死にたくないので自分達だけの第三勢力作りました。 作:鬼獣八紅
「ここか」
会議から数日たった夏休み初日、俺はセレネと元花を連れて伊吹山の麓に来ていた。
「それでは案内を開始します」
「よろしく頼む」
セレネの案内で白髪の人が最後に映った洞窟の前まで移動する。ワープゲートで直接いかなかった理由は、もし本当に人工衛星が白髪の人に破壊されたとしたらこちらの存在がばれていることになる。そうなったら出待ちされている可能性もあるためこうして徒歩で移動している。
五分後…
「ここですね」
「そうか、本当にここか?」
セレネに案内された場所に来たはいいが、人工衛星で映った洞窟が無かった。
「場所はあってるんだよな?」
「はい」
「少し調べるか、
『ドゴッ』
何だこの大蛇、いつの間に地中にいやがった。何とかは回避が間に合ったけど気づかなかったら丸呑みにされてたな。
「ち、お頭すいません!外しました!」
「大丈夫だオロチ、既に包囲している」
誰の声だ、というか包囲?
「レイヴンさん、周りに人が!」
周りに確かにいるな。いつの間に包囲された?
「てか人は人でも怪人じゃねえか!」
周りにいるのはさっきの大蛇の他にオーク、ドラゴニュート、ハーピィ、エルフ、ダークエルフ、ゴーレム、オオカミ男、河童、天狗、九尾の狐、八尺様、口裂け女だ。
そして…。
「お前がリーダーか、白髪の鬼?」
「ああ、そちらこそ、人工衛星でこちらを見ていた組織のリーダーか、ペストマスク野郎?」
白髪で額に二本の角が生えた鬼。身長は…150くらいか?人工衛星で見た時に角に気づかなかっのは、角の色が木の葉に似ていて見落としたのだろう。
「そうだ、それと俺の名前はペストマスク野郎じゃなくてレイヴンって「おいおい嘘つくなよ」…何のことかな?」
「鬼の特性で、俺は嘘がある程度わかるんだよ。レイヴンって名前は偽名だろ」
なるほどね…嘘かどうかわかるのか。
「そうだよ、本当の名前は黒榊優真だ」
「そうかい、それで、優真の目的は何だい?」
「その前に確認だ、その嘘がわかるってことは必然的に相手が本当の事を言ってるかわかるって認識でいいんだよな?」
「ほぼほぼあってる、相手が言っている事が嘘じゃなければ本当の事だしな」
良かった、それならこの囲まれた状況も何とかなるな。
「それじゃあ言うぞ、8月11日にここが魔法少女達に襲撃される情報を手に入れた、そこで俺たちはあんたらと同盟を組みたい。本日来た目的は以上だ」
「…!」
囲んでる怪人たちが動揺してるな。
「か、頭!あいつらが言っていることは本当か?!」
「…本当だ、この話は無視できねぇ。優真、あんたらには話を聞かないといけないみたいだ、安全面の関係で拘束はさせてもらうがついて来てくれるか?」
「安全が保証されるなら文句はないよ」
取り敢えずこの囲まれた状況から交渉できる状況まで行けそうだな。
「そうえば、あんたの名前聞いてなかったな。あんたの名前は?」
「俺?俺は二代目酒天童子、