東方能力伝 〜更新停止中〜   作:時炎

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今回は時間が飛んで人妖大戦の前になります。

それでは本編へどうぞ。


第8話 優弥の意思

親睦会から、五年ぐらい過ぎたある日。

 

「しかし、時が経つのは早いな」

「えぇ」

 

優弥は永琳と会話をしながら五年間について思い出していた。

 

(訓練はなんか訓練という感じじゃなかったし、永琳と同居していることから、付き合っているとか言われるし、都市内が安全過ぎて緊急事態にはならないからな)

 

ちなみに優弥はこの五年間で霊力の使い方がかなり上達した。

 

「優弥。少しいいかしら?」

「ん?なんだ永琳」

「実はね一週間後に月に移住するという話になってね」

「どうしてだ?」

「理由は穢れで死んでしまうこと恐れている上の人達が穢れの無い月に移住しようと言い出してね」

「それでか。んで月に行く方法は?」

「ロケットよ。ロケットは今作っているからそれが全て完成するのが一週間後よ」

「そうか」

「いきなりだったけど移住する為の準備をしていてね」

「あぁ、分かった」

 

優弥は返事をして家を出た。

 

「さてと、爺さんと会話は出来るかな?」

 

そう呟き、新たに能力を創った。

 

交信する程度の能力

 

「よし、それじゃあ試すか。爺さん聞こえるか?」

『ん?誰じゃ?』

「優弥だ」

『おぉ、久し振りじゃの優弥』

「そんな事よりも、俺の今の状況を知っているか?」

『あぁ、知っとるぞ。それがどうした?』

「俺は月に移住してもいいのか?」

『それはお主の自由じゃが、儂はその世界については知っておるから言うけれども、月に行く前に妖怪がそれをさせない様にロケットを襲ってくるぞ』

「ッ‼︎それは本当か‼︎?」

『本当じゃぞ』

「ありがとな、爺さん」

『うむ、それではまたの優弥』

 

優弥は神様との交信を終えてこれからの事について考えていた。

 

(どうする?妖怪が来るということは、誰かが犠牲にならなければならない。俺なら能力で死なない様にすれば月には行かなくてもいいから、ロケットを守れるがその場合は永琳や先輩達とは別れなければならない)

 

優弥は家に帰るまでの間ずっと考えていた。

 

そして一週間後、

 

「遂にこの日がやって来たな」

「えぇ」

 

優弥と永琳はロケットの前に立ちながら言った。

 

「私はこのロケットで優弥は向こうにあるロケットに乗って行くのよ」

「分かってるよ」

「それじゃあまた月で会いましょう」

「あ、あぁ」

 

永琳はロケットに乗り込んでしまった。

 

「はぁ、まずいなまだこれからの事について決めていないのに」

 

優弥は自分が乗るロケットの前まで移動しながら呟いた。

 

「お、優弥じゃねぇか」

「優弥君、早く早く」

「二人ともはしゃいじゃって」

「そういう彩音ちゃんも楽しみにしているでしょ」

「まぁ、そうね」

「ははは、先輩達も楽しみなんですね」

「「「おう(えぇ)(うん)」」」

 

伸二以外の三人は優弥の問いに返事をして話し合い始めた。だか、伸二は優弥の様子がいつもと違う事に気付いて、優弥に話し掛けた。

 

「どうしたの?優弥君」

「隊長、なんでもないですよ」

「嘘でしょ?大丈夫、皆には内緒にしてあげるから」

「でも」

「僕は君が心配だから聞いているんだよ。部下としてじゃなく、君個人のしてだから。話してくれる?」

「…分かりました。それじゃあ話します」

 

優弥は伸二にこれからの事、自分はどうしたらいいのかということを伸二に打ち明けた。

 

「うん、君の悩みは分かったけど君はどうしたいの?」

「それは、この都市の人達を助けたいに決まってます」

「それなら、この部隊全員で守ればいいじゃないか?」

「それじゃあ、先輩達がロケットに乗れなくなってしまうかもしれないので俺一人で守りたいと思ってるんです」

「君の答えがそれなら、それを実行すればいいじゃないか」

「え?」

「君が決めた答えなんだ。僕がその答えを変える訳にはいかない。だから君のやりたい様にすればいい」

「隊長」

「ただ、約束して欲しい。必ずまた会うと約束して」

「分かりました。それじゃあ、伝言を預かってもらえますか?」

「いいよ」

「永琳に『俺は行けなくなった。だけど、また会えるから、その日まで待ってて欲しい』と」

「分かったよ」

 

そして伸二は三人を連れてロケットの中に入り始めた。すると「妖怪が接近中」と放送が入った。

 

「なんだって?」

 

と、ロケットに乗っていた人達は慌て出した。その間に優弥は妖怪の方へ走り去って行った。

 

「優弥!?隊長、どうするんですか!?」

 

空は伸二に聞いた。

 

「優弥君に任せよう」

「何言ってるですか!?俺達も戦えば効率がいいに決まってる」

「これは優弥君の意思だよ」

「どういうことですか!?」

「優弥君は命懸けで都市の人達を救おうとしているんだ。その意思を無駄には出来ない」

「でも」

「いいから乗るんだ!」

 

伸二の気迫に驚き、空達はロケットの中に乗り込んだ。

 

「優弥君。死なないでくれ」

 

伸二は呟きロケットに乗った。




どうも、作者です。

「優弥だ。俺って死ぬのか?」

そんな訳ないでしょ。

「いや、だって明らかな死亡フラグが立ってるじゃないか?」

フラグはへし折るものですよ。

「そうか」

次回は優弥君一人に対して妖怪の大群が戦うので、優弥君のチートっぷりが出ますよ。

「それじゃあ締めるぞ」

えぇ、次回も

「「ゆっくりしていってね」」
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