「うぅ、今年も冷えてきたな」
『もう秋だからな』
「はやいなぁ」
『ん、カボチャと…蓮根が安いみたいだな』
「秋は美味しいものいっぱいだもんな」
「天高くウマ娘肥ゆる秋、か」
『…体重には気を遣っているつもりだが』
「ふふっ、ごめんって」
「仮にすっごい太っても一緒にダイエットするよ」
『なんだ、太っても好きとは言ってくれないのか?』
「容姿は別に構わないんだけど健康にはよろしくないからね」
「2人で長生きしたいし」
『…あなたらしいな』
「そうか?おっ、栗売ってるぞ!」
『今夜は栗ご飯にしようか』
「やった!」
『にしても、ハロウィーンムード一色だな』
「ね、お菓子も沢山あるし」
「エアはハロウィーンとかやるの?毎年」
『学園のイベントくらいだな。幼いときにはしていたかもしれんが』
「そっか」
「今年はやろっか?」
『別にわざわざやるほども…子どもじゃあるまいし』
「季節の行事は大切に、でしょ?」
『それはそうだが、具体的に何をするんだ?』
「コスプレしたエアにイタズラ」
『おかしいだろう、なぜコスプレしている側がイタズラされるんだ』
「俺がしたいから」
『たわけ』
「あーたのしみだなー!」
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10月31日
「それじゃ、着替えますか?」
『いや、ここでか!?』
「うん」
「別に良いでしょ?今さら着替えくらい。更衣室行く?」
『そういう問題ではない!』
『ここはトレーナー室だぞ?家で良いだろう!?』
「えぇ?でも皆楽しんでるなか俺らは誰にも知られることなく帰って2人でしっぽり?」
「それも良いかもしれない!!」
A「そうはさせませんよ!」
B「私たちも先輩のコスプレみたいですー!」
C「いっつもトレーナーばっかりズルい!」
『なぁっ!?』
B「さっ、先輩!行きますよ!!」
『行くって、どこに、』
A「決まってるじゃないですか、更衣室ですよ」
A「こういしつ!」
『わっ、わたしはコスプレするとは…』
C「でも家帰ったら着るんですよね?」
『…』
B「いっつもトレーナーが独り占めしてるんですから、たまには私たちにも供給して欲しいです!」
ズルズル
「あぁー俺だけのエアがぁー!!」
数分後
コンコン
「どーぞー」
『はっ、はいるぞ』
「うん」
ガラガラ
「!?」
『とっ、とりっくおあ、とりーと///』
「とっ、トリックで!!!!!!」
『たったわけぇ!!///』
「いいよ!!遠慮なく!!!イタズラしてっ!!!!」
C「自重しろこの変態トレーナー!」
B「私たちもいるんですけど!?」
A「やっぱりさいっこーに似合ってますよ!先輩!」
「こんな可愛い吸血鬼見たことない!!」
「天使!!いや悪魔か?もうどっちだって良い!!」
B「ちょっ!!トレーナー!?落ち着いてよ!!」
バタバタ
「う、うぅ」
「ウマ娘3人にヒト1人は分が悪いだろ!!」
C「しょうがないでしょ?トレーナーが暴れるんだから」
B「どうせトレーナーは家でも先輩といられるんだから学園でくらい譲ってよ!」
『そこまでにしておけお前たち』
『はやく行かねばイベントが終わってしまうぞ』
ABC「はーい!」
バタバタ
『ほら、あなたも行くぞ?』
「うん…」
「ところでさ…」
『なんだ?』
「イタズラはいつ!?」
『たわけっ!!!』
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そんなこんなでイベントは終わりを迎え
愛の巣にもどると…
「むぅ…」
『なんだ』
「なんで着替えちゃうんだよ!!」
「ヴァンパイアなエアにイタズラされたかったのに!!」
『あんな格好で出歩く訳にはいかんだろう』
「でもさぁー」
『だが、』
『後でまた"他の"も着てやらんこともないぞ』
「!?」