黒髪駆逐隊の大冒険   作:秋月雪風

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12.旅、再開

1ヶ月後・・・

 

三日月と初霜は無事、意識を取り戻し、傷も癒えた。

 

しかし、佐渡基地攻略は失敗、全国では反乱分子である人形艦隊が、朝潮達の捜索を行っていた。

 

そんな中、四人は、仁助に連れられ、あるところに向かっていた。

 

・・・???・・・

 

仁助「ようこそ。秘密基地へ」

 

朝潮「ひ、秘密基地・・・」

 

仁助「ここには装備が豊富だ。さて、ここに呼んだのは、話があるからだ。率直に言う、佐渡は後回しにしろ。先に他を黙らせないといけん」

 

潮「他と言えば、私達を殺すために探してる連中ですか?」

 

仁助「そうだ。本来なら俺も動きたいところだが、まあ、知っての通りうちは小さい基地に、僅かなオリジナル型の艦娘を任されてるに過ぎん・・・」

 

潮「それで私達に・・・」

 

仁助「ああ。そうだ。任せてもいいか?」

 

朝潮「・・・ふふ。そんなの」

 

初霜「決まってる」

 

三日月「じゃないですか!」

 

潮「もちろん」

 

朝潮、潮、初霜、三日月「やらせていただきます!」

 

仁助「・・・ありがとう」

 

潮「出発は?」

 

仁助「いつでも」

 

朝潮「じゃあ、一時間後、出発する。それまでに準備を」

 

潮、初霜、三日月「了解!」

 

朝潮達は急いで支度をした。

 

一時間後・・・

 

菜「元気でね・・・(ギュゥゥゥ」

 

三日月「うぅ、な、菜さんのギュウは、いつも苦しいです・・・」

 

初霜「ふふ、そうね」

 

仁助「ほら菜、そろそろ」

 

菜「うん・・・」

 

三日月から菜が離れると、仁助は話始めた。

 

仁助「今お前らは全国から狙われてる。しかし、それは人形艦隊を指揮する連中のみ。オリジナル、そして初期建造型の艦隊は問題ないはずだ。ここにリストがある。これを見て進んでくれ」

 

朝潮「はい!」

 

仁助「とりあえず、東京に行け。そして、桐谷という者に会え。協力してくれるはずだ」

 

潮「はい!」

 

仁助「・・・では、気をつけて」

 

全員「行ってきます!」

 

朝潮達は敬礼をしてから、若狭基地を出発した。

 

しかし、前回と違うのは、2人増えたことだ。

 

朝潮達の護衛として、吹雪と綾波が仁助に選ばれ派遣された。

 

この2人はどちらもオリジナル型のため、潮とは、一応姉妹であった。

 

若狭を出た六人は、危険海域をできる限り迂回し、人形艦隊と接敵した時は、若狭基地所属の艦隊としてやり過ごした。

 

しかし、一同が秋田沖に着いた時、問題が起きた。

 

???「止まれ!」

 

朝潮「っ!・・・なにか?」

 

後ろから声をかけられ、振り替えると、近くの基地に所属している人形艦隊がいた。

 

長門(人形)「どこの所属だ?」

 

吹雪「私達は若狭基地の第37護衛戦隊です。護衛対象のところに向かってますので、これで」

 

長門(人形)「お前ではない。その後ろの奴らだ」

 

吹雪「私と同じ・・・っ」

 

長門(人形)「お前に聞いてない!」

 

突然、長門は刀で吹雪を切りつけた。

 

朝潮「なっ・・・」

 

三日月「吹雪さん!」

 

吹雪「だ、大丈夫・・・、ちょっとかすっただけ・・・」

 

潮「っ・・・(カチャ」

 

綾波「・・・なんで・・・切った?(カチャ」

 

長門(人形)「こいつらは敵だ!殺せー!」

 

朝潮「っ、くそ。皆応戦して!三日月は吹雪を連れて下がって!」

 

三日月「は、はい!」

 

十数mの距離での撃ち合いが始まった。

 

先に攻撃を行ったのは人形艦隊だったが、なんとか交わし、朝潮達も負けじと小銃と艤装で対抗した。

 

最初こそは互角の戦いだったが、次々と人形艦隊の援軍が到着し、朝潮達は徐々に劣勢になっていった。

 

朝潮「はあはあ・・・、きりがない・・・っ、もう次、が・・・」

 

疲れきった朝潮の前に現れたのは、満潮だった。

 

もちろん、この満潮は人形だが、疲弊しきってる朝潮は、そのことを忘れ、近付いた。

 

朝潮「満、潮・・・無事でよか・・・っ」

 

潮「朝潮さん!気をしっかり!これはあなたの妹ではないんです!」

 

満潮に触れそうになった瞬間、潮が満潮を撃ち殺した。

 

そして、朝潮の頬を叩いた。

 

朝潮「うし、お・・・。っ、うん、そうだね」

 

なんとか朝潮は正気を取り戻した。

 

潮「人形艦隊は大方倒しました。このまま基地の制圧を」

 

朝潮「うん!よし、皆!このまま基地の占領に向かうよ!」

 

全員「おー!」

 

ただ直進的に相手に突っ込む人形艦娘の動きは単純で、慣れてしまえば簡単に倒すことができた。

 

その結果、襲ってきた艦隊のほとんどをほぼ損害なしで倒すことができた。

 

基地に着くと、慌てて逃げる敵司令官の姿があった。

 

それを、初霜がライフルで足を撃ち抜いた。

 

司令官「いで!(バタッ」

 

朝潮「動かないで!」

 

倒れたところを、四人で囲んだ。

 

司令官「ひ、ひぃぃぃ、こ、殺さないでー」

 

綾波「殺しませんよ、もちろん」

 

司令官「ほ、ほんとうか!」

 

綾波「死より苦しい思いさせますので」

 

そう言って、ニコッと笑った。

 

朝潮、潮、初霜「・・・(こっわ・・・)」

 

綾波「朝潮さん達は基地内の制圧を」

 

朝潮「わ、分かった」

 

朝潮達3人は、別れて制圧に向かった。

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