ウルトラマンティガ〜EPISODE OF EVIL〜 作:神白椿
「突然だがこんな情報が入った」とオガミ班長は語り出す。
「「「「……」」」」無視して作業する僕ら、何故ならオガミ班長は確かにいい人なのだがいささか娘が好きすぎるきらいがあり今までこういうことで切り出された話は娘にどこの馬の骨とも知れぬ不届きものが手を出したらしいお前ら奴を殺してこい、なんてものや娘の学校生活が心配だ、という理由で学校にハジメが教職員研修生と偽って潜入したこともある。
「「「「……」」」」つまり答えは沈黙ということだ。
「お前ら話を聞け!」案の定怒鳴られた。
「だって」と僕
「班長の話って」とハジメ
「いつも娘の」とシイナ
「惚気か友人関係じゃないですか」とオノミチが締めた。やはりぴったり合っている……普段は気に食わねえやつばかりなのにな。
「違う、今回はちゃんとしたやつだ」
「奥さんの浮気調査とかですか?」
「そうそう、金髪の男と…ってちがーう!」
「班長、私の母の話では怒鳴ってばかりの男は寿命が短いらしいですよ」
「余計なお世話だ」
「それで、こんなバカたちの話は置いておいてなんでしょうか班長」とオノミチが言ってくれた。やはり仕事だけはできるな
「ああ、実は現在宇宙人が闇組織と繋がっているという情報が入ってな、そこで、警察と協力して犯人の確保にあたるというわけだ」
「なるほど、で誰がいくんですか?」
いつも行っているから僕とハジメではないだろう
「せっかくだから、普段あまり組んでいないタッグで行ってもらう、シイナとツキナミだ」
…………ん?
「すみませんもう一度言ってください」
「シイナとツキナミだ」
「僕とシイナ?」
「そうだ、精々足を引っ張るなよ」
「班長僕の枠をハジメに変えましょうよ」
「もう決まったことだ、何を言っても無駄だ」
……さっき余計なことを言わなければ良かったのかもしれないと気づいた僕は床に寝転がると
先程の自分の行いを深く後悔した。
「ほら、芋虫みたいに転がるな、早くいくぞ」
シイナは冷たくそう言うとそのまま行ってしまった。
冷たいなぁ本当に。
僕はそう思うと重い腰を上げて動き出した。
「あなたたちがGUTSですか?」
「そうですよ、あなた達より若いんですけれどもね」
警察官が僕らを見て怪訝そうに言った、無理もないまだ20にも行っていない子供が自衛隊の一員だとかほざいてやがるのだから…僕だったら信用しないな
「ああ、これでわかるだろう」
とシイナが手帳を出した。
「確かにそれは自衛隊の…それにしてもこんな子供が」
「いや〜法改正で18歳以上が成人になりましたから僕らはもう成人で…ゴフッ」
「もう黙っておけ」
ああ…無慈悲だ…神は僕を見捨ててしまったのだろうか