世界一幸せなトレーナーとエアグルーヴ   作:たわけ

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アドマイヤ「おとうさまきらい!!」たわけ「!?」

マイ「おとうさまきらい!!」

「え"っ!?」ガーン

『こら!アドマイヤ!お父さんにそんなことを言ってはダメだろう!』

マイ「うぅー、だっておとうさまがおちゅーしゃにつれてこうとするんだもん!!」

マイ「まいはおちゅーしゃやなの!!」

『それでもだ!マイが病気にならないようにお注射するんだ、お父さんに謝りなさい』

マイ「やだもん!!おかあさまもきらいっ!!」

『なっ!』

 

耳をきゅっと絞り尻尾も倍以上に太くして、小さな体で一生懸命に抗議している

 

アドマイヤグルーヴはこれから予防接種を受けに行かなければならないのだが、彼女は大の注射嫌い

 

ベッドの下に潜って逃げてしまった

 

幼いとは言え流石はウマ娘、掴む力が強い

俺やエアが強引に引っ張ればケガをさせてしまう可能性があり、すっかりお手上げだった

 

 

『はぁ…いい加減にしろ!』

マイ「ヒンッ!」ピクッ

『いいぞ、お前がずっとそのままでいるつもりならば私にも考えがある…』

「エア」

「あーざんねんだなぁ…マイがお注射頑張れたらハチミー買ってあげようと思ったのになぁ…あーざんねん!」

マイ「!」ピクッ

 

ちらっ

 

「特別に固め濃いめレモンのトッピングもしようと思ってたのになぁ!」

 

マイ「!」ピクピクッ

 

ちらっ

 

「でもしょうがないよな?マイはお注射頑張れないし、お父さんとお母さんのことも嫌いなんだしなぁ…しょうがないしょうがない…お父さんとお母さん2人でハチミー飲んじゃおっかなぁ!」

 

マイ「!?」ダッ

 

「うん?どうしたんだ?」

 

マイ「…おとうさま…おかあさまもごめんなさい…」

『…何がだ?』

マイ「きらいっていってごめんなさい…でもおちゅーしゃはやなの…いたいもん…」

 

「マイ、お父さんもお母さんもお注射は痛いから嫌なんだ」

「マイはお父さんとお母さんの大切な娘だし痛い思いはして欲しくない」

「でもマイにはお注射を頑張ってもらわなきゃいけないんだ…どうしてか分かるか?」

マイ「ううん」クビフリ

「お注射を打たなかったらな、マイはお注射よりももぉっと痛い思いをすることになっちゃうんだ…もしかしたら治んない病気にかかっちゃうかもしれないし、走れなくなるかもしれない、好きなものが食べられなくなっちゃうかもしれないんだ」

「そんなのやだろ?」

マイ「うん…」

「お父さんたちもそんなの嫌なんだ…だからマイにお注射頑張って欲しいんだよ」

「分かったか?」

マイ「うん…でもこわいよぉ…」

『大丈夫だ、お父さんもお母さんもそばにいるからな』

『それに一瞬チクッとするだけだ、アドマイヤは強い子だからな…3つ数えてる間に終わるぞ?』

マイ「ほんとに?」

『あぁ、私たちが嘘をついたことはないだろう?頑張れるか?』

マイ「がんばる…」

『約束だぞ?』

 

「よし、じゃあ仲直りもしまして…行こっか?」

マイ「うん…」

「頑張れたらハチミーがあるからな?」

『今日の夕飯はアドマイヤの好きなニンジンハンバーグにしようか』

マイ「うん!」

 

 

 

 

[newpage]

 

病気に到着

 

子どもA「うわあぁぁぁぁん!おがあざーん!!」グスグス

 

子どもB「うえぇぇぇん!!いたいよぉー!!」グスグス

 

マイ「うぅ…」ビクビク

『大丈夫だぞ』ナデナデ

 

看護師「四宮さーん!アドマイヤグルーヴちゃん、3番診察室へどうぞー」

 

マイ「ヒンッ」

『よし、がんばるぞアドマイヤ』

「よいしょっと」ダッコ

 

医者「うーんと…アドマイヤグルーヴちゃん…4歳ね」

「はい」

医者「あっ、弟ちゃん、妹ちゃんも一緒に受けるんだね」

『よろしくお願いします』

医者「はーい、アルコール消毒は大丈夫ですかー?」

『大丈夫です』

医者「じゃあアドマイヤちゃんからね、はい腕だしてー」

医者「はーい、ちょーっとチクッとしますよ~」

看護師「大丈夫だからねー」

マイ「ぅぅ~」

「マイ、お父さんの抱っこで我慢してくれよ」ダッコ

『マイ、お母さんと一緒に3つ数えるぞ』

 

さーん

 

にー

 

いーち

 

医者「はい、終わったよぉ」

看護師「頑張ったねぇ」

マイ「おわり?」

「うん、終わったぞ」

『頑張ったなアドマイヤ』ナデナデ

 

医者「次は…結翔くんかな」

結翔「はぁい」テクテク

「よっこいしょっ」ダッコ

医者「結翔くんもアルコールはオッケーね?」

「はい」

医者「はーい、頑張ろうね」

 

 

医者「うん、終わったよお疲れさまぁ」

看護師「シール貼るからね」

『結翔もお疲れさま…頑張れて偉いぞ』ナデナデ

 

医者「最後が…ルーラーシップちゃんね」

「はい」ダッコ

シップ「ぅ?」

「大丈夫だぞぉ」ナデナデ

 

医者「チクッとするよー」

 

シップ「ぁぁ~!」オギャー

医者「はい終わり」

「うーん、痛かった?大丈夫だぞ」ダッコ

 

『ありがとうございました』

 

 

 

 

[newpage]

 

「はい、ハチミー」

マイ「おとうさまありがとう!」

「うん」

『あっ、買い物をしてから帰るぞ』

「りょーかい」

 

 

 

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女帝夫妻御用達スーパーにて

 

 

後輩A「あっ!エアグルーヴ先輩!」

『うん?あぁ、久しぶりだな』

A「トレーナーも!」

「おう、久しぶり」

A「みんなでお買い物ですか?」

『あぁ』

マイ「おかあさまのおともだち?」

『ふむ…まぁそんなところだな』

A「かわいぃ~♡」

A「なでなでしてもいいですか?」

『構わんぞ』

A「えへへぇ…こんにちは」

マイ「こんにちは」

「つか、お前なんでこんなとこにいるんだ?」

A「もー!今日はCちゃんの誕生日するんです!」

「へー」

A「先輩の家は今日の夕飯は何ですか?」

『ニンジンハンバーグだ、アドマイヤの好物でな…今日は予防接種を頑張ったから特別だ』

マイ「はちみーものんだんだよ!」ブンブン

A「よかったね」ナデナデ

『それより、時間は大丈夫なのか?』

A「あっ、そろそろ行かなきゃ!それじゃまた今度!」ビューン

「嵐のようなやつだな」

『変わらんな』

「俺らが変わってるのかも」

『だな』

 

 

 

 

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帰宅

 

『さてと…さっそく準備するか』

『アドマイヤ、結翔、お手伝いしてくれるか?』

マ結「はーい」

 

「じゃ、結翔はお父さんとサラダの準備だな」

『アドマイヤはお母さんとハンバーグを作るぞ』

 

 

「そっ、そのままちぎっちゃって」

 

『これをパチパチしてきれいな形にしよう』

マイ「ぱち…ぱち」

 

 

 

『よし、できたぞ』

 

みんな「いただきまーす」

 

 

 

 

 

予防接種も無事に終わり、平穏で特別な日常が返ってきた

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