黒髪駆逐隊の大冒険   作:秋月雪風

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16.私はいったい・・・

数年後・・・

 

皐月「三日月〜」

 

三日月「っ、あっ!皐月おねーちゃーん!!(ギュ~」

 

皐月「よしよ〜し///(ナデナデ」

 

若狭基地はやっぱりのんびりしてていいな〜。

 

学校も楽しいし、お父さんも菜お姉ちゃんも優しい。

 

でも、なんでだろう・・・、この違和感・・・。

 

私はお父さんの娘のはずなのに・・・、菜お姉ちゃんの妹なのに・・・、なんで、皐月お姉ちゃんの方が私に似てるの?

 

それに、この、左腕も・・・、なんで時々痛いんだろ・・・、生まれつきなのに・・・。

 

皐月「・・・き、三日月?」

 

三日月「っ!な、なに?」

 

皐月「大丈夫?」

 

三日月「う、うん、大丈夫・・・」

 

桐谷「おー、三日月、ここにいたか」

 

三日月「あっ、おじいちゃん!」

 

桐谷「おーよしよし、いい子だねー」

 

三日月「えへへ///」

 

桐谷「・・・(これでほんとによかったのだろうか、朝潮・・・。これが、この子にとって、幸せなのか?)」

 

桐谷は、三日月を撫でながら数年前のあの日、朝潮達との会話を思い出した。

 

朝潮「実は、三日月のことで・・・」

 

桐谷「三日月がどうした?」

 

朝潮「その・・・、三日月を、引き取ってほしいのです」

 

桐谷「なに!?なんで、だ?」

 

朝潮「三日月は・・・優しすぎるんです・・・」

 

桐谷「・・・た、確かにそうだが・・・」

 

朝潮「・・・敵も、殺せないんです・・・」

 

桐谷「どういうことだ?三日月はちゃんと戦闘をしてる・・・まさか・・・」

 

朝潮「・・・死んでないんです」

 

桐谷「・・・なるほどな・・・。だが、三日月にどうやって伝えるんだ?絶対ごねるぞ」

 

潮「・・・ありますよね?例の薬が・・・」

 

桐谷「?例のと・・・」

 

潮「0986の1244」

 

桐谷「・・・はあ、なんで知ってるんだ」

 

潮「雫が言ってました」

 

桐谷「あんやろう・・・」

 

初霜「なんですか?その例の薬って?」

 

桐谷「・・・記憶改ざん薬。相手の記憶をいじれる薬だ」

 

潮「薬液の中に入れる必要があるから寝てないといけない。だから今のうちにやれば」

 

朝潮「準備は?」

 

桐谷「明日実験に使う予定だったから、用意してあるが・・・、ほんとにいいのか?記憶は二度と戻らない。違和感をなくすには、君らの存在を消さないといけないんだぞ」

 

朝潮「はい。わかってます。三日月の記憶から、私達を消してください」

 

桐谷「・・・ああもうわかった!おい誰か!実験を前倒しだ!メンバーを集めろ!」

 

世話人「ははっ!」

 

桐谷「君達は、もういきなさい」

 

朝潮「はい。それでは」

 

3人は、桐谷にお辞儀をすると、屋敷を後にした。

 

三日月「・・・おじいちゃん?」

 

桐谷「っ!おおなんだ?」

 

三日月「お父さんが呼んでるよ」

 

三日月の後ろには、いつの間にか仁助がいた。

 

仁助「親父、少しいいか?」

 

桐谷「ああ・・・」

 

仁助と桐谷は、少し遠くのベンチに座った。

 

仁助「いつまで三日月は俺の娘だと思わせるんだ?」

 

桐谷「そおだねー・・・、いつまでも誤魔化られないな・・・」

 

仁助「朝潮達とも連絡は取れんし、今どうなっ・・・」

 

桐谷「・・・?どうした?」

 

仁助「おい、誰だ?」

 

仁助が指を指した先には、一人の艦娘がいた。

 

しかし、その艦娘は、この基地にはいなかった。

 

皐月「っ?誰だろ?」

 

???「いたぞ・・・。くたばれ」

 

皐月「っ!あぶな・・・っ・・・」

 

三日月に銃口を向けられ、皐月はとっさに三日月を庇った。

 

その艦娘は皐月の上から三日月を撃ち続けた。

 

???「・・・(バンバンバンバン」

 

皐月「っ!あっ、ぐっ・・・」

 

三日月「お姉ちゃん・・・!」

 

仁助「おいやめろ!」

 

仁助は艦娘を押さえつけると、その場で射殺した。

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