魔法のない世界で生きるということ   作:にゃんこぱん

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第五話 『側にいる』ということ①

 

 

 涼しい夜風が頬を撫でる。青鮮やかな夜空の下で、スイープは魔法の練習をしていた。

 

「トゥインクル・トゥインクル! 『月の魔力よ、アタシの脚に集いなさい』!」

 

 今日は満月。ターフには月光が差し込んでいて明るかった。

 

「ふふんっ、カンッペキ! この調子なら『秋華賞』もきっとヨユーね! 『レースの魔法』だってすぐに見つかって──」

 

 ……。

 

(本当にヨユー?)

 

 自分にそう問いかける。思い出すのは『オークス』、ライバルたちの言葉、走り、覚悟。

 

『勝つ……っ! 私が、私が──『私が』っ!!!』

 

『さ・せ・る・かぁぁぁぁぁあああああっ!! はぁぁぁぁぁぁぁぁあああああーっ!!』

 

 なんて、気迫だけで勝てれば苦労はしない。結果的にスイープは勝利した。しかし、どうしても──

 

「……ちがう」

 

 どうしても、このままの自分で次も勝てると確信できない。なぜなら彼女たちは『本気』だったから、次に勝つためにはどんな努力も惜しまないだろう。

 

「ちがうっ、ちがうっ、きっとちがう! 『秋華賞』はもっと激しいレースになるわ! だったら、アタシだってもっと──!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 第五話 『側にいる』ということ

 

 

 

 

 

 

 

 

 トレーニングコースに向かうと、スイープが仁王立ちで待ち構えていた。そして本日のメニューを説明すると……

 

「ぬっる〜い!!!」

 

 なんだなんだ。

 

「ミナセぇ!! なんなのよ、今週のメニューは!?」

 

「なんなのよと言われましても。気に入らないか?」

 

「あーーっ、ダメダメ!! ぜんっぜんダメね!!」

 

 スイープはどこからともなくノートを取り出してミナセに見せつけた。

 

「ふふーん。見なさいミナセ! これが今のアタシたちに必要な『特別魔法』よ!」

 

「拝見します」

 

 1、だれよりも速くなれる魔法! 太陽と夕日のパワーを浴びながら走る! 1週間みっちり続けること! 

 

 2、最強の集中力をつける魔法! 他のウマ娘たちのレースをいっぱい見て、そいつらの魔力をアタシのものにする! 

 

「あとね! あとね……」

 

 自分で考えたトレーニングなのだろう。自慢げに『特別魔法』を語るスイープ。かわいい……ではなく、どうしたものか。

 

「アタシはね、この『特別魔法』をぜーんぶやるの!」

 

 そうだった。姫がやると言ったらやる……これは決定事項であることを思い出した。

 

「ほらほら、わかったらさっさと準備して。使い魔の役目でしょ」

 

 仕方ない。やるかー……。

 

「アタシは絶対この魔法をやり遂げるわ! そして『秋華賞』で1着をとるの!」

 

 意気込みは十分。

 

「まったく。ついに仕事まで奪われてしまった」

 

「暇ならアンタも走りなさい? 体力ないでしょ、アンタ」

 

「謹んで遠慮するが」

 

「遠慮するが。じゃないわよ? だいたい考えてみなさい、アンタは『正体不明のトレーナー』なんでしょ? いざって時に体力がないなんて知られたら、がっかりされちゃうじゃない」

 

「関係あるか……?」

 

「あるに決まってるじゃない。だいじょーぶ、へばったらアタシが担いでいってあげるから!」

 

(何がそんなに嬉しいのやら……)

 

 『秋華賞』に向けて気合を入れ直すのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 目標:秋華賞 

 

 カーン‼︎ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 フライパンの上にいる気分だ。もっと具体的に言えば、目玉焼きを作っている時の卵の気分──上から蓋を落とされて蒸し焼き地獄。が、それも仕方ない。何せ『夏』が来た。

 

 今年の『宝塚記念』が終わり、トレセンは『夏合宿』に突入。トレセンから専用バスに揺られること数時間、そしてスイープと言えば──

 

「………………今日はもう無理」

 

「どうしたんだ?」

 

「だってすっごい長い時間バスに乗ってたのよ? ずっとずっと、ぐわんぐわんゆれてて……」

 

 ひどいバス酔いに見舞われてしまったようだ……。

 

「もぉぉぉぉぉ……だからバスって嫌いなのよ……!!」

 

 それにしても立派な合宿所だ。トレセン御用達なだけあって、なかなか雰囲気がある。

 

 そんなわけで、珍しく弱気になったスイープの荷物を部屋まで運んだのだった。

 

「ぅぅぅぅ〜……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 _:(´ཀ`」 ∠):

 

 

 

 

 

 

 『夏合宿』。

 

 トレセン名物の一つ。熱中症には気をつけよう!

 

 

 

 

 

 

 (´∀`=)

 

 

 

 

 

 

 

 そんでまあアホほど広い砂浜でトレーニングの毎日である。

 

「や〜だ〜!! スイーピーは海で遊ぶの〜!!! うーーーーーみーーーーー!!!」

 

 出たよ。なんだか久しぶりにヤダヤダが発動した気がする。

 

「スイカ割りでもするか?」

 

「えっ! あるのっ!?」

 

「ある。が、夕方にみんなでやることになっている」

 

「アタシは今すぐやりたいの!」

 

「仕方ない。じゃあちょっとビーチボールでもやるか」

 

「えっ! あるのっ!?」

 

 そんな感じでもので釣りつつ、休憩中だったウマ娘や他のトレーナーと一緒に遊んだり、泳いだり、走ったりする日々が続く。

 

 

 

 

 

 ミ"ーミ"ン"ミ"ン"ミ"ン"ミ"ン"……(迫真セミの鳴き声)

 

 夏合宿中のとある日。最高気温は実に32℃をマークした、暑い『夏』の日のこと。

 

(──あの日も、すっごく暑かった)

 

 空の青は昔と変わらないままだ。

 

 だからというわけでもないが、昔のことを思い出した。

 

 

 

『……えぇぇ〜? なんでこんなにお外、暑いのぉ……?』

 

 あれは──そう、『グランマ』の家から出たときのこと。

 

『あっははは、お部屋はキンキンに冷えていたからねぇ。……さぁスイーピー、手をお出し』

 

『……? こう?』

 

『『Refresh shower』!』

 

 確か──淡い柑橘類の香りだった。

 

『!? いい香りっ! グランマ、今のは?』

 

『ふっふっふ! 今お前さんにかけてあげたのは『魔法』のスプレーさ! ……ほら、気になるのは香りだけかい?』

 

『……! グランマ、手が涼しい! とっても涼しいわ!!』

 

『ヒッヒッヒ、そうだろう? 歩くとさらに冷たくなって気持ちよくなるはずさ!』

 

『ほんとうっ!?』

 

 セピア色に霞む『思い出』の中でも鮮明に覚えている。

 

『本当だわっ、グランマ! 冷たいっ! あははっ、走ったらどうなっちゃうんだろ!』

 

 『魔法』はいつだって鮮烈で、『退屈』とか『嫌な気分』を全て吹き飛ばして変えてくれた。

 

『うふふっ! グランマの『魔法』って本当にすごいのね!』

 

 『魔法使い』に憧れたのは必然だ。それが1番『楽しくて』『ワクワク』することだったから──

 

『ねえねえグランマ。『レースの魔法』は今の『魔法』よりも、もっともっと素敵なの?』

 

『ああ、もちろんさ! あたしの1番の魔法はねぇ──』

 

 

 

「見ててね、グランマ。きっともうちょっとで、アタシも──」

 

 空の色は──あの日と同じ、キャンバスに描いたみたいな鮮やかな紺碧。あの積み重なる雲を見ると、どうしてか無性にワクワクする。

 

 スイープは一眠りしていた木陰から立ち上がった。

 

「そろそろ走るか?」

 

 砂の城を作っていた水瀬がそう聞く。

 

「あったり前でしょ! 時間がもったいないもの!」

 

 そしてトレーニングを再開しようとすると──

 

「あー、『魔女っ娘』スイープトウショウだー!」

 

「……?」

 

「本当だ〜っ、この前の『オークス』かっこよかったよー! 次の『秋華賞』がんばってね〜っ!」

 

 一般人の女性たちだ。普通に海水浴場でもあるので、海に遊びに来ているお客さんは普通にいる。

 

「それ〜! 今注目の『1人』っていったら、ぜ〜ったいスイープちゃんだもんねー♪」

 

「ええっ、注目なさいっ! アンタたちにもアタシの『レースの魔法』をかけてあげるわっ!」

 

『きゃーっ、カワイイーっ!』

 

 そうだろう。ウチのスイープはかわいいだろう──と、後方保護者面で見守っていた水瀬に今度は矛先が飛んできた。

 

「あ〜っ! 『正体不明の凄腕新人トレーナー』、水瀬さんだ〜! お〜い!」

 

 とりあえず水瀬は手を振ってみた。

 

「かっこい〜! ねえねえ、ちょっと一緒に遊びませんか〜!?」

 

「イケメンさんだー! あ、あの、よければ一緒に写真とか、ダメですかー……?」

 

「っ、ダメ!!」

 

「えっ?」

 

「ダメったらダメ!! ぜぇ〜ったいダメ!! 帰りなさいっ!!」

 

 女性たちは顔を見合わせると、妙にニッコリとした笑顔を作った。

 

「は〜い! お邪魔虫は消えちゃいま〜す! ごめんね、トレーニングの邪魔しちゃって〜!」

 

「応援してるよー! 頑張ってねー! それじゃ、ごゆっくり〜」

 

 彼女たちが砂浜の向こうへ消えるまでスイープはずっとその背中を睨みつけていた……。

 

「ミナセぇっ!!」

 

「どうした」

 

「アンタ、さっきの態度はどーいうワケ!? デレデレしちゃって、みっともないわよっ!!」

 

「してない」

 

「しーてーたー!! ぜーったいしてたー!! もうサイアクっ!! やっぱり今日はトレーニングしない!! ぜぇーったいしないーーー!!!」

 

(めんどくさ……)

 

「あーーー!!! 今めんどくさって思ったでしょーーーっ!? アンタの考えてることなんて全部お見通しなんだからねーーーー!?」

 

 Q. 姫はどうしてこんなに怒っているのでしょう。

 

 A. 知らん……。

 

 空を見上げると──あの日と同じ、湿気と熱気の匂いがした。

 

 どうしようもなく『夏』だった。

 

「どこ見てんのよ!! こっち見なさい!!」

 

「……スイカ割りでもするか?」

 

「しないわよ!!!」

 

 

 

 

 

 

 そしてトレーニングを終え、合宿所でゆっくりしていると……。

 

「ん、ミナセ。居たわねぇ……! ちょっと口開けなさい!」

 

「えっ、なんで……?」

 

「なんでってなによ! アンタはアタシの使い魔なの! ご主人さまが口を開けろって言ったら開けるの!!」

 

 なんかよくわからんけど姫からただならぬ雰囲気を感じる。昼間の一件から不機嫌さが抜けていないらしい。

 

「毒とか……」

 

「……ふーん? そっちの方がいいんだ、ミナセは。やっぱり大きい方が好きなのね!? ホントサイテー! このヘンタイっ!」

 

「何の話だ」

 

「もうっ! ホンッッッット……ふん!!」

 

 確かに昼間の女性たちはお肌が眩しい格好をしていたが……。

 

 スイープは不機嫌な圧を振り撒きながら、時々チラリと水瀬の方を見ている。反応を窺っているようだ。猫っぽい……。

 

「スイープ」

 

「ふん!! ミナセの言うことなんて、ぜったい聞いてあげないんだからっ!!」

 

 ぷいっ。

 

「スイープ、聞いてくれ」

 

「イヤです」

 

 ついに敬語を使われてしまった。よく分からないが、こういう時は相手の目を見て話すといいらしい。水瀬は視線の高さを合わせると、スイープがそっぽを向かないように両肩を掴む。ガシッ、と──

 

「ぅえっ、ぇぇぇぇえええっ!? みっ、ミナセ……っ!? な、なななななななにっ!? なになになににゃにっ!?」

 

「よく聞いてくれ。僕は君の『使い魔』だ」

 

「そそそそそそりゃそうでしょっ!? こ、こんな場所でっ、だ、誰かに見られたらっ!」

 

「他人は関係ない。いいか? 君が何を『誤解』しているかは知らないが、少しは『使い魔』を『信じて』くれ」

 

「わ、わわ分かったっ! 分かったわよ、分かったからっ──」

 

「本当か? 目を見て言ってくれ」

 

「〜〜〜っ、しっ、『信じて』るからっ、信じてるから放しなさいぃ〜っ!!」

 

 なんかよく分からんけどめっちゃスイープの顔が赤い。熱中症か? 挙動もおかしい……。

 

 スイープは一気に飛び退くと、荒い息のまま水瀬を睨んでいる。

 

「はぁっ……はぁっ、はぁっ……み、ミナセのくせにぃ〜……っ!」

 

 大人にかかれば中学生などこの通り。ちなみに水瀬は気づいていないが、さっきの絵面は犯罪だった。スイープはシャーって威嚇してる。

 

「……あー、それで、なんだったんだ?」

 

「ふ、ふん! ……く、口開けなさい!!」

 

「そうだった。で、毒とか……」

 

「ちーがーうーっ!! アンタこそアタシのこと何だと思ってるのっ!? もうっ、このぉっ!!」

 

 スイープは一瞬の隙をつくと、水瀬の口の中に何かを放り込んだ。石ころのような硬さ──これは『飴玉』だ。瞬間的にはちみつの『甘さ』が口いっぱいに広がる。

 

「……グランマ特性のアメよ。すぐ『元気になる魔法』がかかってるの」

 

 なんと。

 

「あっつい日が続くんだもん。あ……アンタに勝手に倒れられたら困るから、わけてあげようって思っただけなんだもん……」

 

 スイープのイタズラじゃないかと疑った自分が恥ずかしい。

 

「ありがとう。スイープは『優しい』な」

 

「っ! ふ、ふん……でも、その『1個』しかあげないんだからねっ。残り2つしかないんだもん」

 

 なんかもじもじしている珍しいスイープを眺めながら、甘すぎるほど甘いアメが口の中でコロコロ転がるのだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっ、スイープさーん! いたいた! 黒猫さん、見つけたよーっ!」

 

 『キタサンブラック』が両手でネコを抱えて、スイープへ駆け寄っていく。夜の涼しさが心地いい──『夏合宿最終日』の夜。

 

「でかしたわ、キタサン! ふふっ、いーっぱいナデナデしちゃうんだから!」

 

「はいっ! …………」

 

 キタサンブラックは犬みたいに頭を差し出した。

 

「……なにしてるの、キタサン?」

 

「えっ? あれっ!? なでなでするって言われたので……!」

 

「はぁ? バカね。アンタは猫じゃなくてウマ娘でしょーが」

 

 キタサンが少し苦笑いしながら、ちょっと期待した目でスイープを見ている……。

 

「……はぁ。はいはい、撫でてあげるわよ」

 

「やったっ! じゃあ、お願いします!」

 

 仕方なくキタサンブラックの頭を撫でるスイープ。適当なところでやめたが、キタサンは満足そうだ。

 

「じゃあ、あたしもスイープさんにお返しを……」

 

 そしてキタサンはスイープの頭に手を伸ばしたが……。

 

「いらない」

 

「そこを何とかっ!」

 

「ヤダ」

 

「うぅ……」

 

 そんな感じで拒否ったのだが、ふと気を抜くとスイープの中に嫌な想像が浮かび上がってきた。

 

『スイープ。撫でていいか?』

 

 少女漫画風にデコレーションされた想像の中の水瀬の言葉が……。

 

「っ、ダメ! ダメったら、もうっ!!」

 

「えぇぇぇっ! そ、そんなにイヤなのっ!?」

 

 ぶんぶんと首を振るスイープにキタサンブラックは深いショックを受けた。完全に流れ弾だ。

 

「ダメっ! ぜぇーーーーったいダメ! ダメ、だけど……どうしても撫でたいって言うなら、ちょっとだけ……ほんの、ちょっとだけなら、許してあげる……」

 

「えーっ! じ、じゃあ、いい?」

 

「っ、やっぱりダメ! おっ、思い上がらないで!! あ、アンタのことなんて、何とも思ってないんだからっ!!」

 

「ガーン! そんなぁー……!」

 

 にゃあ……。

 

 妖しく光る両目、ピンと張った両耳。黒猫がスイープを見上げて鳴いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

(黒猫を撫でて、『魔力』のチャージも済んだし、『秋華賞』に向けての準備はカンペキね!)

 

 ……。

 

 唐突にぶんぶんと首を振るスイープ。少し挙動が不思議だ。

 

(あーもう! とにかく、アイツのことなんか……って)

 

「あらっ?」

 

 部屋に戻る途中、玄関から続く大広間には『テレビ』が設置されているが、つけっぱなしになっていた。その映像に写っているのは──レースのインタビューの映像。

 

『──では次走『天皇賞(秋)』に関しては、『大いに自信あり』と……!』

 

『……っ、……はいっ』

 

 テレビ越しでもわかる、僅かに震えた表情の中に見える『覚悟』──画面の中の『ゼンノロブロイ』が真っ直ぐにスイープを見ている。

 

『『秋の楯』は、私がいただきます。それから……私はそのまま『秋シニア三冠路線』へと向かいます!』

 

 その堂々とした『宣言』は以前の彼女からは考えられない。

 

『『本』は、既に開かれました。あとはみなさん、どうぞっ──私、『ゼンノロブロイ』の『英雄譚』を、胸躍らせてお待ちください……!!』

 

『おおお……!!!』

 

 その姿を見て、スイープはつい口元が緩んでしまう。

 

「……あはっ、なによ、すっかり元気になっちゃって」

 

 『ゼンノロブロイ』──引っ込み思案な本の虫。少なくとも今まではそうだった。しかし今は──どうやら違うらしい。

 

(ロブロイ、か。そうね、あの子と『勝負』をするのが──もしかしたら、イチバンたのしそうかもね?)

 

 胸を躍らせる、その『未来』を想像した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『夏』が終わって行くのを感じていた。

 

 『秋』が来るのを見ていた。

 

 

 

 




水瀬くんさあ……
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