(脱走兵じゃと!?
クレアとディアナのことか…。
しかし、何故じゃ?
何故、連合地球軍がクレアとディアナを追う?)
と、考えを逡巡させる村長。
とりあえず…
「そのような者は、ここには来ておりません。
来ていたら、連絡していますよ。」
と、その場を取り繕うとする村長。
ところが…
「連絡なんて無理だよ。
だって、その脱走兵は
さっき、ここに来たばかり
のはずだから。」
と
「な…何かの間違いでしょう…。
本当に、そのような者は来ておりません。」
と村長は言うが
「ふざけないで…!!」
と、右手に持つマシンガンの銃口を村長に向ける
まわりにいる4人のドートレス・フライヤーも、村長にマシンガンの銃口を向ける。
「私達が何も知らずに、ここに来たとでも思っているの?
調べはついているの。
シィとディを引き渡しなさい。」
と言う
「なぜ、その娘達を―
はっ!!」
と、村長はシィとディの名を聞き、思わず口を滑らせてしまった…。
「うそつき…っ★」
と、右手からモノフィラメントワイヤーカッターを射出する
「ギャァァァッ!!」
と、モノフィラメントワイヤーカッターでバラバラにされてしまう村長…。
村長が殺害されたのを見た、ことの成り行きを見守っていた村人達は、一斉に逃げ出した。
バラバラにされた村長の血しぶきが飛び散るのを見たドゥエトは
「あは…っ☆
あははっ☆
まっかっか☆
まっかっか☆」
と笑いながら、逃げ惑う村人達をモノフィラメントワイヤーカッターで惨殺していく。
ドートレス・フライヤー達も、マシンガンを乱射して、村人達を射殺していく。
村の中心地は、地獄絵図と化した…。
◇
「おい…
銃声だぞ…!?」
と、外から聞こえてくる銃声に驚くゲオルグ。
「クレア達は、ここにいろ。
行こう、ゲオルグ。」
と、ゲオルグと一緒に、外の様子を見に行こうとするロイド。
「パパ!!
行っちゃダメ!!」
と、ロイドを呼び止めるシィ。
「心配するな☆
様子を見てくるだけだ☆」
とシィに笑顔を見せて、ロイドとゲオルグは外に出ていった…。
だが…
2人が戻ってくることはなかった…。
かわりに…
村長の家のドアを蹴破って入ってきたのは…
2人のドートレス・フライヤーだった…。
2人は問答無用でマシンガンを乱射した。
「ママーッ!!」
蜂の巣にされてしまう、シィの母親…。
「ママーッ!!」
ディの母親も蜂の巣にされ…
さらに、村長の家族も蜂の巣にされてしまった…。
幸か不幸か…
シィとディは撃たれることはなかった…。
2人のドートレス・フライヤーが出ていったあとの村長の家の中は、地獄絵図だった…。
「ママ…
ママ…!!」
と、シィは泣きながら、母の体を揺するが…
シィは母は動ことも…
声を発することもなかった…。
「許せない…っ!!」
と、2階に上がるシィ。
階段を上がって、右にある部屋に入る。
そこで服を脱ぎ、全裸になるシィ。
ついてきたディが、部屋の中でシィが服を脱いでいるのを見て
「やるのか…!?」
と言った。
しかし、シィは答えることなく…
ウイングガンダムセラフィムの装甲服を着た。
「行ってくる…!!」
と言う
「行け、シィッ!!
パパとママの仇をとってくれッ!!
アイツらを生かして帰すなッ!!」
と言うディ。
◇
ブリトヴァのレーダーが、空を飛ぶウイングガンダムセラフィムを捉えた。
「やっぱり、ここにいたんだ…!!」
と、両肩からミサイルを発射する
ドートレス・フライヤー達も、マシンガンを乱射する。
飛んできたミサイルを回避、またはマシンキャノンで破壊していく
(くっ!!)
ドートレス・フライヤーが乱射するマシンガンの弾が数発ほど当たったが、とくにダメージは無い。
(まずは…!!)
と、ドートレス・フライヤーにバスターライフルの照準を合わせ…
「いけっ!!」
と、バスターライフルを撃つ
バスターライフルから放たれた大出力ビームは、ドートレス・フライヤーの胸部中央に当たった。
バスターライフルから放たれた大出力ビームは、ドートレス・フライヤーの胸部装甲を簡単に突き破り、その衝撃で、ドートレス・フライヤーの首と両腕がちぎれ飛んだ。
それを見た左隣にいたドートレス・フライヤーが、恐怖にかられ、逃げ出した。
逃げたドートレス・フライヤーに向け、バスターライフルを撃つ
バスターライフルから放たれた大出力ビームは、逃亡するドートレス・フライヤーの後頭部に命中。
ドートレス・フライヤーの頭が消し飛んだ。
今度は、右方向からマシンガンを撃ってくるドートレス・フライヤーに向けて、
バスターライフルから放たれた大出力ビームは、ドートレス・フライヤーの右足の大腿部に当たった。
ドートレス・フライヤーは、右足がちぎれ飛んだだけでなく、下半身そのものがちぎれ飛んだ。
残ったドートレス・フライヤーが右手にビームサーベルを持って斬りかかってきたが、
被弾して、たじろいだドートレス・フライヤーに、バスターライフルを撃つ
バスターライフルから放たれた大出力ビームが、ドートレス・フライヤーの腹部に当たり、胸から下がなくなった。
(・・・・・・!?)
4人のドートレス・フライヤーが、あっという間に全滅させられたのを見たドゥエトは、
恐怖で失禁すらしていた。
しかし…
「あはは…☆
まっかっかにしてあげるゥッ☆」
と、歓喜と恐怖が入り混じった笑顔で、
「えっ…!?」
それは、一瞬の出来事だった―。
何かが、左手に当たったような感触がした…
次の瞬間―!!
「あああああ…っ!!」
シィの絶叫とともに…
シィの左腕の肘から先がちぎれ飛んだ…。
地上に落ちる
「まっかっか☆
まっかっか☆」
と狂喜しながら、モノフィラメントワイヤーカッターを射出する
(ごめん…ディ…。
パパとママの仇をとれなくて…。)
と、死を覚悟するシィ…。
倒れて動けない
だが!!
倒れて動けない
そして、左手でモノフィラメントワイヤーカッターの先端をつかんだ!!
「ムダだよ、ドゥエト☆
見切っているよ、こんなの☆」
と言う、倒れて動けない
声の感じから、どうやら女性…
それも、少女の声だった。
「あ…あなたは…?」
と、左腕を斬り落とされた激痛に耐えながら、目の前にいる人物に訊くシィ。
「私の名はラン☆
ガンダムエックスのMS娘だよ☆」