【9級フィクサー必見!】特色式トレーニング!教えちゃいます! 作:道を失った乗客
没L社ニキこと傭兵は現在光の中をさ迷っている。
なぜか身につけたノートPCが使用できるし何故か掲示板に接続できるのでびっくりである。
「で、ここ何処なんだよ...」
図書館では死んだら本になる。それは前々から聞いていた。
しかしこのような場所に転送されるとは聞いていない。
全くもってなにもわからないので傭兵は歩くことにした。いや歩くことしかできないの間違いかもしれない。
とにかく、歩くしかなかった。
長い時間歩いたが、疲れる気配は全くない。
よくみれば自分の体が生身じゃないことに気がつく。
周りの光と...全く同じ。
色は付き、実体はあるものの、その体は生身とは言いがたい。
「...暇だ...」
・・・
500:名無しの生還者
なんで没L社ニキは生きてるんだ?
501:没L社ニキ
いや、生きてるって感じじゃなくて俺もこの光と同一?ってか俺が光になってるって感じかな?
502:名無しの生還者
よーわからんな
503:名無しの生還者
居心地どう?
504:没L社ニキ
暇
505:没L社ニキ2
そりゃそうか
506:名無しの生還者
なんもないみたいだしな
507:名無しの生還者
本になってはいるんだろうか?
508:K社追放
本化はしていると考えられる
実際俺の手元の招待状には没L社ニキの本が乗ってる
このえーとディバってのがニキだろ?
509:没L社ニキ
そうそう
510:名無しの生還者
K社は行くのか?図書館
511:K社追放
いやいかねぇよ危なそうだし
512:一般薔薇フィクサー
つまんないですねぇ
513:名無しの生還者
うわギャンブラーじゃん...
514:名無しの生還者
久しぶりに見るわ
515:一般薔薇フィクサー
久しぶりといってもそんなにたってない気がするんですけどねぇ
516:没L社ニキ
暇
517:名無しの生還者
はい
518:名無しの生還者
そっすか
519:名無しの生還者
興味無くすの早くて笑う
520:名無しの生還者
だって進展ないし...
521:名無しの生還者
仕方ないね
522:名無しの生還者
あ、俺なんか上司か恋人の敵討ちに行くらしいから図書館イクわ
523:名無しの生還者
えぇ...
524:名無しの生還者
ついていくのかよ
525:名無しの生還者
都市では珍しい人格者やし多少の恩はあるし...評価点高いし強いから...
ついでに皆めっちゃやる気あるし俺だけ行かんのもな...?
526:名無しの生還者
そんな人格者おるんか
527:名無しの生還者
ちな誰?
528:名無しの生還者
リウ協会南部1課部長
529:名無しの生還者
え?シャオ?
530:名無しの生還者
冷徹つーか厳格ていうイメージが強かったが以外だな
531:名無しの生還者
人格者ではあるがまさか恋人の敵討ちするとは思わなんだ
532:名無しの生還者
つーわけでイクぜ
533:名無しの生還者
死にに行くのか...
534:名無しの生還者
やめとけやめとけ
535:名無しの生還者
うるせえ!行くぞ!
536:名無しの生還者
そもそも今死んだところでどうでもいいし
537:名無しの生還者
そういやそうだな
538:名無しの生還者
もしかしたら没L社ニキに会えるかもな
・・・
「...いる」
没L社ニキは永遠と光の中をさ迷っていたがとうとう新しい人間を発見することができた。
燃え上がるような赤と月光石の刺繍が特徴的なリウ協会独特の服装をきた金髪の少女が寝っ転がている。
話の流れ的に掲示板で図書館にいったリウ協会1課だろう。
「ん?誰?」
少女は寝転がりながら疲れ気味に話す。
「スゥーああ、えーと没L社ニキ?でいいのかな」
はぁとため息をつきつつ周りを見渡す。
「結局私も負けて本になったみたいね。なんでこんなところにいるのか分かんないけど」
「やっぱりなんでここにいるのか分からんのか」
人数は増えたが結局分からん人間が増えただけであって何の解決にもならない。が3人よればなんとやら。2人しかいないがいないよりかはマシであろう。
「ふぅ。一応掲示板外で初ましてか。俺は個人傭兵のディバだ。よろしく」
「私はリウ協会南部1課のレイラ。宜しく」
都市にしては似つかわしくない平和的な挨拶だ。いつ何時でもこうでありたいものである。
「取りあえず...歩く?話ながら」
「まぁそうするしかないしな...」
・・・
「で、個人傭兵って実際何やってんの?」
「言っちゃえばまぁフィクサーと対して変わらんな。協会に所属してないし協会公認の依頼が来ることもない。ただ折れた翼の職員を拾ってくれるところなんてねぇからなぁ」
「拾われた所で扱いは雑だろうし。他にも知り合いがいたら事務所を自分で立ち上げても良かったがいなかったからまぁ仕方がない。」
それに意外と需要があるみたいだしなぁ傭兵と続ける。
傭兵は様々な理由でフィクサーになれない弾き者がやる商売である。折れた翼の職員だとかフィクサー時代にいろいろやりすぎたり級に縛られたやり方に嫌気が差したり...
確実に実力のある連中なのは間違いない。そうじゃなきゃ全部フィクサーでいいじゃんともなる。
協会に出せないぐらいヤバイ案件とかもこの傭兵のお仕事だ。
「そんなヤバイ案件とかあるものですかね?」
「あるんだから仕方ない。翼の副産物処理とか市民どころかフィクサーにも知られたくない物もあるだろうしな。いつでも記憶処理が完璧とはいかないから知られるのが何のバックも存在しない個人なら扱いが容易っていう判断なのかもな」
そんなこんなで雑談を続けているがやっぱり景色に変化など当然みられるワケもなく...
「ん?何アレ?」
ソレはあった
太陽のような輝きを放ち、周りの光を取り込み続ける存在。その中には一つの本があった。
「光の膜の中にある本...ですか」
本。図書館で見かけた本と同じ見た目だ。
これで確定と言っても良いだろう。この空間は図書館と関連のある場所であると。
そしてこの本こそが図書館が存在する意味なのだろう。
ディバが少し触れると光は硬い被膜に覆われていることが分かった。壊すのにはかなりの苦労がかかりそうだ。
武器でもあれば楽だが、残念ながらE.G.O武器はこの光の中では再現されていなかった。
「どうにかして壊せないモノか...」
壊してみたらどうなるのかという純粋な好奇心。なんか壊したらまずそうだがやっぱり壊したくなるのが人間の性というものなのだろうか。
「では私がやりますか。リウ協会は拳法重視ですからね。武器など使わずとも...」
レイラは腰を低くし腕を大きく引き、力の限りの正拳突きを繰り出す。
さすがの被膜もこの衝撃には耐えられ無かったのかひびが入る。
「すげぇ...」
「鍛え上げた正拳突きは余裕で壁20枚は突き破りますからね」
~図書館~
「!?」
突如としてアンジェラが悶える。人間らしい肌は明滅するように機械の体と入れ替わり続け、謎のめまいと吐き気が襲ってきたり襲ってこなかったりする。
「お、おい大丈夫か?」
「うっ...光が暴れている?私の中で?」
何かが抵抗しているのだろう。抵抗は強くなっていき、ついには何かが破壊される。
「おいおいおい...どうなってんだ...?」
・・・
「ふっ私にかかればこんなモノなどものの数発です」
「マジかよ...俺も拳法学ぼうかな...」
「W列車で鍛練を積んだ甲斐があったってもんですよ」
壊れた中から出てきた本を拾い上げ覗くと...
私は人間になりたい。
図書館長アンジェラの執念と後悔と希望と絶望が永遠に書き綴られた文章が出てくる。
そして最後に
やめて
「.......ごめん」
「直すかぁ...」
アンジェラ「死ぬ」
リウの人「マジすんません」
L社ニキ「E.G.Oに頼らず拳法学ぼうかな...」
ローラン「俺がやる前にくたばるなよ」
掲示板皆「がんばえ^~(他人事)」
~追記~
今回誤字がヤバみが深くてもう僕おおいに戦慄ですね...
L社ニキの名前も表記揺れしてましたので修正しました。
ディバが真名です。許し亭...許し亭...