黒髪駆逐隊の大冒険   作:秋月雪風

2 / 17
2.再開

・・・リビング・・・

 

三日月「・・・」

 

静流「2人とも~、新しい子だよ~」

 

???「・・・み、三日月、だよね?」

 

三日月「・・・っ!お姉ちゃん!」

 

そこにいたのは同じ基地にいた初霜だった。

 

初霜「三日月ー!(ギュゥゥゥ」

 

三日月「うえーん!!寂しかったよー!!(グスン」

 

初霜「・・・よしよし・・・(ナデナデ」

 

???「・・・三日月・・・無事でよかった・・・」

 

三日月「・・・うぅ・・・えっと・・・(グスン」

 

朝潮「朝潮だよ。一緒の基地にいた・・・」

 

三日月「確か・・・水雷戦隊の隊長さん、でしたっけ?」

 

朝潮「元、だけど・・・」

 

三日月「・・・」

 

初霜「・・・三日月・・・あなただけは・・・守るから・・・(ギュゥゥゥ」

 

三日月「・・・お姉ちゃん・・・」

 

初霜「私の姉妹は皆、あいつらに殺された・・・」

 

朝潮「私の妹達も・・・」

 

三日月「・・・皆、あいつらに殺されたんだ・・・」

 

怒りがこみ上げた三日月は左手を強く握った。

 

花風「・・・」

 

部屋が暗い感じになって来た時、静流が手を叩いた。

 

静流「はーい、そんな話しないで、ご飯食べるよー」

 

全員「・・・はーい!」

 

気づけばもう夜の7時だった。

 

3人は椅子に座り、三日月は車椅子を机に寄せた。

 

静流「はい、今日はシチューね。三日月ちゃん、しばらく何も食べてないけどどうする?お粥にする?」

 

三日月「・・・シチューにします」

 

静流「はい、じゃあこれね」

 

三日月の前にシチューとご飯が置かれた。

 

静流「じゃあ手を合わせて、いただきます」

 

全員「いただきます!」

 

楽しく会話しながらシチューを食べた。

 

しかし、三日月だけシチューに手をつけなかった。

 

静流「?どうしたの?嫌いな食べ物でも入ってる?」

 

三日月「い、いえ・・・、いつも右手で食べていたので・・・」

 

初霜「・・・じゃあ、はい!あーん」

 

三日月「っ、えへへ、ありがとうお姉ちゃん。あー、ん!(パクッ」

 

数十分後、夜ご飯を食べ終え、食器を洗った後、静流は皆を集めた。

 

静流「さて、これからどうするの?3人は」

 

初霜「うーん・・・」

 

朝潮「・・・まあ」

 

三日月「まずは・・・」

 

朝潮、初霜、三日月「佐渡島の奴らを殺る」

 

静流、花風「ですよねー・・・」

 

静流「・・・じゃあ、その後は?」

 

朝潮、初霜、三日月「・・・」

 

静流「決まってないんだ」

 

朝潮「はい・・・」

 

初霜「行くところは無いし・・・」

 

三日月「・・・」

 

花風「・・・三日月ちゃん、何かあるの?」

 

三日月「う、うん・・・」

 

何か言いたそうにしている三日月に花風は話かけた。

 

そして、三日月は言おうとしたことを言った。

 

三日月「旅を、してみたいなー、なんて・・・、ハハハ・・・」

 

朝潮、初霜「・・・いいじゃん!」

 

三日月「・・・ふえ?」

 

静流「3人で生き方を探しに旅に出るのもよさそうだね。こっちでいろいろ用意できるし」

 

花風「旅かー・・・」

 

三日月「じゃあ、旅に出よー!」

 

花風「その前に治そっか、傷」

 

三日月「はーい・・・」

 

初霜「私達で準備するから」

 

静流「あなた達もね?」

 

朝潮、初霜「はーい・・・」

 

静流「もう寝なさい?一番の治療は寝ること!はい!お風呂入った入った!」

 

朝潮、初霜、花風「はーい!」

 

三日月「・・・」

 

静流「私が洗うから」

 

三日月「お、お願いします・・・」

 

それから数時間後、深夜・・・

 

朝潮「・・・スースー・・・」

 

初霜「ムニャムニャ・・・」

 

三日月「・・・おねぇひゃん・・・(スヤスヤ」

 

静流「・・・ふふっ、みんな寝顔かわい(ナデナデ」

 

花風「・・・(プクー」

 

静流「・・・よしよし(ナデナデ」

 

花風「・・・///(スリスリ」

 

静流「・・・私は、幸せだな~。こんな可愛い子達に囲まれるなんて・・・(ナデナデ」

 

花風「えへへ///」

 

静流「・・・っ!ゲホッゲホッ!」

 

花風「お母さん!大丈夫?」

 

静流は口を押さえた手を離した。

 

手や口には血が付いていた。

 

静流「・・・もう、長くはないかな・・・」

 

花風「お母さん・・・」

 

静流「・・・ふふっ。・・・あなたも、旅にでたら?」

 

花風「えっ?」

 

静流「まだ、浮けるでしょ?・・・ちゃん・・・」

 

花風「・・・」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。