我が家のウマ娘ちゃんはかわいらしい
当然息子もかわいらしいのだが
特に妻はかわいいだけでなく美しさや聡明さなどなど魅力を書き出してはキリがない
どんな短所であれ俺は長所として捉えたいと思う
しかしながらそうは言ってもいられない案件があるのだ
彼女の勤勉さや計画性の高さというのは皆知っての通りだと思うのだが、彼女のそれは少々…いや時にはかなり、やりすぎのキライがある
それは彼女が自他共に厳しくある点にも同じことが言えるのだが…
ところで話が変わるが
英才教育についてはどう考えるだろうか
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「だから!押し付けたって意味ないだろ!?」
『幼いうちからやることに意味があるんだろう!!』
この日もまた議論は白熱していた
議題はというと…
「わざわざ英才教育なんてしなくたって良いだろ!」
『たわけ!幼いうちから学業に取り組むのはどう考えたって大切なことだろう!!』
「それは分かるよ!俺だってそう思うさ、でも!そんなことしなくたって勉強はさせられるだろう!」
『アドマイヤには迷ったり困ったりせずに良い人生を送ってほしいんだ!そのために英才教育は有効だろう!?』
「マイが嫌がったら?それで勉強やら何やらが嫌いになったら?逆に苦手になったらどうするんだ?自分が本当にやりたいことをやれなかったら?」
『あなただって今アドマイヤにピアノのレッスンをしているじゃないか』
「それはマイが自分からやりたいって言ってくれてるからだろ?俺は自分から誘ったことはないぞ」
「それに、迷ったり困ったりしないのがマイにとっての良い人生なのか?本当にそう思っているのか?」
『我が子に何不自由なく生きて欲しいのは親として当然の願いだろう!』
子どもたちが寝静まってからのリビングでは今日も今日とて子どもたちの教育についての討論が開催されている
彼らの愛娘であるアドマイヤグルーヴは再来年から幼稚園に通うのだ
それに向けての準備が今起きてる騒動の皮切りになった
「エアの言いたいことは俺にもよく分かるよ!でもね、マイのバ生は一度きりなんだ。俺たちのせいで後悔なんて絶対させたくない」
「迷わないのは、困らないのは本当に良いことか?」
『そうに越したことはないだろう』
「そのときはそれで良いかもね。でもね、マイが迷わずに、困らずに居られるのはさ、俺らが世話してやれる間だけじゃないか?いずれ子どもたちは俺たちの元から去っていくんだぞ?自分で生きていく術を身につけておかないと大変な思いをするのはあの子たちなんだ」
『それは、そうかもしれないが…』
「エアも、俺も、お義父さんもお義母さんもカーリーちゃんもリンちゃんも、俺やエアの友達も後輩もみんな、大変な思いを通じて成長したんじゃないか?」
「エアは全く迷うことなく親に言われた通りの人生を歩みたいか?自分で選びたくない?」
『べつに…全部私が決めると言っている訳ではなくて…』
「分かってるよ」
「でも、まだ幼いマイにそれが伝わるかな?大好きなお母さんに勧められたから、うん、って返事するかもしれない…でも実際にやってみて合わないって感じてもすぐには止めさせてあげられないかもしれない。自分から言い出せないかもしれない。エアに気を遣っちゃうかもしれない」
『そ、れは…』
「ないって言いきれる?」
「俺はマイの意思を尊重してあげたい…」
『それは、私も同意見だが…伝わらないかもしれないと言ったのはあなただろう…』
「うん」
「だからさ、ちょっと試してみようよ1週間ずつくらいさ」
『試す?』
「うん、俺は一応教員免許持ってるし、もちろんエアが自分でやっても良いけど…」
「疑似英才教育一週間と自分たちで日頃からプチ英才教育をする一週間」
「やってみてマイに感想を聞いてみよう」
『わかった』
こうして四宮家の教育方針は決まっていく