世界一幸せなトレーナーとエアグルーヴ   作:たわけ

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アドマイヤちゃんとようちえん

今月末で我が家のかわいいかわいい長女、アドマイヤグルーヴは5歳になる

 

時間が経つのは速いものだとつくづく思う

 

そんなアドマイヤグルーヴは明日から幼稚園に通うのだ

 

『いいか、アドマイヤ』

『お友達には優しく、仲良くするんだぞ』

マイ「うん!」

 

『先生の言うことも良く聞いて、勝手に出ていったりしてはいけないからな』

マイ「うん!」

 

『それから…「もういいだろ」』

「あんま詰め込んだってわかんないよなぁ?」

「マイはいいこなんだし、そんなに心配することないだろ?」

『だが…』

「そこまで教育の行き届いてる子の方が珍しいだろ?この年頃だと」

 

「でもね、マイ」

「お父さんとも約束してね、お友達には優しくすること、危ないことはしないこと、何かあったら必ずお父さんかお母さんに教えること」

「いいか?」

マイ「うん!」

 

「よしっ、じゃあ明日も早いし今日はねんねしような」ダッコ

 

 

 

 

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翌朝

 

「準備は出来たか?」

マイ「ばっちりだよ!」

青色の制服に身を包み笑顔の娘が答える

 

『ちょっと待ってくれ…やはりもう少し…』ブツブツ

「もー、いつまでやってるんだよ」

「大丈夫だって、エアはそのまんまで充分すぎるくらい可愛いよ」

 

 

なぜか娘よりも緊張して気合いをいれている妻を強引に家から引き剥がし、3人で歩いてトレセン幼稚園に向かう

 

残りのちびっこたちはじいちゃんばあちゃんのところだ、戻ってから一緒にパーティーの予定だ

 

 

 

 

 

「ここだな」

『あぁ、いいか?アドマイヤ、お名前を呼ばれたら元気にお返事するんだぞ?』

マイ「はい!」

『そうだ』ナデナデ

 

先生「おはようございます、入園式の会場はあちらのホールです」

「おはようございます、娘はどこに連れていけば?」

先生「娘ちゃんは一旦こちらでお預かりさせていただきます、クラス担任の方で先に出席確認をしますので、式で合流となります」

「わかりました」

『じゃあな、アドマイヤ』

「またあとでな」

 

 

 

 

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「席は…自由みたいだな」

『だな』

「この辺にしよっか」

 

「うん、こっからならカメラも写りやすい」

 

 

 

ただいまより、第○○回日本ウマ娘トレーニングセンター学園付属中央幼稚園の入園式を執り行います

 

新入生が入場しますので大きな拍手でお迎えください

 

 

ぱちぱちぱち

 

 

ピョイットハレルヤ

 

 

「あっ、いたっ」

 

 

 

 

新入生はご着席下さい

 

 

『点呼が始まるみたいだな』

 

チューリップ組

 

~~~~

 

~~~~

 

~~~~

 

アドマイヤグルーヴ

 

マイ「はいっ!」

 

『よし、ちゃんと出来たな』

「まいっ…いいごだねぇ…」グスグス

 

『…いま泣くタイミングだったのか?』

 

 

続いてクラス担任の発表に移ります

 

チューリップ組

 

メジロドーベル先生

 

ドーベル「はい!みなさん、今日から皆で楽しく過ごしましょう。よろしくおねがいします」

 

 

 

『ちゃんと、まっすぐ前を向いて話を聞けているな』

「ぼんどにっ…まいっ…りっばになっでぇ…」グスグス

 

『…私のハンカチも使うか?』

「う"ん"っ…」グスグス

 

 

 

これにて第○○回日本ウマ娘トレーニングセンター学園付属中央幼稚園入園式を終了します

 

 

この後教室にてクラス担任より御挨拶と注意事項の説明などがございますので、お子さまのクラスまで移動願います

 

 

 

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「マイのクラスは…チューリップ組だから…ここだな」

 

 

 

ドーベル「改めまして、1年間このクラスの担任をさせていただきます、メジロドーベルと申します」

ドーベル「1年間よろしくおねがいします」ペコッ

 

ドーベル「それでは早速ですが提出物や幼稚園での過ごし方、配布プリントについてご説明させていただきます」

ドーベル「保護者の皆さまも是非お子さまの隣でお聞きください」

 

 

 

 

 

ドーベル「以上で説明を終わります、また明日から元気に幼稚園に通ってくださいね。よろしくお願い致します」ペコッ

 

 

ぞろぞろと保護者やちびウマ娘が帰っていく中、俺たちはまだ残っていた

 

ドーベル「先輩!」

『ドーベル』

『なるほど、お前はここが似合うな』

ドーベル「!ありがとうございます」

『アドマイヤをよろしく頼むぞ、何かあれば遠慮なく連絡してくれ』

ドーベル「はい!」

ドーベル「先輩も」

『あぁ』

『ではな』

 

アドマイヤ「おかあさま、どーべるせんせーとおともだち?」

『そうだな』

「さあ、マイ家に帰ったらパーティーだぞ?おばあちゃんたちも来るからな」ナデナデ

 

 

 

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みんな「アドマイヤちゃん、入園おめでとー!!」

 

マイ「わぁ~!ありがとうー!」ピコピコ

 

お母様「どんどんエアグルーヴそっくりになってくわね」ナデナデ

「よかったなぁ~!マイ」

マイ「えへへ…うんっ!」ブンブン

 

お父様「どうだった?入園式は」

「それがですね…」

「とっっっってもいいこにしてたんですよぉ!」

「返事も大きい声で出来て、話もしっかり前を向いて大人しく聞けていて…もうウチの子天才!」ギュッ

マイ「わぁっ!」ピーン

『まったく…あなたのほうが手がかかるではないか…』

『何枚ハンカチを使ったんだ…』

 

お母様「あははっ!あんたの入学式とかお父さんも大号泣してたわよ~懐かしいわねぇ」

お父様「んなっ!?」

お母様「結婚式の時なんてもう…ふふっ、だめだわ、思い出したら…ふふっ…」

お父様「それはそうだろう、大切な娘が嫁にいくんだぞ…笑うな…」

お母様「だってお父さん…ふふっ…あー、面白い」

カーリー「ずぅっと泣きながら、エアグルーヴぅ、エアグルーヴぅ、って…ふふっ…」

お父様「言うなっ…」

 

お母様「でも、ホントに子どもの成長ってはやいものよ」

お母様「入園したと思ったら結婚してるんだもの」

「マイが…結婚…?誰と…?ムリムリムリムリ!」

お父様「諦めろ、俺も同じ気持ちだったからな」

お父様「ろくでもないヤツが来たらぶん殴ってやろうと思ってたのに」

「俺はどんなヤツでも認めない覚悟でいるので」

『たわけ!』

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