ウルトラマンティガ〜EPISODE OF EVIL〜   作:神白椿

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絆は力?–3−

とは、言ったものの僕は彼女ほどの体力など当然ながら持ち合わせていない。それにあの巨人の姿も活動限界がある…体感3分ちょっとくらいだろうか?だが、時々伸びたりもするためおそらくは僕の精神状態によって決まるのであろう。気持ちが強ければ強いほど活動時間が増え、反面その気持ちが沈むほど活動時間は短くなってゆく。その気持ちが強ければいいな…と僕は願いつつ先を急いだ…

 

 

「あれ?ここって…?」僕はある違和感を覚えていた。ここ5分くらい終わりの見えない長い長い道を歩き続けているのだが景色が全くもって変わらないのだ。

確か昔読んだ漫画でこんな描写があったなと現実逃避をすることにした

…5分、10分と時間が流れてゆく…飽きてきた現実逃避にも飽きるってどれだけだよ。

僕は壁に寄りかかった…

「うおっ」壁が消失した。そのまま壁に僕は吸い込まれていった…

 

 

「誰だお前は!?」

「誰だとは失礼だな失礼極まりなくて僕は失礼な態度をとりそうになっているぞ失礼だがな」

そう僕に失礼な態度で失礼なことを言ってきたのは不思議な顔を持つ宇宙人だった

「僕はアオイです」

「そうか」

「いや名乗れよ、それが礼儀だろう」

「お前が礼儀を語るな!」

キレやすい御方だ

「わかりましたここは僕が折れてあげましょう」

「突然押し入っておいて失礼なヤツだな」

「僕の名前はリベリオル・リ・イマジネイションです」

「嘘つけっ!」

「なにおう!僕は歴とした日米伊仏露人だぞ」

「そんな人種はいない!」

「では!約束通りあなたの名前を教えてください」

「さっきのは答えになっていないだろ!」

ととってもIQの低そうな会話を繰り広げた

「ところで僕の名前はツキナミ・アオイっていうんですけども」

「突然名乗るな、でなんだ」

「あなたの名前を教えてください」

「まあ、名前も名乗ったしな、私の名はダダ4号という」

「そうですか、それであなたの来訪理由は?」

「人間の標本を手に入れる為だ」

「人間の、標本?」

「そうだ、前に地球に行った271号の失敗の暁にこの私ダダ4号が来訪したというわけだ」

「何故闇組織に援助を?」

「ふん、あいつらならば人間標本を手に入れられると思ったからな」

おそらくそれは闇組織に何らかの形で関わってしまった人が生きたままここに連れてこられ…標本になった。

「そんなの…あんまりだ」

「あんまりなのがこの世の闇だ、それではここでお暇するとしよう」

とダダは言うと巨大化、建物を激しく破壊して飛び立とうとした

「そんなことは…させない!」

僕はスパークレンスを取り出し胸の前にかざした

 

 

 

土埃をあげながら僕は着地をした。するとその姿を見たダダはこう叫んだ

「アレは…ウルトラマン!」

「ウル…トラマン?」

「だが、アイツは今ヤプールと交戦中のはず」

「ヤプールが何だか知らねえが僕はあなたを倒さなくてはならない」

「思い出したぞ!その姿はティガ!古代に戦ったとの記録が残されていたが何故ここに」

ティガとは誰だろうか、だがティガと言う名をダダが口にした途端スパークレンスが何やら反応を示した、おそらく違うのだろう

「違うな、僕は…トロワ、ウルトラマントロワだ」

と言うと僕はダダと交戦に入った。

 

「ジュアッ」チョップを入れるも簡単にかわされる

「ハンドスラッシュ」僕は光弾を放つ…しかしこれもかわされる

「もう終わりかならばこちらからだ…ハアッ」

「ジュアッ」圧倒的な攻撃力だった堪えきれず倒れ込む

「無駄だ、いくらウルトラマンとはいえ戦い始めてからろくに時間のたっていないお前では私には勝てない」

…確かにそうなのだろう今の僕では彼に勝てない可能性が高い

諦めるしかないのだろうか…後ろを見る、そこにはある程度の応急措置を受け心配そうに建物を見ているシイナの姿があった。

彼女が自分を責め立てる前に僕も動かなくては

「ハアッ」気合を入れて立ち上がり向かい合った

「なるほどなその根性は認めてやろう、だが私には勝てないだろう」

「わからないさ、土壇場で僕が勝つかもしれない」

僕はダダに向かって駆け出した

「セイッ」ウルトラマン になったことにより上昇した身体能力を生かして

回し蹴りを放つも避けられるがそれが狙いではない僕は空中でハンドショットを放つ

「グウッ」ダダは怯む

「やるではないか」

「ここでやられていてはいられないからな」

「だがこれで本気を出せると言うことだ」

と言うとダダは顔を変えた

「なにか変わったのか?」 

「顔が変わっただけだ」

「それだけなのかよ!」

「はあっ」

「グハッ」

油断した相手に攻撃…こう言うことに使うってのか、だが負けてはいられない

「ジュアッ、ゼアッ」連続で蹴りを入れる。これならいけると確信した

「何故だ、さっきまではあんなに弱かったと言うのに!」

「これがお前の馬鹿にしている人の力だぜ」

腕を逆L字に組む

「ゼペリオンショット」

「この下等な人間風情がァ〜」ダダは爆散した

 

 

 

翌朝僕はいつも通り職場で仕事をしていた。とそこにシイナが来た

「昨日はありがとうな」

「いいって、仕事仲間を助けるってのは当然のことだ」

「そうか…お前は優しいんだな」と言ってシイナは微笑んだ

「…」

「ん、どうかしたか?」

「何でもない、早く仕事に戻れ」

と僕は照れ隠しでぶっきらぼうに言った

「分かった」と言いシイナは僕の机から離れていった

まったく、人に感謝されるって気恥ずかしいなぁ

 

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