待ちに待った休日
愛する家族と丸1日楽しく過ごせる、週に一度の貴重な日
俺は未だ夢を見ているのだろうか
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いつもは子ども達に叩き起こされることがほとんどな休日の朝
俺は頬に違和感を感じて目覚めた
「うう……ううん…?」ネムネム
ペロペロ
ペロペロ
その感覚が頬を舐められていることによるものだと次第に気がつく
やたらと人の顔を舐めたがるショパンかと思ったのだが、それにしては視界に写る耳はスマートだし大きい
まず大人のウマ娘なのは確実だろう
ということは…
「えあ…?」
ミャー
「…」
「え!?」
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それから分かったことがいくつかある
1つは、どうやら妻はネコ娘になってしまったということ
ウマ耳はいつもよりも薄く横に大きい
尻尾もよく手入れされた長くサラサラな毛ではなくフワフワの短い毛になっていた
1つは、娘達もネコ娘になって俺たち夫婦の布団の中で丸まって眠っていたということ
1つは……メチャクチャかわいいということ
「エアちゃーん♡かわいいでちゅねぇ♡♡」ネコスイ
『んにゃ!にゃにをする!やめんか!』グイー
シップ「んにゃにゃにゃにゃ!」ネコパンチ
ショパン「にゃ、にゃあ…」ペロペロ
マイ『』ゴロゴロ
「きゃわいいねぇ!!」ギュー
とにかくネコ娘たちが可愛すぎて気がついたら1時間経ってた
結翔が起こしに来てくれなければこのままにゃんこたちをモフモフすることで一生を終えてしまうところだった
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とりあえず簡単にハムエッグやフレンチトーストでブランチを摂ることに
ところで…普段の食事で大丈夫なのだろうか?
当たり前だが我が家にキャットフードはない
ツナ缶とか?鰹節?ショパン用のチュール※?いつも通りニンジン?
※ショパンは早産だったため栄養補給用のチュールをよく食べています
とりあえず冷蔵庫にあるものをいくつかテーブルに並べてみる
「エア」
「どれなら食べれそう?」
『ん、』クンクン
『あにゃたとおにゃじもので大丈夫だぞ?』
「ホントに?お腹こわさない?」
『概ねネコに与えても問題にゃい食材だろう?』
「そう言われればそうだけど…」
とりあえずネットでネコが食べてはいけないものを調べ、それを除いてネコ娘たちに配膳した
結翔は俺と同じメニューだ
どうやら手先が少し不器用になってしまったようでネコ娘たちはお箸ではなくスプーンとフォークで食べている
子どものような使い方をしている妻を見ていると普段とのギャップにやられてしまいそうだった
「美味しいか?」
にゃんs「おいしー!」ブンブン
結翔「おいしー!」ニコニコ
ごちそうさまでした!!
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食事を終えて洗い物をしようとすると、先ほどまでは少し邪魔に感じてしまう程べたべたとくっついてきていたにゃんこたちが耳を絞り、尻尾をぼわっと膨らませて毛布にくるまっていた
視線の先には…
「あぁ…そういうこと」
「お水怖いのね」
手洗いはほどほどに食洗機に放り込んだ
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基本的な生活リズムもネコに近づいてしまったようで
食べるだけ食べたら眠そうに目を細めていた
シップに至っては目を開けたまま寝ているだろ
ベッドの下から俺の秘蔵コレクション(怪しい物じゃないよ、猫じゃらしとかだよ!)を取り出しで少しだけ遊んでやることに…とは思ったのだが
にゃんこたち(なぜか結翔も)は円形に座ったり寝っ転がったりしており、自分の目の前にある尻尾で遊んでいた……可愛い
ショパンが小さなお口を大きく開いてあくびをしたのを皮切りに、お昼寝タイムだ
ねこじゃすりやブラシで毛並みを整えつつリラックスしてもらおう
エアの頭を撫でていると、続々とちびっこたちがエアのお腹のところに集まりだした
エアもエアで子ども達を愛おしそうに撫でたり頬擦りをしている
そうしているうちに俺も微睡みへと落ちていく…
あぁ…夢でも良い
最高の休日だ……