東方二世界紀行録 〜蓮の幻想郷&高校生活記録〜 作:白霊 妖夢
とりあえずどうぞ!
???「貴方は誰?私の新しい玩具?」
謎の少女から唐突にこんなことを言われて、どう返せば良いのか困ったがとりあえず普通に返すことにした。
蓮「俺は灰原 蓮。君の玩具ではないよ。君の名前は?」
???「私はフランドール・スカーレット、フランでいいよ。あと貴方はここから出られることはないよ。何故なら…」
蓮「何故なら…?」
フラン「貴方はもうコンティニュー出来ないからさ!」
そう言ってフランは、炎の剣?を取り出し襲ってきた!
咄嗟に俺も持ち合わせていた剣を取り出し防御したものの、フランの力の強さからどうしても押されてしまう!
このままでは突破できないと判断したのか一旦下がったものの、ここからどう戦っていけば勝てるかの想像がつかない。そのせいかどうしても防戦一方になってしまう。
蓮「(どう戦っていけばフランに勝てる!?力では絶対勝てないし速さを活かしてもきっと見切られてしまう!どう戦えば勝てるんだ!考えろ、俺!)」
そうして蓮が必死で倒す方法を考えていた頃、地下の異変に気付いた人物がいた。
そう、図書館の主、パチュリー・ノーレッジである。
パチュリー「(急に地下の魔力が強まった!?まずい!レミィと一緒に止めないと!)」
そう思い、パチュリーはレミリアの元へ向かうことにした…
パチュリーがレミリアの元へ向かっていることも知らずに蓮は、ただひたすらフランの攻撃に耐えつつ好機を待っていた。
フラン「あはは!蓮って強いね!これは耐えられるかな?」
そう言ってフランが出したものは…
禁忌「レーヴァテイン」
スペルカードであった。
蓮「!?(スペルカードだと!?だとするとまずい!)」
蓮の予想通り、そのスペルカードの弾幕は強烈なものだった。
まだ避けることの可能なものだったから良かったものの、
避けられないようなものだったら、俺はもう死んでいたことだろう。
そしてスペルカード放っているフランには、一瞬だったが攻撃のチャンスがあった。蓮はそこを逃さなかった。
蓮「(そこだっ!)」
蓮はその速さを活かして弾幕の間を通ってゆき…
得意の剣撃をかました………が
フラン「その程度なの?まだまだあるよね!」
そう言って、俺を吹き飛ばし、そのまま持っていた赤い剣?で仕掛けてきたのであった。
吹き飛ばされて間もなくだったので、防御の態勢も取れずにいた俺は死を覚悟したその瞬間、俺の頭に何かが語ってきた。
???「悔しいか?このまま死ぬことが悔しいか?」
蓮「誰だお前は!」
???「我はお前の風の力を司る者よ。蓮よ、力が欲しいか?断ち切る為の力が欲しいか?」
蓮「俺は……誰にも負けないような力が欲しい!」
???「何故だ?」
蓮「みんなを護るためだ!もう誰も傷つけさせない為の力をくれ!」
???「よかろう!貴様の覚悟はしかと受け取った!我の教えられる最強の力、そして技を!貴様にくれてやろう!」
そうして戻ったとき、風の力は増幅し、フランの襲撃後の攻撃も見切ることが出来た。
蓮「おっと危ない!」
強化された風の力により回避し、その隙に仕掛けた。
フラン「くっ…」
フランは防御態勢に入っていたものの、そのまま剣撃を仕掛けていく。そしてガードが剥がれた一瞬を狙って、
蓮「邪気…一閃!」
風の能力最強の技をフランに当てたのであった。
フランはそのまま倒れた。そして異変を聞いたレミリアやパチュリー、咲夜が部屋に入ってきた。そこで見た光景は
蓮「大丈夫か?フラン。」
フラン「何で私を心配してくれるの?」
蓮「少し力が入りすぎた気がしたからね。あとは下手に傷つけていたら嫌だったから。」
フラン「あなたのような人間は初めてよ。みんな私を怖がって逃げてしまったり、弱すぎて壊れてしまったりだったんだもの。」
蓮「君のような子を怖がることはできないかな。」
フラン「ありがとう…うわぁぁぁぁぁぁん!」
何故かはわからないがフランは泣き出してしまった。そしたら咲夜さんが、
咲夜「今日はもう休んで。話すことも沢山あるでしょうけどそれは明日にしましょう。」
蓮は極度の疲れから「わかった、おやすみ…」としか言えなかった。
今回も読んでいただきありがとうございました!早めに投稿すると言っておいて二ヶ月ほどたってしまいました…申し訳ありません…
これからも不定期で投稿していくので、これからもよろしくお願いします!