午前6時30分
「すぅー、すぅー」zzz
『すぅー、すぅー』zzz
マイ「ぅんー」
マイ「おかーしゃん」
『んん?』
マイ「おかーしゃん!」
『あぁ、おはようアドマイヤ』
『今日も早いな…』
エアグルーヴさんの朝はずいぶんと早起きな娘に起こされるところから始まる
娘のアドマイヤグルーヴを腕に抱きおはようの挨拶を済ませるとオムツを替えて朝ごはんをやる
『さてとアドマイヤ』
『ねぼすけなお父さんを起こしてやろうな』
ゆさゆさ ゆさゆさ
『起きろ、朝だぞ』
マイ「おとーしゃん!」ギュッ
「うぅん…」
『おはよう』
マイ「おはよー」
「ん、おはよ」チュッ
「モーニングコールありがとな」ナデナデ
『!わっ、私まで撫でるなっ』
「いいだろ別に」
『さて起きるぞ』
みんなが起きたら洗面所へと向かい歯磨きや洗顔を済ます
アドマイヤグルーヴは最近肌が弱いのでスキンケアも欠かさない
それが終われば春翔は洗濯物とゴミの回収、エアグルーヴとアドマイヤグルーヴは少し着替えて庭に出て花や野菜に水やりをする
もし食べ頃な物があれば収穫して持ってきてくれる
『よし、アドマイヤはこっちを頼むぞ』
マイ「うん!」
アドマイヤグルーヴに小さいジョウロを持たせ水やりを手伝ってもらう
エアグルーヴは水道から引っ張っているシャワーだ
『おっ、これは美味しそうだ』
『アドマイヤ!』
マイ「?」
『美味しそうなトマトと…ニンジンも食べ頃だな』
マイ「とまと!!」
『あぁ、獲ってお父さんにあげようか』
マイ「うん!」
『潰さないように優しくだぞ』
マイ「やさしく」
『そうだ』
マイ「できたっ!」
『上手じゃないか!すごいぞアドマイヤ』ナデナデ
『ニンジンも抜いてみるぞ』
『大変だからお母さんと一緒にやろうな』
ぎゅっ
『せーの』
マイ「うーーー」
すぽっ
マイ「にんじんさん!」
『おっきく育ったな、お父さんのところに持っていこう』
マイ「うん!」
ガチャ
「おつかれさん」
マイ「おとーしゃん!とまと!!」
「んん?おっ、今日はホントにトマトだな」
「ありがとうマイ」ナデナデ
『トマトはサラダに使うとして…ニンジンは夕飯にしよう』
「じゃ、俺は着替えてくる」
『あぁ』
「マイー」
てとてと
マイ「おとーしゃん」ギュッ
--------おきがえちゅう---------
マイ「はいっ」
「ありがとう」
マイ「はいっ!」
「お父さんこっちが欲しいなぁ」
マイ「うーん、はいっ」
「ありがとう」ナデナデ
最近ほアドマイヤグルーヴはお手伝いがマイブームなのか水やりや食卓のセットに加え父の着替えの手伝いまでしてくれるようになった
なんというか…血は争えないもんだな、うん
「よしっ、マイのおかげで上手にお着替え出来たよ」
「マイはすごいなぁ」ナデナデ
マイ「うんっ」ブンブン
「じゃ、お母さんのところ行こっか」
マイ「おかーしゃん!」
『うん?』
マイ「おきがえ!」
『あぁ、今日もお手伝いしてくれたのか?ありがとう』
『つぎはお母さんのお手伝いおねがいな』
マイ「うん」
良いお返事をした後に夫のところへ向かい箸やスプーンなどのカトラリーを受け取り食卓にセットする
コップも中のジュースが溢れないように両手で慎重に運んでくれる
我が娘ながら優秀だ
そうこうしている内に朝食と旦那に持たせる弁当が出来あがった
『できたぞー』
3人仲良く朝食を摂り娘と共に旦那を見送る
『気をつけて行けよ』
「あぁ」
マイ「ばいばーい」
『うん、行ってきます』チュッ
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旦那を見送り、朝の忙しい時間を過ぎたとはいえやることならまだ山ほどある
まずは洗濯と掃除だ
旦那が洗濯機に物を入れて行ってくれるのであとは洗剤や柔軟剤を入れてスイッチ1つで完了だ
楽ではあるのだろうがシワになるため乾燥機能は使わない
洗濯が終わるまでに朝食の片付けと掃除機をかけたい
通常であればこの時間の掃除機は近所迷惑になるため憚られるところではあるのだが、我が家は住宅街とは離れており周りに人家は無いためその心配はない
アドマイヤはどうにも大きな音が苦手なようで、いつものドライヤーはもちろん掃除機の音もダメなようだ
いつもは私の後をベッタリくっついて着いてくるのだがこの時ばかりは耳を畳しっぽも巻いてお気に入りの毛布のところへ逃げてしまう
部屋数が多いため掃除には時間がかかってしまうためまずは生活空間であるリビングや寝室をメインに掃除して残りは昼過ぎにやる
ちょうどコードレス掃除機のバッテリーがなくなったタイミングで洗濯も終わったようだ
『アドマイヤ、出ておいで』
マイ「うぅ…」ウルウル
『ふふっ、そんなに怖がることはないぞ?何かあってもお母さんとお父さんが必ず守ってやるんだからな』
『それに掃除機は敵ではない。お母さんのお友達だ、アドマイヤにも仲良くなって欲しいのだが…』
マイ「おともだち…なかよし」
『そうだ』
マイ「なかよしする!」
『ふふっ、がんばれ』
ピピーピピー
洗濯が終わったようだ
庭と室内のランドリールームに干して洗濯を終えるとアドマイヤと共に外行きの服に着替えて買い物に行く
すっかり上手に歩けるようになったとはいえまだ幼いため足取りは覚束ないし迷子になっては困る
ベビーカーに乗ってもらい気分転換も兼ねて徒歩で買い物に向かう
とはいうが私は免許が無いためどちらにせよ徒歩だ
マイ「わんわん!」
『あぁ、かわいらしいな』
犬の散歩中のおばさん「あらあら可愛いウマ娘ちゃんね、いくつ?」
『!えぇ、一歳です』
イッヌ「わん!わん!」
マイ「わん!わん!」
おばさん、エア「『ふふっ』」
おばさん「本当に可愛い子ね、さてそろそろ行くわね」
『えぇ、ありがとうございます』
最近は何にでも興味を持っていて外に出ると楽しそうにする
着眼点が独特すぎてときどき私も面白い思いをさせてもらっている
スーパーにたどり着き夕飯や弁当などの食材を購入してまた少し寄り道しながら家に帰る
今夜は冷しゃぶにするつもりだ。少しずつ暖かくなってきたからな
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家に帰ったらまずは手洗いうがいと着替えだ
もし何か変なウイルスでも付いていてアドマイヤに何かあってからでは遅いからな
外でたくさんはしゃいでアドマイヤがお腹を空かせているころだ昼食まではもう少し時間があるためお乳で済ませる
あぁ、搾乳しておいたものを切らしてしまったようだ
もうアドマイヤも歯が生えてきて直接吸わせると痛いのだが…仕方ない
我が子の空腹の方が重大問題だからな
腹を満たしてご機嫌な愛娘はぬいぐるみを取り出してきて遊び始める
マイ「おかーしゃんもっ!」
そう言ってお気に入りのぬいぐるみを押し付けてくる
『うん?パンダさんだな』
そうして遊んでやること30分程
『アドマイヤ、お母さんはお昼ごはんの準備をしたいんだ』
『いいこにして待っていられるか?』
マイ「うん!」
『よし、頼んだぞ』ナデナデ
娘の様子を横目で見つつ簡単な昼食の準備を進める
今日はまだ口の小さい娘のために小さめに作ったサンドイッチだ
材料をカットして重ねるだけにしておく
お手伝いをして貰おう
『アドマイヤ』
マイ「はいっ」
『お手伝いしてくれるか?』
マイ「うん!」
小さな体でペンギンのような足取りでこちらへ向かってくる
『じゃあおててをきれいにしような』
水道から水を流して娘を抱き上げる
ハンドソープは家中ディスペンサーのものにしている
センサーのあるところに手を誘導してやると…
ウィーン
しゅわしゅわしゅわ
マイ「わぁー!」ピコピコ
マイ「あわあわ」
『よし流して良いぞ』
しっかり泡が流れたことを確認してペーパータオルで拭いてやる
マイ「おてつだい!」
『ふふっ、じゃあお母さんの真似をしてくれるか?』
マイ「うん!」
一緒にサンドイッチの具材を積み重ねて野菜たっぷりのサンドイッチを作る
マイ「できた!」
『うん、上手にできたな』
『お父さんにも見せてあげようか』
スマホを取り出し写真を撮ってLANEで送る
アドマイヤの手作りだ、とメッセージを添えて
『では早速食べようか』
『「いただきます」』
具材が下から出て来ないようにアドマイヤの分は周りをフォークで閉じてある
『よし全部食べられたな、偉いぞ』ナデナデ
食後は一緒にお昼寝だ
リビングに簡易的なお昼寝スペースを設けて娘を腕に抱き寝かしつける
1時間ほど一緒に眠り先に目覚めるとアドマイヤがまだぐっすりと眠っていることを確認して家事をする
まだリビング以外の掃除が終わっていない
さらに1時間ほどかけて掃除を終わらせるとそろそろアドマイヤが目覚める時間だ
目覚めた娘におやつとしてお乳をあげ、夕方まで遊んでやる
今日は以前母にもらったピアノのおもちゃが気になっているようだったので練習に付き合っているとあっという間に時間が過ぎていく
『む?そろそろ帰ってくるな』
『アドマイヤ、晩ごはんの準備をするからここで待っていてくれ』
マイ「うん!」
[newpage]
ガチャ
「ただいまー」
帰ってきた
娘と共に玄関まで夫をお迎えする
『おかえり』
マイ「おかーり!」
「うん、ただいま」
そのまま夫は手洗いうがいと着替えを済ませアドマイヤの相手をしてくれるその間に私は夕飯の仕上げだ
『できたぞー』
声をかけると急ぎ足で夫と娘が食卓へやってきてセットをしてくれる
みんな『「いただきます」』
今日あったことなんかを話ながら楽しく夕飯の時間を過ごす
アドマイヤは大好きな父にサンドイッチを誉めて貰えて喜んでいた
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食後は胃を休めるために暖かい飲み物を淹れる
夫はお風呂掃除をしてお湯を張りに行ってくれる
私たち夫婦はホットミルク、アドマイヤには子ども用のミルクを温くしたものを準備する
オフロガワキマシタ
「ん、入るか」
3人で浴室へ向かい入浴する、私たちには少しぬるく感じるくらいの水温でアドマイヤも一緒に湯船に入る
私の膝の上に乗って夫と水遊びをするのがアドマイヤの楽しみなようだ
耳もしっぽも忙しく動いている
風呂からあがるとまずは柔らかいタオルで体を拭い、ドライヤーで髪としっぽをかわかしてやるが…
マイ「うぅー」
『あぁ、ほら、大丈夫だぞ?泣かないでくれ』ユサユサ
まだまだドライヤー克服への道は遠いようだな
耳を畳んで私に抱きつき泣いてしまう
あとはスキンケアと歯磨きを済ませて寝るだけだ
「ふぅ、やっと寝てくれたな」
『あぁ、ありがとう』
『明日も元気でいてくれよ、おやすみアドマイヤ』チュッ
こうして四宮家の1日は終わりを告げる