公園から出た俺は、のんびりしながら立ち読みが出来る、本屋に向かっていた。それにしても俺は、本当に現実かよ。雷撃たれるて生きてるとか化け物かよ。
(化け物だなんてそんな褒めちゃって、俺ってやっぱり凄いの)
やっぱり化け物て俺は誉め言葉になってしまうんだよな。褒め言葉と言えば俺の母さん褒めちゃって若ぶっているババァにしか見えない。やれやれ面倒でありなんかな。
俺は、本屋に入った。
「あれ君一人、親は」
「一人ですけど今忙しいんで失礼します」
そう言って俺は中に入った。ごく当たり前の様にだ。そもそも何故話しかけられたか理解は出来ない。まぁいい。立ち読みで漫画でも読んでリラックスしよう。
だが今読みたい本がない。存在していないのだ。何処にもなく、古い漫画が沢山あった。今から20年前くらいの本が沢山ある。だが新しい本が一冊もない。異世界なんてカッコいい神ワードすら一つも見つからない。
そして新刊て書かれた場所に辿りつく。新刊でさえ今から20年前に流行った作品だらけであった。どれもこれも読んだ事がある。俺の記憶に残っている。
「この漫画は何が何ですごく面白い作品。絶対一度は読んだ方がいい」
俺は、ひたすらに訴えかけるかの様にネタバレを言い続けた。誰に向けて訴えかけているのかは分からない。自分に言っているのだろうか。
そして俺は叫んだ。理解したのだ。今何故ここにいるのか?
「俺はタイムスリップして過去に来てしまったのか!!」
だけど俺は納得した。そして俺はすぐに俺の体を観察してみると縮んでいる。目をかいてもう一度見る。変わっていなかった。縮んでいる。納得した。俺は小学生に戻れたのだと。俺は喜んだ。
「これでモテ期が来たかもしれん。ほら大人の男に惚れる人間は、いるはずだ。なら俺はモテる。顔は悪くないと思うただの凡人なだけだ」
「あの、そろそろ帰りな。一人なんだろう。いくら沢山の人がいるが危険かもしれないぞ?」
俺の所にメガネをかけたオジサンがいた。覚えている。小学生の図工の先生で教頭先生だ。俺が作り上げた作品に文句を言った先生だ。だから俺は、しっかり記憶に残っている。
「ありがとうございます。では帰ります」
そう言って俺は家に帰ろうとする。だが俺は忘れていた。俺は無理矢理走って疲れた体を動かしていた。だからフラフラだったんだ。俺は、倒れてしまった。
「おい大丈夫か?おい」
俺は起き上がろうとするが動けなかった。俺の体がついていけなかった。このまま気絶するのだろうか?
「ちっくしょう」
俺はそう言って倒れた。
「気がついたか?ここは僕の車の中だ。で家は何処か教えてくれ!!」
俺は、車の中にいるんだと理解したのだ。で声をかけてくれたのは、教頭先生だった。案外いい先生だったなんてな。
「ここ右に曲がって左に行くと着きます」
「おおあそこのマンションか?分かった僕に任せろ」
そう言って家まで送ってくれた。丁寧に優しいな。そして俺は怒られる覚悟は出来ている。俺の母さんは、鬼ババァだと知っている。そこは、変わらないはずだ。
その後のことは覚えていない。俺は疲れて眠ってしまい、起きた時には1日がすぎてしまった。
「あらら、今起きたの?来春ちゃんは。全く心配させないでよ」
その声は優しく包んでくれる様な声だった。何もかも全てパーフェクトな世界だった。俺はずっとこの生活を送りたいと願い叶った。
一本の道から逆戻りする事が出来るのだから。もう戻れないなんて事はない。願い続ける限り叶うかもしれない。だが新しい一歩の道この機会を逃さない。
「明日から小学校の入学式よ。頑張りなさい」
「小学校?」
と俺はわかっていないふりをする。それを見て優しい母親の声が聞きたいのだから。
「小学校というのはね……て場所なんだよ」
と優しく教えてくれた。だがいつ何故鬼ババァに進化したのだろうか?全然そんな前兆はなかったから分からなかった。
小学校について分かったと頷いた。
「昨日のオジサンは、来春ちゃんの通う教頭先生なんだよ。お礼言わないとダメなの?明日一緒に行きましょうね」
俺は小学生らしく嫌そうな顔をした。わざとだ。言わないとおかしくなるのだ。嫌嘘だけど。小学生なら小学生らしくするべきなんじゃないかと思ってだな嫌だけど仕方がなくやっただけだ。
まぁいい明日が小学校か?ワクワクの小学校生活だ。それまでに欲しいのはお姉さん系の歳上友達を獲得したいと思った。ついでに俺と同じ歳の子ともな。何度でも通える場所がいい。一休さんみたいに同じタイミングで閃いた。
俺は女子が多い場所、ダンスだ。ダンスは男女で踊るものでありその関係をパートナーと呼ぶ。つまり若いお姉さんと踊れる様にする。そしていつかプロになるのも悪くない。まぁとりあえずダンスが上手になるためだ。
覚悟を決めた。モテるために、友達を作るために、過去をやり直したかったのだから。
「どうしたの来春ちゃん?」
「俺はダンス教室に通いたい。通わせてくれ。頼む」
「……それて重要なの?重要なのよね来春ちゃん」
重要といえば大事だ。そもそもダンスなんて知らないし、それでも俺は一本の道から戻ってカーブさせないといけない。新しい道を作らないと行けない。今までの繰り返して来た道に興味はない。
「重要だ」
力強く俺はそう言った。