山育ちの流星の学園生活   作:不知火 秋

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今更になって火魔女周回より、他のとこ回ってそこで出たハズレを使ってガチャれば効率いいのでは?と思い始め罪を自覚してきた私です。
待ってろフィンドニールの頂上。

ついでに火でギリギリのギリでまともに運用できるのはちっとは聖遺物を埋め込めた胡桃しかいない。助けて。


今話、視点変更があります。(☆☆☆☆☆で視点変更とさせていただきます)




足りないもの

 

 

 

 スピカに入部してから、数日後。また、ゴルシさんが私たちの時のようにズダ袋に人を入れて部室にやってきた。

 中から出てきたのは同級生であり、同じクラスのキタちゃんことキタサンブラックとダイヤちゃんことサトノダイヤモンドだった。

 

 

「ありゃ、キタちゃんとダイヤちゃんじゃないですか」

 

「あれ?ルーちゃん?なんでルーちゃんもここに?」

 

「まぁ、簡単な話です。ここ、スピカです」

 

「「え?」」

 

 あ、キタちゃんがフリーズした。

 まぁ、仕方ないか。この子達、テイオーさんとマックイーンさんに憧れてるらしいし、憧れの存在が所属しているスピカに今いるなんて脳が処理落ちするのも無理はないと思う。

 

 なんならスピカに入りたいってこの前言ってたしね。

 

 

 

 何はともあれ、後日正式に入部届けが提出されたのは言うまでもない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 キタちゃんとダイヤちゃんがスピカに入ってから約1ヶ月経ったある夜。私はあることを考えていた。

 

 

 先程、スペさんとテイオーさんに負けたあの日のことを、2人が入部した後もチームの誰にも1度も勝てないしことを国際電話で赤お姉さんに伝えた時に言われたことだ。

 

『ハッハッハッ、そりゃぁ負けるさ。お前さんの走りはただただ"早く走れるから早く走ってるだけ"のものだ。

 ヒントはやったんだ、後は自分で考えるこった』

 

 

 

 私の走りは"ただただ早いだけのもの"。

 

 

 それは私には今現在、使えるのは身体能力だけしかないことを指している。

 つまり何もかもが足りないということ。

 正直、私は凡才だと自覚してる。そして、スピカの面々が全員努力を怠らない天才クラスの人ばかりであることも。

 

 

 

 なら、スピカの人達(天才共)の走りから使えるものを根こそぎ学習してやる。

 

 練習でも戦う相手であるなら、チームの仲間であろうと負け続けるなんてもうまっぴらごめんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 翌日の練習。あの日負けた相手であるスペさんとその併走相手であるゴルシさんをあの日を思い出しながら観察することにした。

 

 

 

 

 

 

 

 ☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 ボクはマックイーンやキタちゃん、ダイヤちゃんの4人でトレーニングしていると。視界にルインミーティアこと、ルーちゃんがスペちゃんとゴルシの併走を見ている後ろ姿が見えたのでみんなを連れて近づくことにした。

 

 

 

「最...ート....る....」

 

 

 

 近くに来てやっと、何かブツブツと呟きながら、2人の併走を見ていたことに気づいた。観察して何か学んでるのかな?

 うーん、もうちょい近づかないとなんて言ってるのか分からないや。

 

 そういえば、入部してからルーちゃんとは併走ばっかで先輩らしくアドバイスとかをしてなかったなぁ。よし、先輩らしくアドバイスした方がいいよね!

 

 

 とりあえず、できそうなアドバイスもかけるついでに、ルーちゃんと併走したいと思い、さらに近づいて声をかけることにした。

 

 

「ルーちゃん、ルーちゃん。実は、キミにおすすめな.....」

 

「ちょっと黙っててください」

 

 声をかけると反応して返答してくれたが。なんか突き放すように冷たかった。

 

 

「えっ?ミーティアさん...?どうし....」

 

 マックイーンの言葉の途中だったけどようやくルーちゃんは振り向いてはくれた。でも、ルーちゃんがこっちを向いた瞬間声を失ってしまった。

 まるで領域を使ってるんじゃないかと思う程の強い圧を感じるのだ。

 

 

 

「だから、黙ってろつってんだ天才共.....今いいところなんだよ....」

 

「「ピィッ!黙ります!」」

 

 あまりにも凄い圧に、キタちゃんが涙目になってる....。

 多分、ボクもなってると思う。

 だけど、ルーちゃんがハッとなるとその圧はすぐに消えた。

 

 

 

「...あっ、ごめんなさい。私、今ちょっと口悪かったですね」

 

「あ、いや、大丈夫ダヨ?ね?マックイーン」

 

「え、えぇ。大丈夫でしたわ」

 

「ごめんなさい、気をつけますね。で、どうしたんですか?」

 

 あぁ、そうだった。元々、ルーちゃんを誘おうとしてたんだった。

 

 

「ルーちゃんも一緒に練習したいなってね!あと、先輩らしくワガハイがアドバイスをしようかなって!あと併走も!」

 

「ホントですか!?お願いします!」

 

 

 アドバイスと言っても、呼吸の入れ方のタイミングの伝授だけどね。流石に本職じゃないから逃げの体の使い方までは分からないし。

 

 

 

 そして、計5人で併走を行うことになった。

 途中までは先月の併走のような感じだったが、大きな変化が見て取れたのは最終直線からだった。

 直線に入った瞬間、スペちゃんのような末脚が炸裂したのだ。

 

 併走の結果は今回はルーちゃんは最下位ではなく、3位だった。なんならボクとマックイーンにあと少しで追いつきそうなところまで行っていた。

 

 それに呼吸を入れるタイミングも完璧だった。学習能力すっごい.....。

 

 

 

 

 

 ☆☆☆☆☆

 

 

 

 よし、ぶっつけ本番だったけど何とかモノに出来た。こっからだ。こっからスピカ(天才共)からどんどん吸収していってやる.....。

 

 

 

 

 三冠狙ってる以上、あの二人とぶつかるのは確定なんだ...絶対に負けるもんか...。

 

 

 




ルインミーティア→末脚を覚えた!スタミナキープを覚えた!徐々にスパートをかける方法を覚えた!テイオーから色々と学んだ!
己のギアの加速×末脚という武器ができた!

スペシャルウィーク、ゴールドシップ→いつの間にかスキルや走り方を盗まれた

トウカイテイオー、メジロマックイーン→新しくできた後輩に圧をかけられた(かけたつもりはない)。トレセン学園で最初にルインの本性を垣間見た人物の1人。

キタサンブラック、サトノダイヤモンド→同級生に圧をかけられた。ルインの本性を垣間見た人物の1人。

沖野T→なんか何も教えてないのに新人が急に成長した。赤お姉さんに仕事をさりげなく取られたドンマイな人。

赤お姉さん→沖野Tの仕事を取っちゃった人。
あの後、国際電話なのに長電話してしまいルインの電話代がヤバいのが何処からかヒシマサママにバレ、即座に電話代の額を振り込んだ事をルインは知らない。


シュワさん→奥さんの背中に修羅が宿ってるのを見てガクブルしてた
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