世界一幸せなトレーナーとエアグルーヴ   作:たわけ

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たわエア家のイベント事情5月

5月

ゴールデンウィーク

 

 

カーリー「お兄ちゃん、これどこにやるの?」

「うん?黄色は…そっちの網のとこに通して」

 

バカほど広い自宅の庭

5月の丁度いい天気の中で俺たちは庭キャンプをしていた

 

本当であればみんなでどこか遠出をしたりもしたいところではあるのだがまだ子どもたちも幼いし、何より今年はエアの出産予定日も近かった

そのため何があってもすぐに対応できる場所で遊ぼうということになり庭キャンプに落ち着いた

 

ただいまみんなでテント設営中だ

 

エアと俺はいつも通り自宅のベッドで眠るが、他はせっかくだし…とテントの中で寝袋で眠るようだ

 

買い出しは済ませてあるので後はみんなで遊んで、食事の準備をして…といったところだな

 

「いよっし!後はペグで固定したら完成だ!」

 

リン「できたー!!」

 

 

「テントはこれでオーケーだな」

カーリー「テントは、って?」

「ご飯の準備をお手伝いしてもらいます」

お母様「なんだかんだ皆で作って皆で食べるのが美味しいものね♪」

『アドマイヤも一緒にやろうな』ナデナデ

マイ「うん!」

 

 

 

 

「そしたら…まずは野菜を洗って、下処理までやろっか」

「リンちゃん、野菜洗ってくれる?」

リン「まかせて!」

「マイはリンちゃんが洗ってくれたお野菜をペーパーで拭いて?」

マイ「がんばるぞー」

「カーリーちゃんはエアに指示もらいながら下処理お願いね」

カーリー「うん」

お母様「献立はもう決めているの?」

『はい、春翔さんが夢に見るほど頑張ってくれましたから』

お父様「よほど楽しみだったんだな」

お母様「私たちも何か手伝うことあるかしら?」

「では手の足りなさそうなところのサポートをお願いします」

「お義父さんは…撮影係ですね」

お父様「あぁ、まかせろ」

 

娘と孫の可愛いシーンは一瞬たりとも逃さん…と言わんばかりにカメラに集中していた

 

「ゆーとー!」

結翔「はぁい」トコトコ

「結翔もお手伝いしてくれるか?」

結翔「うん」

「じゃあお母さんが切ってくれたお野菜をこの袋に入れてほしい」

「出来るか?」

結翔「うん」ムンッ

 

「それじゃあ…調理開始!」

 

まずはリンちゃんとマイだな

 

リン「こんな感じ?」

お母様「そうね、上手よリン」

リン「えへへっ」ブンブン

リン「はい、アドマイヤちゃん」

「ふきふきしてね?」

マイ「ふきふき…ふきふき…」

マイ「おとうさま!できたよ!」

「うん、ありがとう」

お母様「ずいぶんと手慣れてるのね」

「普段からいっぱいお手伝いしてくれるもんねぇ?」ギュッ

マイ「えへへっ」

 

リンちゃんが洗いマイが拭いてくれた野菜をカーリーちゃんの元へ

 

「お願いします!」

カーリー「はい」

 

『茄子は頭を落としてヘタをとってくれ』

カーリー「…こう?」

『そうだ』

 

カーリーちゃんが下処理してくれた野菜たちをエアが手際よくカットして、それを結翔が袋にいれる

 

「よし、結翔なすびさんはこれにいれてくれ」

結翔「はぁい」

 

ホイル焼き・茄子

 

と書かれたジップロックにどんどん詰めていく

 

結翔「とーしゃできた!」

「うん、ありがとう」

 

 

リ、カ「お兄ちゃん、全部終わったよ」

「おっ、早いなぁありがとう」

 

しばらくすると業務を終了したちびっこウマ娘が寄ってきた

 

「じゃあ次は…やきとり!」

「俺が肉を切ってくからカーリーちゃんは串に刺してくれ、リンちゃんはそれをジップロックにいれて封をしてくれ」

リ、カ「はーい!」

 

 

 

 

 

「おわったぁ!」

マイ「おとうさまがんばったねー」ナデナデ

「ありがとうマイ」ギュッ

『では早速昼食にしようか』

リン「やったー!!」

 

 

 

 

『よし、食べていいぞ』

みんな「いただきまーす!」

昼はエアと俺の愛の共同作業の末完成した焼きそばを頬張り

 

 

皆でシャボン玉やミニテニスをしたり、おやつにポップコーンを作ったり

 

 

そんなことをしているとあっという間に夜だ

 

「晩御飯は…もちろん焼き肉だぁ!!」

リン「いぇーい!!」

カーリー「やった!」

 

「今日は奮発していい肉買っちゃったもんねぇ♪」

 

次々に肉や野菜、やきとりを焼いていきお義父さんと酒を呷る…俺はノンアルで

 

夕飯も終え後はアレだけだ

 

 

マイ「はなび?」

『そうだ』

『きれいだぞ?』

「うん、エアには敵わないかもしれないけど」

『た、たわけぇ///』

 

カーリー「まーたイチャイチャしてるよ」

リン「仲良しだね」

お母様「羨ましいわぁ」

 

 

エアが音にビックリしてはいけないと思い、今回は手持ちだけだ

 

 

『あとは線香花火だけだな』

「勝負するか?」

「負けた人は…勝った人のほっぺにちゅーな」

『酔っぱらいめ』

「ノンアルですー」

 

 

負けられない戦いがここにある

 

 

 

子どもたちは純粋無垢に勝負を楽しみ、大人たちは可愛い子からのちゅーを得るために呼吸もわすれて必死で線香花火を見つめていた

 

 

 

 

勝負は、思いの外はやくついた

 

 

 

俺は負けた…いや大人たちはみんな…負けた

 

試合にも…勝負にも

 

 

その後のことはよく覚えていない

 

 

 

ただあの景色だけは鮮明に覚えている

 

 

 

 

カーリーちゃんのほっぺにちゅーする結翔の姿を

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