フジキセキと別れ、買い物も終えて家に帰る
「ただいまー」
『おかえり』
「エアとマイもおかえり」
『ただいま』
1通り帰ってからのルーティンを終えて春翔は冷蔵庫に食材をしまっていく
エアグルーヴとアドマイヤグルーヴはというと…
『ふふっ、よく飲むな…たくさん飲んで大きくなるんだぞ』
マイ「ぅー」ゴクゴク
隣室でアドマイヤグルーヴにご飯をあげているようだった
「それじゃあ、俺も昼食を作りますかねぇ」
お昼はいつも家にあるもので簡単に済ませる
『うん?もう出来ていたか、ありがとう』
「エアもマイのご飯ありがとうね」
食後は2人で片付けをして、朝の残りの家事も済ませる
特にまだ幼いアドマイヤグルーヴの物は除菌や消毒も徹底する
そして、この日はやりたいことがあった
そのために春翔が事前にホームセンターへ行き物を調達しておいたのだ
『アドマイヤはぐっすりだぞ』
「それじゃ、始めますかね」
「まずは…物をいろいろ避けないとだな」
「俺がこっち持つからエアは…って」
『うん?』
さすがはウマ娘だ
忘れてたよ、とんでもない力持ちだってこと
そこそこ大きいテーブルを1人で軽々と持ち上げている妻に置き場を指示してスペースをつくる
「よし、これでいいかな」
彼らがやりたかったこと
それは…
『これでアドマイヤが動き始めても大丈夫だな』
部屋の床に柔らかいマットを敷いたり家具の角にシリコンをつけたり、などアドマイヤグルーヴの安全を確保するための作業だった
ウマ娘はヒトよりもカラダの成長が早い、生後1ヶ月ほどのアドマイヤグルーヴももう少しで自力で床を這い始めたりする可能性があった
いくら両親が見守っているとはいえ自由に動き回って怪我でもされたら大変だ
「ふぅ、なんとか一息ついたな」
『あぁ、あとはちゃんと見ておけば大丈夫だろう』
「ありがとねエア」
『?』
「エアが居なかったら夜までかかったと思う」
『あぁ、そんなことか。出来ることは分担した方が効率的だからな』
「落ち着いたし…なんか飲む?」
『あぁ、頼む』
「ほい」
『ありがとう』ゴクゴク
現在四宮家では水(白湯)が主な飲み物だ
エアグルーヴはまだアドマイヤグルーヴに授乳しなければいけないためカフェインやアルコールが入っているものは控えている
一応ノンカフェインの紅茶などは買ってあるが、それも極たまにしか口にしない
『片付けは私がしよう』
グラスなどの片付けを終えると
寝室のベッドへと向かい
『おやすみなさい』
「ん、おやすみ」
アドマイヤグルーヴを真ん中に挟み3人でお昼寝をするようだ
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『すぅー、すぅー』zzz
「すぅー、すぅー」zzz
マイ「ぅ"ぅー」オギャー
「んぅ?」
『どうしたぁ?』
「すぅー」
「オムツじゃないみたいだ」
『お腹が減ったか?』
アドマイヤグルーヴが空腹で目を覚ましたタイミングで両親も起床する
アドマイヤグルーヴのご飯を終えたら先ほど敷いたふわふわマットの上に下ろしてやり、ぬいぐるみで遊ぶ
「ほらぁ~マイ、クマさんだぞ~!」フリフリ
マイ「ぁー」ギュッ
『ウサギさんもいるぞ~』フリフリ
マイ「ぅー」ギュッ
「ははっ、全部抱っこするのか?」
『力持ちだな』
「それじゃあ、」
「お母さんのぱかプチだぞ~!」フリフリ
マイ「ぁ~!」ギュッ
『まだ持てるのか?』
「まだ、新旧の勝負服と夏服冬服の真顔と笑顔、それにそれぞれ特大verもあるからな!」
『さすがにムリだろう…』
「ほらマイ~、お母さんがいっぱいいるぞー!」
マイ「ぁ~!」キャッキャッ
「あぁ~、うれしいのぉ~?かわいいねぇ」
ぴこんっ
『可愛いのが録れたな』
「まあマイはいつでも可愛いけどな」
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『「ごちそうさまでした」』
『片づけはわたしが「うぅー」オギャー 』
「ふふっ、俺がやるからエアはマイのご飯お願い」
ニンジンがたっぷり入ったオムライスを平らげ娘にもご飯をあげる
その間に春翔は洗い物とシンク、リビングの片付けをしておく
やれることはやれるときに小まめにやっておくのがストレスにならないコツだ
「ん、おかえり」
『まったく今日はご機嫌だな』
マイ「ぅー」バタバタ
「俺、洗濯物回収してくるよ」
ランドリールームに干していた洗濯物を回収して妻子の待つリビングへと向かう
『ありがとう』
2人で一緒に畳んでいると…
ふぁさ
マイ「んー」グー
ふぁさ
マイ「ぁ~」ノビー
「ふふっ」
『どうした?』
「いや、マイがエアのしっぽ気になってるみたいで…かわいい」
『コレが気になるのか?』
ふぁさふぁさ
マイ「ぅー」グー
『ふふっ、お前にも同じものが付いているんだぞ』ファサファサ
洗濯の片手間にしっぽでアドマイヤグルーヴと遊んでやるエアグルーヴ
それを眺める春翔の頭の中には
「尊い」
それ以外は何も浮かばなかった
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オフロガワキマシタ
「ん、はいろっか」
『あぁ』
3人でのお風呂もだいぶ板に付いてきた
『よしよし、いいこだぞアドマイヤ』
石鹸を泡立て素手で体を洗ってやる
マイ「ぁ~!」キャッキャッ
「ふふっ、くすぐったいの?」
だが
マイ「あぁー!」オギャー
「ドライヤーはまだダメなんだよなぁ」
『よしよし、もう終わったぞ』
『大丈夫だからなー』ダッコ
風呂からあがったら歯磨きをして3人で布団に入る
『今日はどれにしようか』
「んー、ピーターパンとか?」
寝る前は3人でくっついてアドマイヤグルーヴに絵本を読んでやるのが最近の日課だ
「それから姉弟たちは家に帰り幸せに暮らしましたとさ、おしまい」
『ぐっすりだな…』ツンツン
アドマイヤグルーヴを静かにベビーベッドに戻して、今度は2人で寄り添って眠る
「おやすみマイ」チュッ
『ゆっくり眠るんだぞ』チュッ
「エアもおやすみ」
『おやすみ』チュッ
願わくばこの幸せが永久に続きますように