まったわけではない。」
と言うジーナ。
「だからといって、鳥を敵と見間違えるような、バカなオペレーターなんて、いないだろう★
行くぜ、キララ、ノゥ☆」
と、ブリーフィングルームから出ていこうとするトゥ。
「トゥ!!
待ちなさい!!」
と、トゥを呼び止めるノゥ。
「たしかに…
未確認物体が民間機の可能性も低いな…。」
と、トゥの行動に、ため息をつきつつも、トゥの発言に納得するジーナ。
そして
「現在、接近中の未確認物体は、敵であると認識する!!
総員、出撃!!」
と、下令した。
「「了解!!」」
と立ち上がる人工MS娘達。
「さっすがサングラス☆
話がわかるじゃねぇか☆
よし☆
行こうぜ、キララ、ノゥ☆」
と喜び勇んでブリーフィングルームから出ていくトゥについて行くキララと、ため息まじりについて行くノゥ―。
編隊も、接近してくる未確認物体が敵であると認識したようだ。
発進デッキでは、コンバットドローン・ガディールの発進準備が進められていた。
そこに
が来た。
「おい!!
何をしている!?」
と怒鳴る整備士を無視して
「おいッ!!
ガディール借りるぞッ!!」
と、ガディールに飛び乗る
そして、ガディールの機体上部のハッチを開けて、右足から出したコントロールケーブルを差す。
これにより、ガディールは、空を飛べない
のサブフライトシステムと化す。
「トゥッ!!
ガンダムサンドレオンッ!!
いくぜぇッ!!」
「キララ…
ガンダムデスサイズギルティ…
行ってきます…!!」
「ノゥ。
ティエンロンガンダム、出ます!!」
と、出撃する
◇
連合地球軍の輸送機の編隊に近づく、未確認物体―。
それは
だった。
「うわぁ…☆
来た来たぁ☆」
と、輸送機から次々と発進するドートレス・フライヤーやガディールを見て、歓喜する
「やっぱり、バレちゃいましたね…。」
と言う
「当たりめぇだろッ★
バレねぇとでも思ったのか!?」
とツッコむ
「では、手筈通り、ある程度暴れたら、撤収しますよ。」
と言う
「「了解!!」」
と、
が、連合地球軍の大部隊に突入していった―。