それでは本編をどうぞ。
優弥と白は優弥が目指している村へと歩き始めていた。
「ところでさ、白は何で人間を助けたんだ?」
「何でそんな事を聞くんですか?」
優弥は一度歩くのを止めて白を見ながら言った。
「だってさ、白は妖怪だろ?妖怪は人間を襲うのが本能じゃないのか?」
「そ、それは」
「正直に話してくれないか?これから一緒に旅をする仲間じゃないか」
白は一度俯くと小さな声で「…そうだね」と呟くと顔をあげ、
「分かりました。優弥さんに話します」
と、言った。
「何で妖怪なのに人間を助けたのかは、私は元々は妖怪ではなくて、犬だったんです」
「えっ!意外だな!」
「妖怪になった理由は間違って妖怪の死体の肉を食べてしまって妖力が身に付いてしまって段々と妖怪に近くなっていきました」
優弥は白が妖怪の理由が分かったが、まだ人間を助けた理由が分からない為、続けてと言った。
「何で人間を助けたのかは、私がまだ犬だった時に助けた人間が私の主人だったからです」
「そうか。つまり白は元主人だけど、その人間が目の前で妖怪に喰われる姿を見たく無かったから助けたって訳だな」
「そうです。私はもうあの人の所に二度と戻れないのに、私の事をずっと探してくれていて、それで妖怪に襲われていたので恩返しのつもりで助けたんです」
「優しいんだな、白は」
「……///あ、ありがとうございます」
白は顔を赤くして照れているが、優弥はそれに気付いていない。
「さぁ、旅を続けようか」
「は、はい」
二人は再び歩き始めた。
「さてと、やっと次の村に着いたな」
「あ、あの?」
「ん?どうしたんだ?白」
「私妖怪なんですけど、入っても大丈夫なんですか?」
「その事なんたけどさ、白って妖力を抑える事が出来る?」
「?一応出来ますが」
「なら大丈夫だ。妖力をなるべく抑えておいてくれ」
「分かりました」
白が、妖力を抑えた後、二人は村にある門番の元へと歩き出した。
「貴様ら、何者だ!?」
「旅の者なんだが、中に入れては貰えないだろうか?」
「ふむ、いいだろう。中に入れ」
二人は門番を通り過ぎて村へと入った。
「すごい賑やかだね」
「あぁ、こんなに賑やかなのは初めてだ」
二人が村の中央まで来ると、そこには沢山の人がいてその風景に驚いていた。
「さて、泊まる場所を探さないとな」
「そうですね。それじゃあ私は向こうを見てくるね」
「頼むぞ」
二人は別行動を取ることにした。優弥は村の中の情報が知りたい為、近くに居た人に話しかけた。
「すみません」
「はい、何でしょうか?」
「この村に宿ってありますか?」
「ありますよ」
「何処にあるんですか?」
「直ぐそこに曲り角がますよね?そこを曲がり、少し進むと見えますよ」
「ありがとうございます」
優弥は案内された通りに進むと、宿があった。
「よし、後は白を連れてこればいいな」
優弥は白を探しに村の中央に向かっていると、村人の立ち話が聞こえてきた。
「ねぇ、聖徳太子様の事だけどさ、何であんな人達を側に置いているの?」
「私にも分からないわよ」
「そうよね、確か物部だったかしら、また寺を焼いたらしいわよね」
「もう、酷すぎよね」
「そうよね」
「(…少し興味が湧いたな)」
優弥は聞いていた話について考えをしていた為、前から歩いていた人に気付かずにぶつかってしまった。
「あ!」
「おっと!」
「「すみません、大丈夫ですか?」」
「ん?何だ白だったのか」
「優弥君だったんだ。よかった」
「ちょうどよかった。集めた情報をお互いに話そうか」
「うん」
二人は近くにあった団子屋で団子を食べながら情報を話していった。
「そうか、白も俺と同じ場所の宿に案内されたんだ」
「そうだよ。私はこれだけしか情報が集まらなかったから、優弥君は他には無いの?」
「俺はさっき聞いた話なんだが、ここに聖徳太子って言う人がいて、その人の側近の人が問題を起こしていて、村の人に不思議がられているから、気になったって言うのだけだな後は」
「う〜ん、私もちょっと気になるかな」
「だから明日にでもその聖徳太子って言う人の所に行ってみようかなと思っているんだ」
「私も行っていい?」
「いいぞ」
「ありがとう、優弥君」
二人は団子を食べ終わり、案内された宿に向かって行った。
どうも作者です。
優「優弥だ」
冷「冷弥だ。前回とは違って遅い投稿だな」
すみません。少しばかりリアルの事情が忙しくて、なかなか小説を書く事が出来ませんでした。
優「そうか」
冷「そんな事より、本文中で一度も白の容姿を説明していないんだが?」
すみません。今から少し説明をしたいと思います。
見た目ですが髪型は犬走椛とほとんど同じで、服装は着物に近いんですが、身軽で直ぐに動きやすいタイプの物です。
優「しっかりしろよ?お前の文才がない小説でも、読んでくれている人がいるんだからな」
はい、次回からはこんな事にならない様にしたいと思います。
冷「それじぁ、ここで締めるか」
はい。それでは次回も
「「「ゆっくりしていってね」」」