獣電戦隊キョウリュウジャーMAGI・DE・カーニバル!?   作:ゼルガー

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BRAVE05「選ばれし勇者?誕生、キョウリュウレッド!」⑤

 

 

 

~氷結城~

 

 

 

氷結城。それは、デーボス軍の本拠地でもあり、デーボス本体でもある。

 

億千年前、獣電竜との戦いに相討ちで敗れたデーボスは、己の感情を封じられ、眠りについた。

 

その名の通り、感情と氷結させられたのだ。

 

そして、デーボスに必要なのは、絶滅対象のあらゆる感情である。億千年前も、カオスたが集めた恐竜達の感情を得て、絶滅させたのだ。

 

デーボス軍の目的は、人類の絶滅であるが、最優先とされるのは、デーボスに人間の感情を与え、眠りから覚まさせることなのだ。

 

さて、そんなデーボス軍はと言うと

 

 

 

「できましたよ、カオス様」

 

「おお、でかしたぞラッキューロよ!」

 

「はい、イメージするのに苦労したっすけど・・・・・これが僕の最高傑作!」

 

 

 

 

どうやらカオスはラッキューロにデーボモンスターを作らせていたようだ。

 

しかし、何故デーボヒョウガッキがいるのにも関わらず?その理由は・・・・・

 

 

 

「ビビビ・・・・・私は、デーボテレビジョンだビ。どんな遠くの映像も生中継でお届けするビ」

 

「このモンスターを使えば、デーボヒョーガッキが暴れてる状況を、デーボテレビジョンの念写能力で生中継できるッス!つまり、ハーミッ○パープルっす!」

 

「うむ。このモンスターが入れば、態々能力を使わずに楽に見れるな。歳の所為か、最近遠視は疲れるのでな」

 

「しかも、大型のテレビに接続すれば、大画面で観れるっす!更に、全チャンネルにビデオにインターネットにゲームもできる超万能モンスターっす!」

 

「流石は、楽しみの密偵。楽をするためなら全力を出せる奴だ」

 

 

そんな光景を、ミコトとドゴルドは、頭を抱えて溜め息を付いた

 

 

「何が、カオスの旦那をあんな風に変えちまったんだ・・・・・腹ただしい」

 

「同感だ。俺をスカウトした時のカオス様は、あんなんじゃ無かったぞ。つか、何でテレビ」

 

「え?いいじゃん。俺様も、宝石番組って奴を見たいし~?染みるわ~」

 

「私も、この韓流ドラマに興味あるもの~♪」

 

「「現代に馴染みすぎじゃねーかお前ら!?・・・・・頭が痛いぜ」」

 

 

 

 

二人は、いずれ未来に生まれる予定の幹部の口癖を思わずつぶやいてしまうのだった。

 

 

 

 

「所でラッキューロ」

 

「はい」

 

「デーボヒョーガッキーはどこに行った?先程から姿が見えぬのだが?」

 

「え?あれ?」

 

 

 

彼らは結局最後まで気がつかなかった。

 

散々スルーされたデーボヒョーガッキは、涙を流しながらやけくそで麻帆良の地に向かったことを。

 

 

「まあいい。後でデーボテレビジョンに念写させるとしよう。だが今は」

 

「ネット環境を整えておくっッスよ~。これで人間達のことも一発で調べられるッス。いや~、現代社会は楽でいいっすね~」

 

「全くだ。ハッハッハッ!」

 

 

そんなカオスを尻目に、ミコトとドゴルドは目頭を抑えていた。

 

 

「デーボス軍の未来が心配だ」

 

「俺達が・・・・俺達が何とかしないと」

 

 

頑張れドゴルド、ミコト。デーボス軍の未来は君達に掛かっている!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~麻帆良学園住宅街~

 

 

 

「畜生!馬鹿にしやがって、馬鹿にしやがってーーーーーー!!!」

 

 

デーボヒョーガッキはキれていた。折角、太古の時代から蘇ったのに、後輩であり上司である幹部達やカオスにスルーされ続けたのだ。

 

 

「仲良し三人組であるあの二人なら、優しくしてくれるのにーーー!ツラランチャーーーー!!!」

 

 

もはや八つ当たり同然の勢いで街に攻撃していくヒョーガッキ。その光景に部下であるゾーリ魔達は、思いきり引いていた。ああ、何で着いて来ちゃったんだろうと後悔していた。

 

逃げ惑う人々に攻撃を繰り返していくヒョーガッキに対して、麻帆良学園の魔法使いは何もできなかった。

 

その理由は、魔法秘匿のせいである。彼らは魔法を一般人の前で使えないのだ。

 

次々と犠牲になっていく人々を黙ってみることしか出来ないのだ。

 

そんな中、遂に我慢できずに飛び出そうとする者がいた。

 

 

「止めるな、龍宮!もう許せん、あの外道ども!」

 

「行くな刹那!学園長の命令だぞ!」

 

「わかっている!だが、これ以上見ていろと言うのか!」

 

「気持ちは分かる!だが、勝手な行動はするなと言ってるんだ!一人の身勝手な行動が、更に大きな悲劇を産むんだぞ!」

 

「っく、ならどうしろと・・・・・」

 

 

中学生の制服を来た二人の少女。龍宮真名と桜崎刹那。

 

彼女達は前線でヒョーガッキの破壊行動を目の当たりにし、ただ見てることしか出来ない自分たちの不甲斐なさに悔しがっていた。

 

もし、自分達に秘匿の義務さえなければ・・・・・・と。

 

 

(あの人なら・・・・・・・もし、あの人がこの場にいたならどうしただろう?飛び出す?それともじっとしている?教えてください・・・・・・ミコトさん)

 

 

刹那は握りこぶしを作りながら、自分の首に掛けていたペンダントを強く握り締めた。

 

その時だった

 

 

 

「「ギャオオオオオオオス!!!」」

 

 

赤と青の恐竜。ガブティラとトバスピノが現れたのは

 

 

 

「きょ、恐竜!?」

 

「な、何だアレは!?敵なのか?!」

 

 

二人は驚いた。巨大な恐竜が目の前に現れたから。

 

 

 

「何っ!?獣電竜だと!?」

 

 

突然現れた獣電竜達にヒョーガッキは驚いた。まさか、二体同時に現れるとは思ってなかったからだ。だが。

 

 

「見た感じ、獣電地を装填してないようだな!ならば、この俺の敵ではない!喰らえ!!」

 

 

ヒョーガッキは両手から冷気を放ち、力が出せない二体を凍漬けにしてしまった。

 

 

「トドメを刺してくれるわ!《ドンドンドン!》ガッ!?」

 

 

トドメを刺そうとツラランチャーを放とうとするが、その横から銃撃を放たれ、中断させられたのだ。

 

 

「させるかよ、俺の相棒に手を出すんじゃねーよ」

 

 

撃ったのは、ガブリボルバーを構えたダイゴとネギだった。二人はスグに凍り漬けにされた二体の傍に向かった

 

 

「無茶するんじゃねーよガブティラ、トバスピノ!」

 

「グルル・・・・・」

 

「そうだよ。幾ら僕達を戦わせたくないからって、無理しすぎ!」

 

「ぐ、グルッ!?」

 

 

なんでバレてるのと驚くトバスピノ。

 

 

「わかるよ。だって、僕達はもう、相棒だよ!」

 

「だな。おいガブティラ!俺達はお前らに勝った人間だぞ!舐めるんじゃねーよ」

 

「僕達は強い!だから、一緒に戦おう!」

 

 

二人の強い眼差しと、熱いブレイブを感じとったガブティラとトバスピノは、お互いに頷きあい、口から光を放ち、二人のガブリボルバーに当てた。

 

すると、ガブリボルバーは真っ白だった状態から、黄色と黒の塗装がされた銃に変化したのだ。

 

 

「これがガブリボルバーの本当の姿か・・・・認めてくれたんだな、ガブティラ!」

 

「ありがとう、トバスピノ!」

 

「ギャアアアアアアス!!!」

 

 

そんな光景を、トリンが暖かい目で見守っていた。

 

 

「認めたのだな、ガブティラ、トバスピノ。これで、これで6人の戦士が揃った!受け取れ、二人共!」

 

「「トリン!」」

 

 

トリンは投げた。3本の赤い獣電地と3本の紺の獣電地を。

 

受け取った二人は、ガブリボルバーの口を開き、獣電地を一本装填した。

 

 

《ガブリンチョ!ガブティ~ラ!》

 

《ガブリンチョ!トバスピ~ノ!》

 

 

 

「さあ、今こそキョウリュウチェンジするのだ!」

 

「おう!行くぜ、ネギ!」

 

「うん、キング!」

 

「「キョウリュウチェンジ!!」」

 

 

二人は叫ぶと同時にリボルバーを回転させると、サンバの用なリズミカルなメロディが鳴り響いた。

 

するとどうだろう。二人の足は勝手に動き出し、華麗なステップを刻み始めた。

 

だが、二人は戸惑わない。まるで最初から知っているかのように踊りだし、クルッと一回転すると、獣を上空に向け、引き金を引いた。

 

 

「「ファイア!!!」」

 

 

銃口からそれぞれ、ガブティラとトバスピノの頭部が現れ、二人の体を一周すると、大きな口を開いて、体に噛み付き、服が変化する。

 

そして、最後に顔に噛み付くと、恐竜の顔を模した仮面に変化した。

 

その姿こそ、人と恐竜が一つになった、史上最強の戦士の姿。

 

トリンは喜びをあらわにした。長年の夢が遂にかなった瞬間なのだ。

 

 

「遂に誕生したぞ。最後の恐竜の戦士たちが・・・・・。牙の勇者キョウリュウレッド。そして、戦慄の勇者キョウリュウネイビーが!」

 

 

「スッゲー、力が溢れてくるぜ!」

 

「うん。体の奥底から、凄い何かが湧いてくるよ!」

 

「おっしゃー、行くぜ!」

 

「うん!」

 

 

 

そんな光景を、刹那と真名は目を大きくして驚いていた。

 

 

「彼らは一体・・・・・味方なのか?」

 

「だが、魔法関係者では無いな・・・・・今は彼らに頼るしかないな」

 

「・・・・・・・くそ、私にも彼らのように戦えれば。組織に属している自分が情けない」

 

「刹那・・・・・・」

 

 

 




ども、ゼルガーです

連続投稿です。いや、混沌なデーボス軍を書くのが楽しすぎて困りますwww

目指せ悪の組織(笑)フ○シャイムのようなデーボス軍。


今回、オリジナルデーボモンスターであるデーボテレビジョンを登場させました。しかし、彼は戦闘要員ではなく、氷結城にて外の状況を映像化するだけの家電モンスターです。

いずれ、オリジナルデーボモンスタを募集するかもしれません。話数が多くなりそうなので。


ではまた。
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