ウルトラマンティガ〜EPISODE OF EVIL〜 作:神白椿
「何なんだ、あれは」と陸上自衛隊陸曹長オガミ・マサキヨは言った、ただでさえ怪獣が出たところで困惑していたのに今度はそれに対峙する銀色の巨人である、脳がパンク寸前だった。「曹長、あの巨人はどうしましょう」と部下が問いかけてくる。
「しばらくは様子見で行こう」としか彼は言うことしかできなかった
そして僕はその怪獣を受け止め投げ飛ばした。怪獣は呻き声をあげると口の中から息を吹いてきた、僕はそれをモロに食らってしまい倒れた。………どうやらあの怪獣は体力を奪うブレスを打つらしい。それを理解した僕は手のひらを振った、手のひらからは青い光弾が発射され怪獣に直撃した。怪獣は卯呻き声を上げ、ブレスを吹いた、僕は今度はしっかりと避けた、どうやらあの怪獣は、攻撃をくらうとブレスを吐くようだ、ならば、と僕はその怪獣近づき口を掴んで地面に叩きつけた、そして僕は怪獣に馬乗りになると何度も何度も拳を叩きつけた、どんどん怪獣は弱まっていくのを確信した僕は次なる拳を叩きつけようとした、その時だった、僕の胸の部分についている球体がピコンピコンという音と共に赤く発光し始めた、とたんに僕の体から力が抜けてくる、どうやら活動制限というものが来たらしい、トドメを刺さなければ、そう思うと手にエネルギーが集中するのが分かった、たまらず腕を広げるとさらにエネルギーが溜まってくるのが分かった、僕は腕をL字に組んだ。すると僕の腕から光線が発射された、光線が怪獣に命中すると怪獣は呻き声を上げ、爆散した。それを見届けると僕はゆっくりと意識を失った。
目覚めるとそこはベットの上だった、だが、別にここはホテルとかではないので見知らぬ女性とワンナイトしたと言うわけではない、そこは病院だった、僕はベットから上体を起こした、周りを見渡すとここは僕と同じように先程の怪獣の出現で怪我を負った人たちが集められいているらしい
すると入り口から看護師さんが歩いてきた。僕が起きたことに気づくと早速医師を呼んだ。
そして僕はその後様々な検査を受けたが、外傷は擦り傷程度で、五体満足だった。医師は地面の亀裂に落ちてどうやって戦地まで行ったのかは分からないがこれだけの怪我で済んだのはまさに奇跡と言えると不思議そうにしていたが、まさかあの巨人は僕ですとは言えずに僕もその頃の記憶がなくてと言っておいた。
「あの親子も無事だってよ、お前も無事だったし安心したよ。」とハジメが言った。
「ありがとう、心配かけてごめんな。」と僕。
「それよりさ、なんだったんだろうなあの巨人、まるでヒーローみたいだったな」
「そうみたいだね、僕はその頃の記憶がないからよく分からなかったけど。」
「お前生で見てないなんて損したな」とハジメ
「君の高校生活における女性関係ほど損はしていないと思うぞ」と僕はボソッと言った。
「ん?なんか言ったか?」「いいえ、なにも言っていないよ。」
「それよりも父さんと母さんはいつ来るんだろうな?」と僕は話を逸らした。
「ああ、確かに妙だな俺はついさっき家族の無事がちゃんとわかったぞ」
……なんだか嫌な予感がした、その時警官と思われる人物が病室に入ってきた。
「ツキナミ・アオイさんですね?」と警官。
「はい、僕がツキナミ・アオイですが……」と僕は早くなった鼓動と共に応えた。
「残念ながらあなたの親御さんはお亡くなりになられました」
目の前が真っ黒になった気がした
「お、おいアオイしっかりしろ!」というハジメの呼び声を最後に僕の意識はまたもや暗転した。