ウルトラマンティガ〜EPISODE OF EVIL〜   作:神白椿

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氷点の置き残し-1-

青々とした空の元平日なのにベンチにもたれかかって座っている男なのか女なのかわかりにくいやつは誰でしょう?

僕ですね、そう僕です。

なぜ平日なのに仕事をしていないのか?答えは実に簡単である。そう非番だからだ。

どうやらいくら今一番対応に追われているとはいえ天下の日本政府の一部署が休みなしはおかしいと厚生労働省からクレームが入ったようだ。

グッドジョブだ厚生労働省。

「アオイお兄ちゃん〜」というおおきな声がした。

見るとそこには、5歳くらいの子供たちがいた。

僕の母は保母でありこうした子供たちの母親と面識があり、その流れで僕もよく一緒に遊んでいた。

ここ最近、つまるところ働き始めてからは休みがなかったので、よく覚えていたなと感心した。

「久しぶりだねえ君たち、元気してたかい?」

「うん、お兄ちゃんは元気だった?」

嗚呼…なんていい子達なのだろうこちらの体調を気遣ってくれるとは。

「うん元気だよ」

「じゃあ、かくれんぼしよ〜」

「お兄ちゃんが鬼ね〜」

「分かった1、2、3、4、5、6、7、8、9、10もういいかい?」

「もういいよ」

はてさてかくれんぼとは何年ぶりだろうか、最後にやったのは小学生だったなあ。

と思いつつ隠れていそうな方に目を向け僕は彼らを探すことにした

 

 

 

 

 

「ありがとうねアオイ君」

「いえいえお構いなく」

僕は全員を見つけることができた。

その後彼らは砂場で遊んでいる。

「そう言えば最後にあったのはご両親のお葬式の時だったかしら?」

「はいそうですね」

「それにしても元気が戻ってよかったわ」

僕はあの頃気を病んでしまったのでロクに話せなかったのだ。

「ええ、お気遣い有難うございます」

「ところで大学生活はどう?」

…答えにくい質問きた〜

どうしようかなあ?本当のことを伝えるか

「あの〜えっと僕は学校には行っていないんです」

「え!大丈夫?」

「いいえ、働いているんです」

「どこで働いているの?」

「…それは機密事項です」

一応国家組織だからこれでいいだろう。

お母様の怪訝そうな視線から目を逸らしていると肩に手を置かれた

「失礼、ちょっといいだろうか?」

と男性の声がした。

顔を向けるとそこには黒いスーツを着こなした中年の男性がいた。

「はい、何でしょうか?」

「この話は少し内密にしたい、そうだな今から40分後この住所にある喫茶店で待ち合わせようか」

なにやら込み入った事情があるらしい

「分かりました」

「それでは又40分後に」

と言うと男性は立ち去っていった。

するとお母様が言った。

「ねえ、アオイ君、あなたどこに勤めているの?」

「それは機密事項です」

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