お盆も過ぎ去り、まだまだ蒸すような暑さに苦しめられながらもやっと夏の終わりが見えかくれしてきた今日この頃
仕事の連絡を終えてウマッターを開くと、どうやらホラー番組が今週末に放送されるらしい
ホラー好きな俺としては見逃すわけにはいかない
なんせここ数年でホラー番組はコンプラがなんだとかで激減してしまったのだ
貴重な1回もしっかりチェックしておかねば…
というわけで寝室のテレビ(リビングのテレビはちびっこ達も見るからね。うちの子達を泣かせるようなヤツはただじゃおかない)で録画予約まで済ませたのが4日前の話
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でもやっぱりリアタイもしたい
そして今日、早々に子ども達を寝かしつけて夫婦の寝室で鑑賞会だ
『今日はやけに床に着くのが早いな?』
「ん?ああ、見たい番組があるんだよ」
『こんな時間にか?』
「こんな時間だからこそ、だよ」
「エアも一緒に見よ?」
『それは構わないが…』
時計の針が10:00を指すとお馴染みのオープニングが流れ、長いCMの後でやっと本編が始まった
のだが……
バァァァン!!
『ひっ!』ギュッ
ドンドンドンドンッ!
『きゃあっ!!』ギュウッ
「ちょっ、エア!いたいいたい!!」
うちの女帝様はホラーも苦手なようだ
きっと骨の1~2本は逝っちゃったね♡
「そんなに怖いなら寝ちゃえば?ムリして付き合ってくれなくても良いぞ?」
『べっ、別に無理はしてない!』
まあ強がりも含めて可愛いのだが
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「あー、面白かったぁ」
「もう遅いし寝よっか」
『あ、あぁ…そうだな…』ガクブル
「おやすみ」チュッ
『お、おお、おやすみなさい…』ガクブル
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「すぅー…すぅー…」zzz
ゴソゴソ
『ひっ!』ビクッ
「すぅー…すぅー…」zzz
ジジジジジジ
『ひゃっ!』ビクビク
『あ、あなた…?』ギュッ
「すぅー…すぅー…」zzz
『もう寝てしまったのか…?』ガクブル
「すぅー…すぅー…」zzz←実は起きてる
「うぅん……すぅー…すぅー」ネガエリ
『!』
『な、なんで今日に限ってそちらに寝返るんだ...』ブルブル
いつもはエアグルーヴと抱き合うようにして向かい合わせに眠るが、エアに背を向けるようにして寝返りを打ってみた
反応を楽しみにくくはなる気がするが、どうせ寝たふりをするならば大差はないだろう
きっと誰もが経験したことがあるであろうアノ現象
普段は気にならないような、布団が擦れる音や家電の音がやたらと奇妙に聞こえたり、物のシルエットが人の姿に見えたり……
その現象が今正にエアグルーヴを襲っていた
『あ、あなた…はるとさん…』ガクブル
「すぅー…すぅー…」zzz
ガタッ
『ひんっ!』ビクッ
『うぅ…はるとさん…ぐすっ……はるとさんっ…』グスグス
「すぅー…すぅー…」zzz
やばい…可愛い、可愛すぎるようちの妻
今すぐ抱き締めたい
抱き締めて、ウマ吸いしてチューしたい!!
『おきてくれ……ぐすっ…はるとさん、おきてくれ…』ギュー
「っ!」
バサッ
『きゃっ!』ビクッ
『は、はるとさん……?』
「大丈夫だよエア」ギュー
正直、まだまだ寝たふりを続けるつもりだったのだが…
泣きながら抱きつかれたら我慢なんて出来なかった
可愛すぎるんだよなぁ
「怖かったな…大丈夫大丈夫」ナデナデギュー
『うぅ……ぐすっ…』ギュー
「大丈夫だからゆっくり寝ような…」
『うん……?なんで怖くて眠れなかったと知っているんだ…?』
「あっ…」
『あなた?』ゴゴゴ
「いや…その…」ワタワタ
『まさか…私が怯えているのを知りながら眠った振りをしていたわけではあるまいな?』ゴゴゴ
「怖がってるエアがかわいくて…ねっ?」ワタワタ
『…け』
「へっ?」
『この…たわけっ!!』
『もう知らん!!意地悪な春翔さんなんて嫌いだ!シップに噛まれてしまえばいいんだ!』フンッ
「ちょっ、エア!ごめんって!許してよ!もうしないから!ねっ?」ドゲザ
『ふんっ』
「……」
「ふーん…じゃあ俺子ども達と寝てくるもんね」
「エアも嫌いな俺が居なくなるんだしゆっくり休んでてよね」ガサゴソ
『!』
「おやすみー」
『ま、待ってくれ春翔さん!』
「だってエアは俺のこと嫌いなんでしょ?俺はエアのこと大好きなのに...あー残念。結婚式で永遠の愛を誓ったのになぁ…」
『ち、ちがうぞ!その…さっきのは言葉の綾で…その……春翔さんのことは今でも、これからも……ずっと、大好き、だぞ…』ギュッ
『だから…今日も一緒に…』ギュー
「ふふっ…ごめんごめん」
「また意地悪した」
「俺も大好きだよ」チュッ
「ほら、おいで」ウデマクラ
『ん…』ギュー
「かわいい…」ナデナデギュー
『私が眠るまで止めないでくれ…』ギュー
「うん...そのつもりだよ」ナデナデギュー
うちの妻は可愛すぎる