東方二世界紀行録 〜蓮の幻想郷&高校生活記録〜   作:白霊 妖夢

6 / 6
第六話です!遅くなってすみません…
とりあえずどうぞ!


第六話 地下にて出会う、狂気の少女

???「貴方は誰?私の新しい玩具?」

 

 

謎の少女から唐突にこんなことを言われて、どう返せば良いのか困ったがとりあえず普通に返すことにした。

 

 

蓮「俺は灰原 蓮。君の玩具ではないよ。君の名前は?」

 

 

???「私はフランドール・スカーレット、フランでいいよ。あと貴方はここから出られることはないよ。何故なら…」

 

 

蓮「何故なら…?」

 

 

フラン「貴方はもうコンティニュー出来ないからさ!」

 

 

そう言ってフランは、炎の剣?を取り出し襲ってきた!

 

 

咄嗟に俺も持ち合わせていた剣を取り出し防御したものの、フランの力の強さからどうしても押されてしまう!

このままでは突破できないと判断したのか一旦下がったものの、ここからどう戦っていけば勝てるかの想像がつかない。そのせいかどうしても防戦一方になってしまう。

 

 

 

蓮「(どう戦っていけばフランに勝てる!?力では絶対勝てないし速さを活かしてもきっと見切られてしまう!どう戦えば勝てるんだ!考えろ、俺!)」

 

 

そうして蓮が必死で倒す方法を考えていた頃、地下の異変に気付いた人物がいた。

 

 

そう、図書館の主、パチュリー・ノーレッジである。

 

 

パチュリー「(急に地下の魔力が強まった!?まずい!レミィと一緒に止めないと!)」

 

 

そう思い、パチュリーはレミリアの元へ向かうことにした…

 

 

パチュリーがレミリアの元へ向かっていることも知らずに蓮は、ただひたすらフランの攻撃に耐えつつ好機を待っていた。

 

 

フラン「あはは!蓮って強いね!これは耐えられるかな?」

 

 

そう言ってフランが出したものは…

 

 

禁忌「レーヴァテイン」

 

 

 

スペルカードであった。

 

 

蓮「!?(スペルカードだと!?だとするとまずい!)」

 

 

蓮の予想通り、そのスペルカードの弾幕は強烈なものだった。

 

 

まだ避けることの可能なものだったから良かったものの、

避けられないようなものだったら、俺はもう死んでいたことだろう。

 

そしてスペルカード放っているフランには、一瞬だったが攻撃のチャンスがあった。蓮はそこを逃さなかった。

 

 

蓮「(そこだっ!)」

 

 

蓮はその速さを活かして弾幕の間を通ってゆき…

得意の剣撃をかました………が

 

 

フラン「その程度なの?まだまだあるよね!」

 

 

そう言って、俺を吹き飛ばし、そのまま持っていた赤い剣?で仕掛けてきたのであった。

吹き飛ばされて間もなくだったので、防御の態勢も取れずにいた俺は死を覚悟したその瞬間、俺の頭に何かが語ってきた。

 

 

???「悔しいか?このまま死ぬことが悔しいか?」

 

 

蓮「誰だお前は!」

 

 

???「我はお前の風の力を司る者よ。蓮よ、力が欲しいか?断ち切る為の力が欲しいか?」

 

 

蓮「俺は……誰にも負けないような力が欲しい!」

 

 

???「何故だ?」

 

 

蓮「みんなを護るためだ!もう誰も傷つけさせない為の力をくれ!」

 

 

???「よかろう!貴様の覚悟はしかと受け取った!我の教えられる最強の力、そして技を!貴様にくれてやろう!」

 

 

そうして戻ったとき、風の力は増幅し、フランの襲撃後の攻撃も見切ることが出来た。

 

 

蓮「おっと危ない!」

 

 

強化された風の力により回避し、その隙に仕掛けた。

 

 

フラン「くっ…」

 

 

フランは防御態勢に入っていたものの、そのまま剣撃を仕掛けていく。そしてガードが剥がれた一瞬を狙って、

 

 

蓮「邪気…一閃!」

 

 

風の能力最強の技をフランに当てたのであった。

 

 

フランはそのまま倒れた。そして異変を聞いたレミリアやパチュリー、咲夜が部屋に入ってきた。そこで見た光景は

 

 

蓮「大丈夫か?フラン。」

 

 

フラン「何で私を心配してくれるの?」

 

 

蓮「少し力が入りすぎた気がしたからね。あとは下手に傷つけていたら嫌だったから。」

 

 

フラン「あなたのような人間は初めてよ。みんな私を怖がって逃げてしまったり、弱すぎて壊れてしまったりだったんだもの。」

 

 

蓮「君のような子を怖がることはできないかな。」

 

 

フラン「ありがとう…うわぁぁぁぁぁぁん!」

 

 

何故かはわからないがフランは泣き出してしまった。そしたら咲夜さんが、

 

 

咲夜「今日はもう休んで。話すことも沢山あるでしょうけどそれは明日にしましょう。」

 

 

蓮は極度の疲れから「わかった、おやすみ…」としか言えなかった。




今回も読んでいただきありがとうございました!早めに投稿すると言っておいて二ヶ月ほどたってしまいました…申し訳ありません…
これからも不定期で投稿していくので、これからもよろしくお願いします!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。