陰の実力者と二週目主人公。   作:korotuki

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 最近陰実の二次創作、それもオリ主が増えてきましたね。

 いつしかオリ主同士でブシン祭とか出来たら楽しそうですよね勿論シャドウ様の乱入とジミナ・セーネンの参加もありで。


005 序章まででの中弛みは致命傷

 どうもどうも、アガレスだ。

 

 今日も臨時教師として生徒と刃を交わす毎日…本来ならそうなのだが、今日に限れば違う。

 

 本日は魔物のアレコレに関する小テストの監督役であり、教室内はペンを持ち回答を綴る擦れ音だけが支配していた。

 

 選択制にしたのですぐに終わるだろうと思ってはいたが――

 

「弟の様子はどうなの?」

 

「…一応今試験時間中なんだけど?クレア・カゲノー」

 

 試験監督官として教卓に座る俺の目の前に、艶やかな黒い長髪にルビーのような赤い目の女子生徒が立っていた。

 

「全部終わったわ」

 

「……満点おめでとう。とりあえず外で話そうか」

 

 そのまま採点してからもう一人の教職員に目配せをして、「貧乏くじを引きましたね」とばかりに苦笑する彼を恨めしそうに見てから教室を後にした。

 

「様子は?弟は元気なの?」

 

「それよりも先に、本人に聞けばいいんじゃないのか…?」

 

 廊下に出てすぐに口を開いたクレアに、思わず突っ込んでしまう。

 

「あの子のことよ。きっと見栄を張るに決まってるわ」

 

(信じてあげるのも姉の役目じゃないのか…?)

 

 シド・カゲノーの姉である彼女はなんというかこう…ブラコンの気質がある。

 

 本人の性格は至って真面目、将来有望な魔剣士であることは間違いないのだが……

 

「教えなさいよ」

 

「…相変わらず可もなく不可もないさ。友人関係も良好、この前のテストの結果で罰ゲームが何とか〜とかも聞いた」

 

「そう…虐められたりはしてないのね?」

 

「目の届く範囲は」

 

 絶対は言えない、割と悪ノリ激しいしあの三人組。

 

「ならいいわ。…邪魔したわね」

 

「……退室した生徒は教室には戻らず、そのまま次の講義まで待機すること」

 

「分かってるわよ」

 

 教員としての言葉を説教くさいと感じたのか不服そうな顔で去っていったクレア・カゲノーを見送ってから、再び教室へと戻る。

 

 そろそろ終了五分前だが、ちゃんと宣告したのだろうか?

 

「試験終了五分前だ。今一度自分の名前や学籍番号が合ってるか確認しておけ」

 

 教室に戻ると教職員はペンを落とした児童の筆記用具の回収をしていたため、代わりにそこそこ大きな声でそう言う。

 問題用紙を捲り記入したそれに誤りはないかと確認していく生徒達を見ながら、直近の悩み事に思いを馳せる。

 

 …シャドウが起こす最初の騒動までそう時間がない。

 ローランからの情報では教団の王国支部では最近元々やっていた“悪魔憑き”からの献血(強制)を加速化。中には血の抜きすぎて死亡する例も出ているようであり、どうにも“悪巧み”の気配を感じざるを得ない。

 

 ――やはりローランがこちらの味方に着いてくれたのは幸運だった。俺は力押ししか能がないからな…事実比較的仲の良いと思っていたゼノン先生がディアボロス教団の一員であることを、ローランからの情報提供があるまで欠片も疑えていなかった。

 

「まさか、ゼノン先生がなぁ…」

 

「ん?ゼノン先生がどうかしたのかい?」

 

「なんでも。数を数えましょう」

 

 誰にも聞こえないように心中で呟いた言葉だったのだが、つい口から漏れ出ていたらしく。となりの教員からそう質問された。

 曖昧に笑って誤魔化してみせると、教員は不思議そうな顔をしたがそれ以上追求することはなく、テスト用紙の確認作業へと戻る。

 

 決して少なくはないが、機器を使用する必要性は感じない程度の枚数は大した時間もかからずに数え終わり。そのまま解散することとなった

 

「アガレスさんはこの後は?」

 

「俺は…この後は特にないですね。後日の授業を纏めるぐらいでしょうか」

 

 元々客員講師なので予定は少ない身だが、今日は特に少ない日だ。休むのは好きだが…暇を持て余すのは少し苦手だ。

 

「なるほど。食事にでも誘おうと思っていたのですが、それなら邪魔をするのは申し訳ないですね…では、これで」

 

「はい。お疲れ様です」

 

 気のいい教師に別れを告げ、とりあえず学院内をうろうろすることにした。

 

 ミドガル魔剣士学園は流石国内外問わず多くの魔剣士の卵が扉を叩くことはあり、学園の施設は整っており校舎は機能的かつ華美で見ていて飽きない。普段見慣れない人間にとってはちょっとした観光地だろう。

 

 事実ここに来て日の浅い俺からすればいい暇つぶしだ。

 

『アレクシア王女!』

 

「ん?」

 

 ――ふと、正門から校舎へと伸びる通学路の方からよく通る声が聞こえた。

 

「私と一緒に、これからの学園生活を華々しいものに――」

 

「興味ないわ」

 

「ぐわああああああ!?」

 

 雪の精思わせるような銀髪をツインテールにまとめた。正に“美少女”といった体裁の少女が、花束を持ち一世一代の大勝負の如き真剣な顔をした男子生徒を切り捨てた。

 

 ………告白的な意味だけど。

 

「結婚の申し出でもないただの告白なのにバラの花束持って、白昼堂々跪いてのプロポーズ――いや重いなー」

 

 思わず率直な感想がつい口から出てしまった。本人には申し訳ない…が、他人様のアレコレ。特に色恋沙汰には口を挟みたくなるのが人間だ。

 

 事実二人の周りにはこれまで授業のための移動をしていた生徒達が様子をよく見ようと足を止めて見物をしており中にはこれみよがしに指を指してたり。口元を隠して友人とコソコソ話したと思えば「フフッ…」と笑っている様子が散見された。

 

 普段は有力貴族の一角として畏れられ、認められている彼も。今では哀れみや嘲笑の視線を向けられる“敗北者”の一員となってしまった。

 

 ……一ヶ月で収まるといいな少年。

 

 意気消沈、というよりかは石像のように固まっていた彼は近くで待っていた学友達が引き摺って―尚必死に堪えていたが明らかに笑っている―いった。

 

 そしてここで。新たな犠牲者のエントリーだ!…ってアレは――。

 

「シド・カゲノー?噂をすればってやつかな」

 

 見なくなって久しいマッサージ機のバイブレーション機能でも搭載しているのかと思うほどガタガタと震えながら、先程の少年をフッた美少女――学園があるミドガル王国の第二王女、“ミドガル・アレクシア”へと一歩を踏み出した。…あっ、手と足が同時に出てる。

 

 シドくんがいた方向へと眼を懲らすと、態々茂みに隠れて彼の様子をニヤついた面で見守る()シドくんの学友のヒョロ・ガリくんとジャガ・イモくんがいた。

 

「…罰ゲームってところか。学生らしいな」

 

 青春だねぇ……っと年寄りじみた考えをしつつ、傍観の構えを取る彼の姉さんへの報告(チクリ)は野暮だろうから。事の顛末を見終わったらこの記憶は消去しとかないとな。

 

「ア、ア、ア……アレクシアおうにょ」

 

 あ、噛んだ。緊張で呂律が回っていない彼に、周囲でクスリとしていた者達も憐みの表情を向けていた。

 

「す、好きです……!」

 

 蚊の泣くような声でやっと言い切った彼の勇姿は素晴らしいものだ。が、勇気とは無謀の意味するのではない。

 

「いっそわざとらしい(・・・・・・)ぐらいに緊張してるな。傷が深くならなければいいけど」

 

 そのまま突っ走ろうと言葉を続けた彼は頭を下げながら勢いよく手をアレクシアの前に差し出した。

 

「塞ぎ込まないといいんだけど……ん?」

 

 


 

 

「今日は。ゼノン先生のアシスタントとして一緒に午後の実科科目、王都ブシン流の1部に参加することになった…」

 

「そうですね」

 

 シド・カゲノーとアガレスの視線の先では、魔力を使った魔剣士特有の轟音と突風が鳴り響き吹き荒れ。各々の二人組が科目の序盤の筈なのにわりかし好き勝手にスパーリングを行なっていた。

 

「部訳は1から9…完全な実力分け。1つ上がるならともかく3つや4つの飛び級はほぼ不可能――」

 

「そうですね」

 

「で、なんで元9部のシド・カゲノーくんが1部にいるんだい?」

 

「そ――なんでですかねぇ」

 

「人の話はちゃんと聞こうな」

 

 ふと二人が視線をそれらスパーリングの光景の横へと視線をズラすと、綺麗な構えで剣を握るアレクシアが愚直に剣を振るっていた。

 

「ゼノン先生。1部では基本的に実践一つを?」

 

「えぇ、流石に最上級クラスとなると。大抵の子は基本や応用の技能は修めてますから基本的には好きにさせています」

 

「成る程…アレクシア王女は?」

 

「アレクシ…彼女も基礎が決して出来ていないという訳ではありませんが、彼女は積み重ねるのが好きなようなのでね。見ての通り誰もやってませんが1部にて用意されているメニューを熟しています」

 

「フム…どうもゼノン先生。じゃあこっちはシドくんとよろしくやってますので」

 

「えぇ、頼みます」

 

 ゼノンが生徒へのアドバイスへと戻って行ったのを確認した二人は顔を見合わせると肩を竦めた。

 

「取り敢えず、王女を見習って素振りしようかシドくん」

 

「はーい」

 

「…俺もせめて剣を振るか」

 

 不服そうな声と共に剣を握り素振りを始めたシドを見て、アガレスも剣へ手を伸ばし抜いた。

 

 本来ならゼノンのサブとして補助に回る筈だったが。余りにも暇なため急に来た部外者(シド・カゲノー)の世話と監視を任されたが、元々騒ぎを起こさない(平時は起こしたくない)シドと話すことぐらいしかやることがない――というのがアガレスの現在の状況だった。

 

 シドとアレクシアを横目で見ながら、見様見真似で姿勢や剣の位置を調整。振り下ろす

 

ウ゛ン゛!

 

 空間を抉るような音が響くと同時に、生徒達の視線がアガレスに一斉に注がれる。

 

「……スマン。加減を間違えた」

 

 少し紅潮させた頬を掻く彼に。生徒たちも気にするなという風に笑顔を向けそれぞれのスパーリングを再開した。

 

(そういや稽古なんて殆ど実戦の中で。だったな…素振りなんてしたことなかった)

 

(ん?先生今魔力使わないであの攻撃を?流石主人公候補、やるなぁ)

 

 脳裏に過った前世の想い出から、思わず笑ってしまうアガレスは。今度は一息吸ってリラックスした状態で剣を構える。先程の自分より遅く。そしてゆっくりと剣を振った。

 

 …具体的に言えばへろへろ(・・・・)だった。

 

「あー…先生、それは素振りですか?」

 

「――やっぱり不格好か」

 

「遅いというか、ブレブレというか……」

 

「実戦ならどうとでもなるんだけどな」

 

 あまりにも不格好な、素振りとも言えないソレにシドも普段の凡人(モブ)の仮面すら少し外れす程の驚愕と指摘をしてしまう程には酷かったようだ。

 

「――見てられないわ」

 

 そんな二人の耳に届いたのは凛とした少女の声。

 

 振り返るとアレクシアがこちらへと歩み寄ってきており、普段の清廉潔白な雰囲気は鳴りを潜め細い眼を更に細くして苛立った様子で剣を片手に二人へと歩いて来ていた。

 

「アレクシア王女?仮面が剥がれてるけど…」

 

「今みたいな無様な素振りを見せられて、黙ってられないわよ。アナタはそうは思わないの?」

 

「ボクは別に」

 

「薄情、そして愚蒙ね。(ポチ)らしいわ」

 

 軽蔑の視線を隠そうともしないアレクシアの態度に、アガレスは眉を寄せ驚きシドは不愉快げに表情を歪めた。

 

 これまではシド以外は知らなかった。たった今アガレスもその一人になったアレクシア・ミドガルの本性。だが彼女はその追求や情報を咀嚼させる暇さえ

見せずにツカツカとアガレスのもつ剣を奪い取った。

 

「…私たちのと同じ剣ね。ってことはアガレスせん――アナタが単純に下手クソだってことね」

 

「ハッキリ言うね。先生大丈夫?」

 

「いや――平気だ。下手だったのは自覚してるよ」

 

 シドの言葉にアガレスは自嘲気味に笑うと視線を下ろし、剣を握るアレクシアの手に視線を注いだ。アレクシアの手の甲には剣ダコが出来ており、彼女が剣を日常的に振るっていることがよく分かる。

 

 しかしそれは彼も同じ…だがその違いは、アガレスは好き勝手に握り剣戟を放って来た影響か満遍なく薄く広がったようなモノに対し。アレクシアのそれは積み重なってきたような分厚い剣ダコ。それは彼女が教本や指導での教え通りのことを守り、反復し。それらを愚直に積み上げてきた努力を示していた。

 

「この前の試合はもとより、これまでアナタの指導は散々見てきたけど。よりによって基礎の基礎がなってないのはどうなのかしら?」

 

「現場たたき上げだからさ……」

 

「獣人族の出身でもないでしょ?くだらない嘘は止める事ね」

 

 呆れた視線を向けたアレクシアは剣をアガレスに投げて寄越すと剣を構えるように促した。

 

「ポチも付き合いなさい」

 

「えぇーいや「ほーら取ってこーい!」ワウゥゥンン!!」

 

 基本的自分の利にしかならないことしかしたくないシドは、アレクシアがポケットから煌めく金貨を取り出した瞬間目の色を変え。

 それがアレクシアの手から離れ宙を舞った瞬間彼は“忠犬シド公”へと成り下がった。

 

「…見なかったことにしよう」

 

「あら、こんなに愉快なのを見ないなんて。先生勿体無いわね?」

 

(猫被ってることは薄々察してたけどそこまでS(サド)っ気が…!?)

 

 少々慄いたような顔でアレクシアを見ていたアガレスだったが、程なくして二人による素振りの教導が始まったため。彼はこの後数十分に渡って白帯のシドに勝るとも劣らない醜態を晒すこととなった。

 

 


 

 

「――忌々しいわね」

 

「中傷が酷いな。理由を聞いても?」

 

 生徒が教師に対して指導する…まぁ教師としての標語に「教師もまた生徒達から学びを得ている」というもののあるが、それを抜きにしても中々に恥ずかしい素振りの練習が終わった。

 

『見られるレベルにはなったわね』

『僕もそう思うよ』

 

 教師役の二人からもなんとかお許しの言葉が出る頃には、既に午後の授業の時間は過ぎ去り放課後といっていい時間になっていた。

 

 本来なら授業終了となるチャイムが鳴ったそこで終わる筈だったのだが、何を思ったのかゼノン先生がここの鍵を渡して来たのが俺の運のツキ――あれよあれよと、こんな時間となってしまった。

 

 …楽しかったのは事実だけど。

 

 今は体育館の戸締まりも済んで、それなりに遅くなってしまったので二人を寮まで送っている最中だ。

 

 そこで飛び出した先程の暴言である。

 

「アナタの剣よ。素振りも型もまるで出来てないのに、いざ実戦となれば獣の如き嗅覚で噛みついてくる――“天才”とも言えない。例えるなら“異端の剣”ね」

 

「さっき言った通りだよ。基本が出来る前に実戦が先でな…お陰でこんな剣にな」

 

「へーそうなんですか」

(実戦で磨かれた剣。主人公ポイントプラス50点…!)

 

 シドくんが気の抜けたような返事をしてるが、聞いているのかいないのか。

 

 目線でたまを学年を超過した動きをしても追って来ているから目はいいのだろうが……なんか評価がバレるんだよなこの子は。

 

 観察眼に自信があるわけではないが、強者を見ることについては間違いなく肥えてるのでそこらの自称バトルマニアよかいい筈なんだが。

 

「まぁ何処かのうさんくさい剣術指南役よりかは分かりやすくて好きだけど」

 

「ゼノン先生か」

(…よかったな王女。一応裏組織所属だから間違ってないぞその嗅覚)

 

「でもいい人じゃん。割り込んだような感じの僕にも、依然として優しかったし」

 

「分かってないわね…あぁいうヤツこそ腹の奥底にはドス黒いものを隠してるのよ。多分」

 

「憶測で語るのは感心しないし、仮にも教師がいる目の前で話すな」

 

「これ如きの事。イチイチ報告してたらキリがないわよ?」

 

「…そりゃ、そうだな」

 

「さすがに小賢しいっすねおうにょ!」

 

「巫山戯てるでしょアナタ」

 

「ぜーんぜん?」

 

 仲がいいな、とは思う…先程みたシドくんとアレクシア王女の姿が恋人の姿として適切かと聞かれたら。俺としては口を閉じ黙るしかないが。

 

 話を聞く限りこの二人――というか主犯はアレクシア王女であり、シドくんはたまたま白羽の矢が立った可哀想な立場なのだが――は、王女という立場上政略結婚の相手が大量に押し寄せるアレクシア王女はソレに嫌気がさし。適当な相手を自身の恋人役(・・・)として抜擢し周囲を牽制することにしているそうだ。

 

 シドくんはその被害者だ。こんな腹黒いだが対外的には清楚で汚れの一つも知らない可憐な美少女()として通ってる彼女に罰ゲーム感覚で告白し、しかも受け入れてくれた彼女の愛を振り切った。と校内に知れ渡れば彼の立場は一気に危ういものとなるから、解消しようにも出来ないとは本人の談だ。

 

「ん、そう言えばあの雑誌買ってなかったわね…よしポチ。今から買ってきなさい」

 

「ハァ?そのぐらい一人で――」

 

「余ったお金はお駄賃でいいわ」

 

「行って来まあああっす!!」

 

 シド君が反論しようとした瞬間。

 

 アレクシアは素早くポケットから金貨を取り出し、それをシド君の手に握らせると満面の笑みを浮かべた。その笑顔を見た瞬間、シド君は即座に背筋を伸ばし敬礼すると、ダッシュで書店の中へと消えていった。

 

「使用人よりかは速いし、しかも(これ)を見せれば即座に動いてくれる。使いやすいわね」

 

「教師としての良心の呵責に苛まれてるよ俺は今……」

 

「この学園の大本締めはウチよ」

 

「シドくんそこまで困窮してるのかー」

 

 シド・カゲノーは犠牲になったのだ。資本主義と絶対王政の…犠牲の犠牲にな!

 

「買ってきましたよ王女!」

 

「いい子ねポチー。偉いからもう一枚あげるわ」

 

「ワン!ワン!」

 

「おおう…この……」

 

 Vanitas vanitatum.Et omnia vanitas――





 最後の英文は作者の趣味。まぁ過酷な自慰行為してる欲望ダダ漏れな先生たちは分かっているでしょうが()

【アガレスの戦闘術】
 剣の握り方だけ教えてもらってそれ以降は実践でひたすらに磨いてきた独自の剣。
 仲間達にも「下手に教えるよりこのまま独自性伸ばした方がいい」と判断され今日に至る。

 剣の他にも槍や暗器、戦鎚や大楯など一通りの武器は使える。

 機会があれば銃器も触りたいなぁと考えている。
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