黒髪駆逐隊の大冒険   作:秋月雪風

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3.朝ごはん

・・・翌朝・・・

 

静流「みんなー!朝だよー!」

 

お玉とフライパンを叩きながら静流が部屋に入ってきた。

 

朝潮「・・・んっ・・・(パチッ」

 

初霜、三日月「・・・(クークー」

 

静流「朝潮ちゃんだけ起きたか」

 

朝潮「おはようございます・・・(ゴシゴシ」

 

静流「・・・よいしょ」

 

静流はラジオを持ってくるとカセットを入れた。

 

ラジオ「・・・ドーン!!」

 

初霜、三日月「ひゃっ!?(ガバッ」

 

大音量の爆発音が鳴り、2人は飛び起きた。

 

静流「目、覚めた?」

 

初霜、三日月「覚めましたー・・・」

 

静流「はい、ご飯食べてきてー」

 

初霜「はーい・・・(トコトコ」

 

静流「三日月、持ち上げるよ、よいしょっと」

 

三日月「んっ・・・」

 

静流「・・・三日月、軽いね・・・。・・・このまま運ぼ(トコトコ」

 

そうして5人は朝ごはんを食べてリビングでのんびりしていた時、チャイムが鳴った。

 

静流「はーい、あ、おはようございます」

 

???「おはよう静流さん」

 

静流「あ、では、中へどうぞ」

 

???「お邪魔するよ」

 

部屋に大きな鞄を持った70代くらいのおじいさんが入ってきた。

 

???「えーと、どの子だい?」

 

静流「車椅子の子です」

 

三日月「?」

 

静流「この人は田中さん。村唯一のメガネ職人で目のお医者さんだよ」

 

田中「よろしくね。えーと・・・」

 

三日月「み、三日月です。よ、よろしくお願いします・・・」

 

田中「じゃあ早速だけど三日月ちゃん、視力検査するから、眼鏡を外してこれを片目に被せて」

 

三日月「は、はい・・・」

 

三日月が準備してる間に田中は鞄から検査キットを取り出し壁に張った。

 

そう、あのCみたいなやつだ。

 

田中「はい、準備できた?」

 

三日月「できました」

 

田中「じゃあこれ見える?」

 

一番大きいCを差した。

 

三日月「えっと・・・上?」

 

田中「じゃあこれは?」

 

三日月「・・・わ、分かりません・・・」

 

その後、反対もやったが同じ結果だった。

 

田中「・・・ふむ・・・、なるほど・・・、来る前はどのぐらいだった?」

 

三日月「わかりませんけど・・・どっちも遠くの文字がはっきり見えました」

 

田中「・・・なるほど・・・」

 

静流「・・・先生、どうですか?」

 

田中「かなり重症だねー、だいたい0.2ぐらいかな?」

 

静流「そこまで・・・」

 

初霜「三日月、今どんな感じなの?」

 

三日月「うーん、ずっと目の前がぼやけてる。」

 

朝潮「だよね・・・」

 

田中「・・・これでいいかな・・・。三日月ちゃん、これかけてみて」

 

三日月「は、はい」

 

田中は三日月に調整機が付いた眼鏡を渡した。

 

三日月「・・・前より、見えやすいです」

 

田中「じゃあこれでいいね。よいしょ」

 

眼鏡を外すとレンズを取って、フレームだけの眼鏡にはめた。

 

田中「はい。仮だけどできたよ」

 

三日月「ありがとうございます」

 

田中「完成まではそれをつけていてね。だいたい二週間ぐらいでできるはずだから」

 

三日月「分かりました!」

 

田中「うん。では、これで・・・」

 

静流「先生ありがとうございました」

 

田中「お邪魔したよ。静流さん」

 

田中は家を出るとそのまま去っていった。

 

そして、静流はドアを閉めると着替え始めた。

 

静流「これから診察をしてくるから、あなた達は大人しくしててね」

 

朝潮、初霜、三日月「はーい!」

 

花風「お母さん、私は・・・」

 

静流「3人のめんどうを見てて」

 

花風「わかった」

 

静流「じゃ、行ってくるね」

 

朝潮、初霜、三日月、花風「いってらっしゃーい!」

 

4人は静流を見送るとリビングに戻った。

 

・・・夕方、6時・・・

 

静流「ただいま~」

 

花風「お帰りなさ~い」

 

静流「あれ?3人は?」

 

花風「リビングでお昼寝中・・・」

 

静流「そっか。じゃあ夕食作るから待ってて」

 

花風「・・・うん・・・」

 

静流「?どうしたの?」

 

花風「・・・いつやるの、あれ」

 

静流「・・・三日月が治ってから」

 

花風「わかった」

 

静流「・・・じゃ、作ってくるね(トコトコ」

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