7月下旬まだエアのお腹は目立たないが結翔が立ち上がり、歩く練習もし始めていた
カーリー「すっご!なにこれ!?」
リン「ブランコもある!!」
お母様「あらあら、またずいぶんと…これ高かったんじゃない?」
『いえ、春翔さんが周りの木を加工して作った物なので…材料費はそれほどかかっていないですよ』
お父様「手作り!?」
「ええ、休んでばかりで少し体も動かしたかったので」
カーリー「たしかに少しガタイ良くなったよね」サワサワ ギュー
『…そうだな』ムスッ
「ん?どうした?」
『なんでもない!』ムッスー
「女心は難しいねぇ」ナデナデ
『撫でるな!』ブンブン
「はいはい」ナデナデ
今回はエアのつわりも控えめのようで安心した
マイ「あのねあのね!あっちね!ぷーるあるんだよ!!」
リン「プール?」
子ども2人で行動させるのは危ないため一度家に荷物を置いて昼食を済ませてから遊ばせてやることにした
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昼食後
ブンブン
ファサファサ
ピコピコ
ファサファサ
ブンブン
ファサファサ
みんな抜け毛すごいなぁ…絶賛換毛期だもんね…でもそんなに耳もしっぽも動かすことなくない?楽しみにしてくれるのは嬉しいけど…
毛玉作れちゃうよ?
ウマ毛でフェルトアートみたいなの出来るんかな…
『食後すぐの運動は良くないからな。プールはもう少し休んでからだぞ』
我が家の女帝に言われてみんな少ししょぼーんとしてしまう
それまで少しテレビでも眺めようということになりレース番組でも見ようと適当にチャンネルを合わせると心なしかカーリーちゃんがしょんぼりしたような気がする
恐らく…ではあるのだが理由は学園だろう
カーリーちゃんは6月に入学3年目にしてトレセン学園にてメイクデビューを果たした
しかしながら戦績は惜しくも3着、先々週の未勝利戦でも3着だった
しかしそれはトレセン学園では良くあることだ。むしろ掲示板に入っている時点で充分に能力はあると判断される…そのくらいレースの世界は過酷なのだ
普通のウマ娘であればそんだけでそれなりに喜ぶ
でもこの娘は違う
母も姉も同じく中央でデビュー戦から勝ちまくっているのだ母は3連勝、姉に至っては1度しか敗北を喫していない
そんなプレッシャーの中では喜ぶものも喜べない
カーリーちゃんには早いうちからレース関係者も世間も注目していた…女王ダイナカールの娘、女帝エアグルーヴの妹として…
そして世論は彼女を傷つけた
期待はずれだ、と
そんな自分勝手なことあってたまるかという話なのだがあり得てしまうのがこの世界…ルドルフに頑張ってもらいたいところだな…
どうにか元気を取り戻してほしいのだが…
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「そろそろプール行くか?」
幼ウマ娘s「うん!」
みんなで濡れてもいい服に着替えてプールに向かう
「ここがプールだ」
以前のミニアスレチックDIYの際に作ったプールをお披露目する
リン「すっごい!おっきー!!」ブンブン
カーリー「もしかしてお兄ちゃんこれも作ったの?」
「うん、あれより簡単だったぞ?」
『そういう問題ではないと思うのだが…』
ちゃぽんっ
リン「うー!冷たくてきもちぃー!!」
「結翔も足だけ入ってみようか」
俺もタンクトップとハーフパンツ姿になり結翔をプールに入れてみる
「ほら~結翔、冷たいぞぉ」
結翔「!」バタバタ
ぴちゃぴちゃ
マイ「わあ!ゆうくんぱたぱたしてる!」
「ふふっ、どうだ?水遊び楽しいか?」
結翔は足をバタバタさせているが…楽しんでるのか?これは
泣いたりはしていないから嫌がってはいないと思うのだが…
お父様「うん?」
「どうかされましたか?」
お父様「いや、そのネックレスに結婚指輪なんだが…その、事故の時に砕けていたと思ったのだが…」
「あぁ、えぇ、そうですよ」
「これはエアがプレゼントしてくれて…極力そっくりなの選んでくれたみたいなんです」
結翔「あっ!あぁ~」ウデノバシ
「うん?どうした?何か気になるかぁ?」
結翔の伸ばす手の先を追うと…
ブンブン
ブンブン
ブンブン
「お姉ちゃんたちのしっぽが気になるのか?」
「いっつもお母さんとお姉ちゃんの見てるだろ?」
いつもと違って水に濡れたしっぽがブンブンと振られているのが面白いのだろう…たぶん
あまり浸けすぎも良くないので早々に結翔を上がらせる
エアがタオルを用意してスタンバイしてくれていたようだ
さっきまで干されていたお日さまをたっぷり浴びたあったかいふわふわタオルだ
これにはアドマイヤベガもにっこりだな
「エア、体調は大丈夫か?」
『あぁ、日光浴も大切だからな』
「辛くなったら声かけてくれよ?無理はしないで」
『分かっている…ありがとうな』
その後もプールやミニアスレチックで遊び…
「あっ、エアごめん、アレ、準備してもらって良いかな」
『ん?あぁ、分かった…結翔預かっててくれるか?』
「うん」
エアに"あるもの"を頼んで俺は宣言する
「よぉし!スイカ割りするぞー!!」
リン「スイカ割り!?」
カーリー「初めてやるかも」
「さすがにみんなの全力で叩かれたスイカはぐちゃぐちゃになってしまうので、このスイカ柄のボールを割りましょう」
そう言ってミニウマ娘3人衆にスポンジの棒を手渡す
従来どおりのルールでスイカ割りをして…
「優勝者は~…カーリーちゃん!!」パチパチ
カーリー「ふふっ、やった!!」ブンブン
よかった、元気になってくれたみたいだな
その後はみんなで縁側でスイカを食べて家に入った