世界一幸せなトレーナーとエアグルーヴ   作:たわけ

21 / 129
女帝ちゃんは試したいver1

11月某日 トレセン学園にて

 

ざわざわ きゃー ざわざわ

 

『ふむ、これは…』

大変興味深い

いや、正確に言うなれば私も彼とやりたい…のだが

"食べ物"で"ゲーム"はさすがに行儀が悪いだろう

 

いや、でもっ…!

 

 

たったったったったったっ

 

本日すべての授業を終えた彼女は近くのコンビニエンスストアまで駆け込んだ

目的のものを求めて

 

 

 

[newpage]

 

ガチャ

「ただいまー」

スタスタ

『お帰りなさい、早かったな』

「うん、事前に書類整理しといて正解だったよ」

 

 

「夕飯は…まだ早いな」

『!』

『そうだな、』

『その、もしよければ…なのだが、』

「うん?」

『こ、これ、食べるか…?///』

「んー?お菓子?珍しいね、エアがお菓子なんて」

「つーか、なんでそんな顔赤くしてんの?」

『なっ、なんでもないっ!』

「お、おう、そうか」

『私も"一緒に"構わないだろうか?』

「当たり前だろ?エアがくれたんだし」

『!?』

『いっ、いいのか!?』

「!?」

「だから、そう言ってるだろ?どうしたんだ、今日なんか変だぞ?」

『っ!な、なんでもない。心配するな』

「なら、いいんだけどよ」

 

「いただきます」

 

ポリポリ

『!?』

「んっ、久しぶりに食ったけど旨いな」

「?食わねーの?」

『い、いや、いただくが…』

 

『は、はるとさん!』

「ん?」

『あ、あーん///』

 

「あむっ」

ぱくっ

 

『っ!はむっ』

ぱくっ

「!?」

 

さくっ さくっ さくっ

 

さくっ さくっ

 

ぽきっ

 

『っ!///』

「エア?」

「なに自分からポッキーゲーム仕掛けておいて自分で折ってんの?」

『だ、だって恥ずかしいだろう、こんなこと!///』

「じゃあなんで始めたの!?」

『…季節の行事は大切にしなくてはな』

「…」

「ホントは?」

『っ、学園でな、皆がやっていて、その、私も、春翔さんと、と思ってだな…』

「なるほどねぇ」

「で?その感想が"恥ずかしい"だったと」

『っ、あぁ』

「普段もっと過激なことしてんじゃんか」

『それとこれとは話が別だ!』

「そうかぁ?」

「んじゃ、もう1本な」

ぱくっ

『!』

「んっ」

ぱくっ

 

さくさくさくさくさくっ!

『!?!?』

ポキッ

 

「んぐっ、なんで折るんだよっ!」

「今いけそうだったろ!?」

「俺とチューすんのヤなの?」

『はっ、はずかしいんだっ!』

「えぇー」

「つーかなんでト○ポなんだよ…」

『?』

 

そう、この女帝

ポ○キー&プ○ッツの日なのにも関わらず

最後までチョコたっぷり!なト○ポを購入していた

完全にグ○コにケンカを売っているが、これも考えあってのことだ

 

--------コンビニ女帝--------

 

ふむ、ポッキーゲームと言うからにはこの商品を使うのだろうが…

いや、こっちの方がチョコレートの含有量が多そうだ

これならば春翔さんの疲労も軽減できて私も彼とポッキーゲームができる

 

----‐-----------------------------

 

そう、ト○ポが最後までチョコたっぷりであるばかりに、この2人は名ばかりのポッキーゲームをすることになったのである

 

 

 

「ほら、つぎ」

ぱくっ

『なあっ!?まだやるのか?』

「むぐっ、エアが始めたんだろ?」

「それとも女帝なぞ名ばかりでこんなゲーム1つまともにこなせない初心な女の子なのかなぁ?」

『くっ!なんて分かりやすい挑発をっ!』

『やってやるさ、この女帝エアグルーヴの実力を見せつけてやる』

ぱくっ

 

さくさくさくさくさくっ!

 

ひょいっ

「!?」

 

「なんで避けるんだよ!」

『ふ、不可抗力だっ!///』

「いやお前いま自分の意思で避けたろ!」

 

「ほら、もっかい」

ぱくっ

『うぅ…』

ぱくっ

さくっさくさくさくさくさくっ!

 

ポキッ

「だぁーかぁーらぁー!」

『む、むりだっ!』

『だいたい!あなたが速すぎるんだ!』

『あんなに急接近されるとビックリする』

「はぁ、はいはい、今度はゆっくりいきますねぇー」

ぱくっ

「んっ」

ぱくっ

 

さくっ さくっ さくっ さくっ

 

ポキッ

 

「…」

『ち、ちがうんだ』

『その、な?』

『うぅ…』

 

ぱくっ

「んっ」

ぱくっ

 

さくっ さくっ さくっ さくっ さくっ

 

さくっ さくっ さくっ さくっ さくっ

 

ちゅっ

 

 

 

「はぁっ、やーっとできたぁ!」

『ぷはっ』

「んで?どーでした?感想は」

『もう2度とやらん!!』

「…ホントは?」

『…聞くな、たわけ』

 

 

 

 

 

※残りのト○ポは2人が"一緒に"美味しくいただきました

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。