・・・新潟県、佐渡島鎮守府・・・
三日月「・・・うっ・・・、また、吐き気が・・・(ハアハア」
遠征で失敗し、提督に殴られた三日月は、休むため自室に戻っていた。
そと途中、誰かとぶつかった。
三日月「・・・っ、ご、ごめんなさい・・・」
憲兵隊長「どこ見とんだ!!」
三日月「きゃっ!!」
ぶつかったことに怒った憲兵隊長は三日月の顔を殴った。
その反動で吹き飛び壁にぶつかった。
三日月「ごめ、んなさい・・・(グスン」
憲兵隊長「船が泣いてんじゃねぇ!!」
隊長は三日月を踏みつけた。
三日月「やめ、て・・・」
憲兵隊長「おい、手伝え」
憲兵「りょーかいー」
憲兵が三日月の右腕を押さえつけると隊長が腕を踏んだ。
三日月「うぎゃぁぁぁ!!痛い痛い!止めて下さい!!」
憲兵「おら黙れ!!」
三日月「っ!」
隊長「おらおら!どうだ?」
三日月「・・・」
隊長「なんだ。死んだか」
憲兵「どうします?」
隊長「捨てとけ。どうせ代わりはすぐ来るさ」
憲兵「りょーかい」
隊長「あ、身ぐるみ剥がしとけよ。金になるから」
憲兵「へーい」
憲兵は服や装備を盗ると外にでて三日月を海に放り込んだ。
三日月「・・・(・・・体が・・・重い・・・、だれか・・・助けて・・・)」
だんだんと意識が遠くなっていった。
三日月「・・・(もう、だ、め・・・)」
・・・
・・・数週間後・・・
・・・???・・・
三日月「・・・っ・・・(パチッ」
目を覚ましたが、ぼやけていて回りがよく見えなかった。
三日月「・・・ここ、は・・・?」
???「・・・あ、よかった。目を覚ましたんですね」
三日月「・・・だれ・・・?」
???「・・・えっと、私のこと、見えますか?」
三日月「・・・よく、みえない、です・・・」
???「・・・ちょっと待ってて」
数分後、戻って来た。
???「・・・よいしょ、どうですか?」
三日月に眼鏡をかけた。
三日月「っ、ちょっと、強いですけど・・・見えます・・・」
眼鏡をかけて上げた人は小さい少女だった。
???「良かったです!」
少女は心配そうな顔から笑顔に変わった。
三日月「えっと・・・」
竹崎花風「私、竹崎花風と言います。竹に崎でちくさきです」
三日月「・・・み、三日月、です・・・」
花風「・・・っ、あの、体調は、大丈夫ですか?」
三日月「・・・全身痛いです・・・。それに、右腕の感覚が・・・」
花風「あ、右腕は・・・」
三日月「?・・・えっ・・・?」
三日月の右腕は肘より先が失くなっていた。
花風「・・・」
三日月「う、そ・・・」
花風「・・・その、右腕は・・・切除しました・・・」
三日月「なん、で・・・」
花風「・・・ちょっと、待っててください・・・」
花風は部屋を出ていった。
少しすると女性を連れて戻って来た。
???「体調は大丈夫そうね・・・」
三日月「・・・あの・・・」
静流「この子の親の竹崎静流と言います。あなたの手術を行いました」
三日月「・・・そう、ですか・・・。あの・・・」
静流「なんで腕を切った、ですか?」
三日月「・・・はい・・・」
静流「あなたの右腕はかなり損傷していて、腐ってました。そのため治療は困難と判断し、切除しました。・・・ごめんなさい・・・」
三日月「いえ、いいんです・・・。それより、ありがとうございます。助けてくれて・・・」
静流「いえ、それが私の仕事ですので・・・」
三日月「・・・お医者さんですか?」
静流「はい。隣の小さい病院を経営しています。そして、ここは私の家です。隣の病院で手術後、そのままこちらに・・・」
三日月「そうでしたか・・・。あの、ここは・・・どこですか?」
静流「・・・ここは対馬島です。目の前の浜に流れ着いてました。あなたはどこの基地から?」
三日月「佐渡島です・・・」
花風「・・・佐渡島って・・・」
静流「・・・またか・・・」
静流は小さく舌打ちをした。
三日月「・・・」
静流「・・・三日月ちゃん、私に掴まって」
三日月「・・・は、はい・・・?」
静流は三日月を持ち上げると車椅子に乗せた。
そして、そのまま車椅子を押して部屋を出た。