世界一幸せなトレーナーとエアグルーヴ   作:たわけ

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第3回女帝夫妻ホームパーティー!!

マイ「はあぁー」

『息が真っ白だな』

「もうすっかり冬だもんな」

『さっ、寒いし中に入ろうなアドマイヤ』

マイ「うんっ」

 

速いものでもう年の瀬来週にはクリスマスだ

 

年が明けて4月になればアドマイヤグルーヴも2歳になる

 

庭でたくさん体を動かしたものの寒いものは寒い

このままでは風邪を引いてしまうと颯爽に着替えてこたつに潜る3人

 

こたつの長辺でアドマイヤグルーヴを真ん中に両親が挟んでいるといった構図だ

大好きな両親とくっつけて嬉しいのか、先程までは寒さで畳んでいた耳や丸めていたしっぽも忙しく動いている

 

「はぁ、落ち着くねぇ」

どこか哀愁漂う雰囲気で暖かい茶を啜っていると…

 

ピピピピピピ

 

『ん?お母様か』

 

ピッ

 

『もしもし』

 

『はぁ、えぇ…いえまだですが…』

 

『今いるので確認してみます』

 

『春翔さん』

「うん?」

『年末の休みはいつからだ?』

「ちょっと待ってな…」

「うーんとね、23から…15までだな」

『ありがとう』

 

『23日から15日までだそうです』

 

『私は良いのですが…』

 

『春翔さん』

「ん?」

『休み中にお母様方がうちに泊まりに来たいと…』

「良いんじゃね?エアが良いなら俺もいいよ」

 

『はい、大丈夫です…えぇ、では…』

 

ピッ

 

『良かったなアドマイヤ』

『おばあ様たちが会いに来てくださるぞ』ナデナデ

マイ「ぅーん…おばぁちゃん…」コクリコクリ

 

愛娘はどうやら夫の膝の上でもちもちのほっぺをいじられて眠そうだった

 

『今寝ては夜眠れなくなってしまうぞ』

マイ「ぅー」ゴシゴシ

「ふふっ、マイ」

「お母さんのライブ見るか?」

 

ポチっ

 

リビングにある大きな薄型テレビにうまぴょい伝説をセンターで踊る母の姿が映し出されアドマイヤグルーヴの目はすぐに醒めた

 

マイ「おかーさん!」

 

ぴょんぴょん という擬態語が似合いそうな程リズミカルにこたつから出てリビングに走る

 

『あまりはしゃぐなよ』

 

テレビに映る若かりし頃の…今も若々しくて学生の時と違いが分からないが…母の真似をして跳び跳ねている

 

本当であれば転んで怪我をする心配があるためさせたくないのだが、流石はウマ娘かなり体幹がしっかりしている

それに、一応我が家の床や壁は衝撃を吸収する素材で出来ているため万一ぶつかったり転んだりしても重症には至らない

 

 

元気いっぱいな娘をしっかりと見つつ、目の前の妻の可愛らしいウマ耳を指先でつまみそっと口を寄せ

「今夜俺たちもする?うまぴょい」

なんて言うと

『たわけ』

と返され、おまけに耳でペシッと抵抗されてしまった

 

 

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夕飯もしっかりと噛んで食べ終え皆でお風呂タイムだ

 

今日もいっぱい動いて汗をかいたからな温めの湯で体を清めてやるとくすぐったいのだろう体をよじって逃げてしまう

 

逃げ回る娘を捕まえて洗い、今は湯船で私の膝の上だ

先日買って貰ったばかりのお風呂で使えるクレヨンで壁にお絵かきを始める

 

マイ「できたっ!」

 

線も絡まっていててんで何を描いているのか分からないが、青と黄色が使われている…

『お母さんを描いてくれたのか?』

マイ「うん!」

『上手じゃないか』ナデナデ

「いいなぁ、マイお父さんも描いてよ」

マイ「いいよぉ」

 

そんな楽しい時間を過ごした後は大嫌いなドライヤーだ

 

 

マイ「うぅ…」ギュ

私の腹に顔を押し付け、耳をペタリと畳んでやり過ごす

毎晩大号泣することはなくなった

 

「よーしっ、おわったぞーマイ」

「がんばったな」ナデナデ

 

 

あとは歯磨きをして眠るだけだ

 

 

「おやすみマイ」ナデナデ

『明日も元気でいてくれよ…』チュッ

 

 

[newpage]

 

12月24日

 

 

ピーンポーン

 

ばたばた

 

『はーい』

 

ガチャ

 

お母様「こんにちはエアグルーヴ」

リ、カ「ひさしぶりー!」

『あぁ、久しぶりだな』

 

てちてち

マイ「おかーさん?」

お母様「あらぁ!アドマイヤちゃん!大きくなったわねぇ」

マイ「おばーちゃん!」

お母様「そうよぉ」ナデナデ

 

「外も寒いですしあがってください」

お父様「あぁ、春翔くん元気だったか?」

「えぇ、お義父さんもお変わりの無いようで」

 

 

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まずはリビングで一段落

 

お母様「やっぱりこたつは良いわねぇ」

お父様「この後はどうする?」

『アドマイヤのプレゼントを買いに行こうかと』

「あとは年末年始の食料やケーキなども」

 

カーリー「わぁ、ほっぺもっちもちだぁ」モチモチ

マイ「んー」ムニー

『ほどほどにしてやれよ』

 

お母様「さてと、そろそろ行きましょうか」

「マイ、こっちおいで」

「おでかけしよう」

マイ「おでかけ」

「そう、おでかけ」

 

 

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ショッピングモールにて

 

「まずどこから見る?」

『食べ物は最後の方が良いだろう』

「じゃ、プレゼント見ますかねぇ」

「つっても何にする?」

『マイに聞いてみるか?』

「まだ分かんないだろ」

「とりあえず色々みてから決めるか」

『だな』

 

 

 

ところが…

 

お母様「これなんかも可愛いんじゃない?」

 

お母様「こっちも…」

 

お母様「まあっ!なんて可愛いのかしらっ!」

 

『お母様…買いすぎでは…』

お母様「そんなこと無いわよ」

お母様「今のかわいいは今しか味わえないんだもの」

 

 

結果

 

どっさり

 

 

「…」

『…』

お父様「…」

お母様「あはは…ちょっぴりやりすぎちゃったかしら?」

「ちょっぴり…ではないかと」

お母様「やあねぇ、そんな怖い顔することないじゃない」

 

 

 

 

そんなこんなで買い物を終えて家に帰り

 

『ふぅ…まずは夕飯の準備だな』

「俺もやるよ」

『いや、あなたはアドマイヤを』

お母様「アドマイヤちゃんは私たちが見とくわよ」

「お願いします」

 

 

 

エアグルーヴと春翔が仲良く夕飯を作っている間に…

 

お母様「アドマイヤちゃん、おばあちゃんと遊びましょう」

マイ「おばーちゃん」

お母様「そうよぉ」ナデナデ

お母様「うー、可愛いわねぇ」ダッコ

リン「私もだっこしたい!」

お父様「優しくだぞ?」

お母様「アドマイヤちゃん、リンちゃんよ」

マイ「りんちゃん!」

リン「うぅー、かわいい~」ダッコ

マイ「りんちゃん!」ギュー

お母様「おとうさん!!しゃしん!はやくっ!!」

 

ぱしゃしゃしゃしゃしゃ!

 

カーリー「わ、私も」

 

お母様「カーリーちゃんよ」

マイ「かーいーちゃん?」

カーリー「カーリー」

マイ「かーりーちゃん!」

カーリー「うん」ダッコ

お父様「ど、動画は…」

ピッ

 

 

『出来ましたよ』

「ふふっ、ずいぶん可愛がられてるなマイ」ニコニコ

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