午後11:50
『うん?まだ帰って来ないのか?』
夫が忘年会だかなんだかで出かけていったは良いが流石に遅い気がする。それとも社会人的にはこんなものなのだろうか。何事もないと良いのだが…
ガチャガチャ!
『!?』ダッ
『春翔さん?』
「あぁー、えあだぁー」
『ど、どうしたんだ?』
「んんー?どーもしてないよー」
「ねぇ、えあー」
『な、なんだ?』
「んー、」
『?』
「もう、ちゅーしよーよ」
「ただいまのちゅー」
『!?あっ、あぁ』チュッ
「ふふっ、ぎゅーは?」
ギュー
「えあだいすきー」
『わ、わたしもだいすき、だぞ?』
「!はなれちゃだめ」
「もっとぎゅーするの!」
『あ、あとでな』
『まずは上がってくれ、風邪を引いてしまうぞ』
「むぅ」
「えあのいじわる」
『後でまたしてやるから、なっ?』
「わかった」
春翔さん酔ったらこんなに甘えたになるのか
なんか可愛いな、普段も片鱗を見せることはあったが…母性がくすぐられるというか…
「えあー」
『!』
『手洗いうがいを済ませるぞ』
「んー」
『支えてやるから立て』
じゃー
『ほら、手を洗うぞ?』
「んー?」
どうにも自分では立ってるだけで一杯いっぱいなようだったので私の手でハンドソープを泡立てて彼の手を洗ってやる
「ふふっ、えあー、くすぐったいよー」
『が、がまんしろ』
『次はうがいだ』
『ほら、あー、しろ』
「あー」
がらがらがらがら
『ちゃんとぺっ、しろよ』
ぺっ
『ん、上出来だ』
すぐに寝てしまいそうだな
風呂は明日にするとして
先に着替えさせてやりたいが…
『春翔さん』
「うんー?」
『寝間着に着替えてしまおう』
「うー、やだっ!」
「えあとぎゅーするの」
『っ!』
『じゃあ、私が着替えさせるから大人しくしていてくれよ?』
しゅるしゅる
スーツ、結構シワになってしまったな…
クリーニングに出した方が良いだろうか?
「うぅ、えあ?」
『ん?どうした?』
「さむい」
『あぁ、すまないな今着せるからな』
『ほら、ばんざいしろ』
しゅるしゅる
『よし、これで寒くないな』
「んー」
「えあ?ぎゅーは?」
『あっ、あぁすまない』
ギュー
「ふふっ、えあだいすきだよー」
『あぁ』
「おれね、えあのすきなところいっぱいいえるよ」
「ごはんがおいしいところとか」
「そうじがだいすきなところとか」
「はしってるとかっこいいし」
「めんどうみもよくて」
「すっごくやさしいし」
「あったかいし」
「やわらかくて」
「おはだすべすべだし」
「いっぱいすきっていってくれる」
「うれしいとみみとかしっぽがすぐうごいちゃうのとか」
「てれてるとことか」
「こえもすき」
「いっぱいおれのこと、だいじにしてくれるし」
「まだまだいっぱいあるけどね」
「おれ、えあのことだいすきなんだぁ」
『っ、そっ、そうか』
『ありがとう』
「うんー」
『そろそろ寝るぞ?』
「えぇー、まだえあとおはなししたい!」
『ベッドに行ってからでいいだろう』
「むぅ」
『ほら、立て』
『ん、電気消すからな』
『おやすみなさい』
「おやすみー」
「んー、ちゅーは?」
チュッ
『ほら、ねるぞ?』
「まだ、ねない…」
とんとん
「うぅん、」
とんとん
zzz
『ふふっ、寝てしまったな』
にしても可愛らしいな
春翔さんをそのまま幼くしたような…
いづれ彼の子をもうけたら
あんな感じになるのだろうか
まだ早いか?
いや、そんなこともないだろう
この前子作りを解禁したのだ
きっと近い将来…
楽しみだな
幸せな家庭を築けるだろうか