戦乙女が放浪する話   作:猫を乗っけた青髪の女

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戦乙女の巨人狩り

私はあの森を離れた後、近くの村へと向かった。

村には数軒の建物や畑があり、道の端で人が寝転がっているのが見える。

だが少し様子がおかしい、その人はかなり痩せこけていて息も絶え絶えしている。私は気になり、近づく。

彼に近づくと私の存在に気づいたのか。私の方に這いずり寄り足にしがみつき掠れた声で、

 

「たす..てけ...くれ..!

村が巨人どもに襲われて...それで皆んなぁ...ッ!」

 

助けを懇願している。

きっと3日間ぐらいはまともに食事をしていないように見える。

私の姿すらぼやけて見えているのだろう。

だが、どんな形でも助けも求められたのだ、ならば応じる他ない。

 

「あぁ、任せてくれ。

私が仇を取ってやろう。」

 

私がそういうと彼は安心したように静かに瞼を閉じた。

 

さて、辺りを見渡し使えそうなものがないか確認してみる。

今の私には神様からもらった武器はあるがどうにも手に馴染まない。

もっと重量があるものがいい。欲を言えば斧があった方が嬉しい。

そんなことを考えながら崩れた建物から使えそうな武器を探して

 

いい感じの重さの槍を見つけた。

他にも軽いが投擲物に使えそうな手斧も見つけることが出来た。

これだけあれば余程の敵でない限り戦えるだろう。

あとは軽くルーン魔術で施して簡単には壊れないようにもした。

 

下準備は終わった、あとはここを襲った巨人どもを倒すだけだ。

奴らが通った形跡をたどりながら歩いた。

 

 

森をしばらく進んでいくと、周囲の空気が重くなり血生臭い匂いも漂ってきた。

もうすぐ巨人の集落に着く。

 

私はすぐさま身を隠し周囲を見て巨人を探す。

そして巨人の集落を見つけることが出来た。

数は四人くらいで、どうやら飯を食っている最中のようだ。

手に持っているものを食らっている。

巨人の周辺には何かの肉片で散らばっていた。

 

幸い武器などは近くにはない、

ならば奇襲仕掛けたらいけると確信し、

私から1番近い巨人Aを照準、狙うは相手の頸。

殺気を殺し槍を構え、魔力を一気に放出し、

音を置き去り、相手の首跳ね飛ばした。

 

 

刹那の出来事、巨人たちはあまりのことで情報を飲み込めず一瞬膠着してしまう。

私はすぐさま次のターゲットを定める。5メートル先の巨人Bに睨みをつける。

 

木を足場に着地、次は頭部を狙う。

飛び込み巨人Bの頭は破裂した。

あと二体

私が地面に着地したところでようやく巨人たちは襲われていることを理解し、

「Aaaaaa!!! 」

雄叫びをあげる。

今更気づいたところでもう遅い、私は手斧を眼球めがけ投げつける。

斧は見事命中し巨人Cは目を抑え、

「Gaaaa!!!」

と悲痛な声を荒げる。

 

 

もう一方をやろうみやると私を叩き潰そうと既に腕を振り下ろしている。

だが全て手遅れであり、私は巨人Dの腕を槍で両断し腕を跳ね飛ばした。

その影響か、槍は限界を迎え粉々に散ってしまった。

 

仕方ないのでこのまま素手で構えなおし、巨人Dの足元まで詰め寄り足を両手で掴む。

流石に巨人、図体がでかいからめっちゃ重い。

 

生半可な力では持ち上がらない。

そう思い私はさらに力込めると巨人Dの足のほねがメキメキと嫌な音をたてて持ち上がった。

巨人Dは腕と足に強烈な痛みで倒れてしまう。

単なる偶然だが、私にとっては好都合な場面だ。

巨人Cが近くの木を折り武器にし、戦闘態勢に移っていた。

 

無理に近づくと返り討ちに遭うだろう。

だけど私には関係ない。

なんてったって私の手には大きな棍棒があるのだから。

巨人Dを力一杯振り回し始め、私を中心に風が巻き起こりゴウゴウとなり始め、竜巻が出来上がる。

周りの木々が竜巻によって薙ぎ倒され、巻き上がっていく。

 

巨人Cも近くにいるのでタダでは済まない。

巻き上がった木が何本も巨人Cめがけ落ちて来た。

 

あまりの出来事に巨人も一二本当たってしまう。

急所には当たってないものの相当効いているはずだ、

私はもう生きているかわからない巨人Dを巨人Cに投げた。

ぶん回した分勢いよく飛び巨人Dのお腹を突き破った。

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